新米ゴブリンのヴァナ・ディール紀行「今度はアサルトが相手です編」 A (Still) Little Goblin’s Adventure : Treasures of 「(いまだに)新米ゴブリンのヴァナ・ディール紀行: (*)Assault Me Baby, One More Time 「Hit Me Baby One More Time」という「あの人はいま」的な番組名からのパロディー? −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 原文:(管) *修正中 **正確なものは「りかぴ」さんのを見てください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■JP よぅ。またまた会ったな。アルザビからファブリニクスがお送りしているぞ。 こないだはビシージでひどい目に遭ったな。今日は気を取り直して、しっかりとお伝えするぞ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN Hey everybody! Has it been a year already? No? Whatever. You all remember how I kicked some serious Mamool butt back during Besieged? Well, the Fab is back and ready for more! Yeah! I’ll slice up the first beast that comes my way! よぉみんな!もう1年経っちゃった?経ってない?まいいや。 俺がビシージで、あのヤバイやつらのケツを蹴っ飛ばしたのを覚えてるか? そう、そっから戻ってきて、次への準備は完璧だぜ! イエェア!次に出くわしたヤツはスライスしてやるぜ! ■JP で、今日は何をするんだっけ?うーんうーん。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN And while I’m waiting, I’ll check out some more of this fine bricksmanship! Wait! Here comes somebody now! そんで待ってる間、レンガの巧みの技をチェックしてるわけだ! 待て!来たぞ! ■JP マンドラゴラ「ひどいよファブ!せっかくこのコーナーが限定復活したのにボクのことは完全無視なんて!」 あー、そうだ。忘れてたぞ。今日はアルザビ風マンドラゴラ炒めの作り方を紹介するんだったな。 マンドラゴラ「ちちち違うよ!今日はボクたち3人で『アサルト』に挑戦するんだろ!」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN After I besiege this beastman‘s brains out, I can sautee that scrumptious-looking sprout growing from his head. Mmmmmm…fiber... Mandraggy: “Hey! Fabmeister being terrible terrible companions. Why you no tell me that Little Goblin’s Adventure being back for limited times?” “Hey, wait a minute! You’re no scrumptious-looking sprout, you’re that...sprout!” Mandraggy: “No! Mandraggy being Mandraggy! Now go grabbing your daggers and let us be moving. The three of us getting Assault!” コイツをボッコボコにしたあと、この頭から生えてるウマそうなスプラウト(芽)を炒めよう。 うむむむ・・・食物繊維・・・ マンドラ: 「ヘイ!ファブさんはヒドイヒドイやつだ!新米ゴブリンのヴァナ・ディール紀行が限定版で帰ってきたのに 何で教えてくれないのさ?」 ファブ:「おい、待てよ!お前はウマそうなスプラウトじゃないな。お前はたしか・・・・・・スプラウトだ!」 マンドラ: 「違う!マンドラはマンドラだ!さぁダガーを持って移動しよう。「アサルト」しよう!(getting Assault)」 ■JP あさると?おれがマック爺の家のゴミ箱を漁ると、怪しいものがいっぱい出てきたときのことか。 マンドラゴラ「え、怪しいもの?なになに、教えてよ〜」 新型ゴブリン爆弾の設計図とか、ミスムバルポロスの生写真とか、いろいろあったぞ。 マンドラゴラ「み、見たい〜!」 ウソだぞ。そんなことより「3人で挑戦」とはどういうことだ。マンドラゴラの頭の葉っぱを1人としてカウントするのか。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN “No, Sprout. That is the incorrect use of a definite article. The correct grammar would be ‘get some salt.’ You see, salt is a mass noun, like ‘bread’ or ‘water.’ You wouldn’t say, ‘get a water’ now, would you?” Mandraggy: “No... I guessing not... But, why are we getting the salt?” “I don’t know, you brought it up.” Mandraggy: “No, Fab be bringing it up! No... Wait... I be bringing it up! No... The three of us be getting Assault! Look! Final member here!” ファブ: 「違うぞスプラウト。冠詞の使い方が正しくないぞ。正しい文法は「get some salt(塩を得る)」(*)。 「塩」は数えられない名詞だからな。パンとか水みたいに。「get a water」なんて言わないだろ?」 マンドラ:「そうだね・・・。でも、なんで僕ら塩を取りに行くの?」 ファブ:「知らないよ。言いだしっぺはお前だろう。」 マンドラ: 「違うよ!ファブだよ!いや・・・待てよ・・・僕か!・・・そうじゃなくて、3人で「アサルト」しよう! 見て!最後のメンバーだよ!」 (*)getting Assault → get a salt という英語ネタ ■JP ぬぉおおおおおお トンベリキング「わしが今回の主役、トンベリキングである!」 なんだ、こいつか。今日はカエルくんとダイコンくんのおもりか。タイヘンそうだな。 マンドラゴラ「と、トンベリキング様にダイコンくんとは失礼な!」 何か重大な間違いを犯しているぞ、ダイコンくん。 トンベリキング「うぬこそなんだかよく分からん生き物ではないか!」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN Tonberry King: “Zee hero of your story haz arrived! All bow down before zee kink!” “Spiffy hat... Blunt knife... Beady eyes... No pants... Now I remember! You’re the frog that killed Thickshell!” Mandraggy: “Fab! Be watching your mouth! That frog being Tonberry King!” Tonberry King: “You have zee nerve to call me frog!? Have you looked in a mirror lately!?” トンベリキング:「おめぇさんの物語のヒーローがやってきたぞ!皆の集、ワシの前にひれ伏せ!」 ファブ: 「シャレた帽子・・・切れ味の悪いナイフ・・・ギラギラした目・・・ノーパン・・・。 思い出したぞ!お前はカニのヤツを殺したカエルだ!」 マンドラ:「ファブ!言葉遣いに気をつけて!このカエルはトンベリキングさまだよ!」 トンベリキング:「カエルと呼んだな!?最近、おめぇらは鏡を見たことがあるか!?」 ■JP よく分からん生き物とはなんだ。ゴブリンはむか〜しから人気があるんだぞ。 トンベリキング「わ、わしだって怨念洞のエレメンタルには大人気じゃ!」 ホントだな?じゃあこれからそこに行って確認するぞ。 トンベリキング「うぬのレベルでは無理じゃ!まったく生意気を言いおってからに・・・。 風の噂では、うぬは愛する者に逃げられたそうではないか!」 ぐがー、頭にきたぞ。やるか。 マンドラゴラ「またそうやって脱線する!早く進めないと怒られちゃうだろ!」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN “Of course I have. Got to keep cool for the ladies.” Tonberry King: “Hah! I hear zat your number-one lady left you for a smithy vith a nice dirk.” “Hey! Tell me something that smithy has that I don’t!” Tonberry King: “How about Moblina? Heh heh heh!” Mandraggy: “Would you twos be quieting down? Here. Now come reading this pamphlet on Assault.” What is it with these people and their pamphlets? ファブ:「もちろん鏡は持ってるさ。女の子の前でクールにいるためにね。」 トンベリキング: 「ハッ!聞いたぞ、おめぇさんがイッチばん大切にしてた女が、いい短剣を持ったスミシーのとこに行ったってな。」 ファブ:「ヘイ!スミシーのヤツのこと教えてくれよ!」 トンベリキング:「さてはモブリナのことかのう?フェッフェッフェッ!」 マンドラ:「お二方、静かにして頂けませんか?これです、「アサルト」のパンフレットを読んで下さい。」 コイツらと、このパンフレットはなんなんだ? ------------------------------------------------------------- アサルト アサルトとは「急襲作戦」を意味する。敵地に少数の精鋭部隊を送り込み、一気に敵を叩くことを目的とした作戦のことだ。「傭兵」となった冒険者が参加するには、まず公務代理店に行き、作戦リストを見て、自分に合った任務を選ぶことから始まる。作戦を決めたら、次に任務完遂に必要な傭兵仲間を集める。後は、現場に急行して敵地に潜入。さまざまな任務を遂行するのだ。もし、生きて無事に作戦を完遂したならば、皇国より働きに応じた報酬と栄誉が与えられることだろう。 なお、作戦は少数精鋭で遂行することが義務づけられている。その代わり、皇国軍が現場から部外者を排除してくれるので、作戦遂行中は任務に集中することができるはずだ。だが、無論それは他の冒険者からの救援を望めないことをも意味している……油断はできない。 "Assault" means to make a sudden attack on a fortified area. Your goal in Assault is to fight through an enemy stronghold with a small, elite unit of mercenaries. In order to participate, you must first go to the Commissions Agency, where you can view a list of available tasks. Choose any task that interests you, and gather the number of people necessary to finish the operation. Then, enter the enemy's stronghold and complete your tasks. If you manage to complete the Assault and make it back alive, the Empire of Aht Urhgan will reward you with fame and an appropriate reward. Assault can only be undertaken by small, select groups. In exchange, the Imperial Army will evacuate any non-participants so that you can fully concentrate on the operation. On the other hand, no one will be around to help if you find yourself in trouble, so you must always be on guard. ------------------------------------------------------------- ■JP というわけで、公務代理店にやってきたぞ。ここで参加を申し込むんだな。 マンドラゴラ「すみませーん、アサルトやりたいんですがー!」 代理店受付「こちらが受付になりま・・・・って、なんでモンスターがアサルトやるんだ!」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN And this must be the Commissions Agency. Isn’t editing wonderful? Mandraggy: “Excusing me, fine sir. My party liking to join Assault.” Agency Goon: “I’m sorry. All adventurers must be this tall to apply.” そして、コレが公務代理店とやらに違いない。 どうだい、すばらしい編集だろう? マンドラ:「すみません。アサルトに参加したいのですが。」 代理店受付:「すみません。この高さより低い冒険者は参加できません。」 ■JP トンベリキング「ゴチャゴチャぬかさんと参加させいッ!」 代理店受付「ちょ、ちょっと危ないじゃないか!営業妨害する気か!」 トンベリキング「ちょこっと行くだけじゃ!うぬに迷惑はかけん!これあげるから!」 トンベリキングは懐から何か楽しそうな雰囲気を醸し出す小袋を出して受付に渡した。 代理店受付「こ、これは・・・。たいへん失礼しました!是非アサルトにご参加ください!」 なんだ。何を渡したんだ。 トンベリキング「ウフフ。ヒミツ〜」 頭に来るな。 マンドラゴラ「よーし、どのコースにしようかな!」 そうだな。オススメはあるのか。 代理店受付「ではこちらの場所など、いかがでしょう?」 ※代理店では複数コースのアサルトが用意されており、プレイヤーは自分のレベルに合ったものを選ぶことができます。 コースによってエリアや出没するモンスターもさまざまです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN Tonberry King: “Insolence! Zee tip of my crown iz clearly over zee line. See! Now let us in before I give you a taste of zee kink’s justice!” Agency Goon: “Hey! If you don’t put that knife down, I’m going to call my supervisor!” Tonberry King: “Alright, alright. Zere iz no need to be gettink zee antz in zee pantz. Maybe zis message from your Uncle ‘Gil’ vill straighten thinks out, no?” The Tonberry King pulls a small pouch from his pocket. Agency Goon. “Well, wouldn’t you know? We have a spot opening right now. This way, sirs!” “What was in the bag, Kink?” Tonberry King: “Vhat do you think? A message from his Uncle Gil! I knew zere might be trouble, so I had zee old man kidnapped!” Whoa... Mandraggy: “So, what courses should we be taking?” How about the one farthest away from our ransoming royalty? Tonberry King: “Ve require a test fit for a kink! Give us zee most challenging mission, and I, alone, shall complete it record time!” Note: There are various courses offered at the Commissions Agency. We suggest that you select one that is best suited to your current party’s abilities, and not necessarily one fit for a kink. トンベリキング: 「横柄なヤツじゃ!ワシのこの王冠の先っぽは、明らかにこの線を越えているぞ。見ろ! ワシがお前に王の鉄槌を下す前に、参加させい!」 代理店受付:「ちょっと!ナイフを降ろさないと店長呼びますよ!」 トンベリキング: 「分かった、分かった。ならばワシのパンツからアレを出さなくても良いわけじゃな。 おまぇさんの叔父さん・・・「Gil(ギル)」といったか・・・のメッセージが話をカンタンにすると思ったんじゃがな?」 トンベリキングは小さなポーチをポケットから取り出した。 代理店受付: 「やや、そのメッセージ、教えていただけないでしょうか? ちょうど今オープンするところだったのですよ。ささ、皆様こちらのほうへ!」 ファブ:「キング、それには何が入ってるんだ?」 トンベリキング: 「なんだと思うか?彼の叔父「Gil」からのメッセージじゃ!どうせ揉めるじゃろうと思ってな、 叔父を誘拐しといたんじゃ。」 ウワァ・・・・・・。 マンドラ:「それで、どのコースにしますか?」 身代金を取ってったキングから、最も遠く離れるコースってのはどうだい? トンベリキング: 「ワシらはキングに似合うようなものを試したいんじゃ! 最もチャレンジャーなミッションで、そしてレコードタイムでクリアするぞぃ!」 ※代理店では複数コースのアサルトが用意されており、プレイヤーは自分のレベルに合ったものを選ぶことができます。 必ずしもキングに似合うようなものを選択する必要はありません。 ■JP というわけで知らない場所にやってきたぞ。なんかこわいな・・・。 マンドラゴラ「あの人にお願いすればいいみたいだね」 変わった格好をしているな。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN This place is nice. Reminds me of home...if you replaced all the dark, gloomy mountains and rocks with green meadows and cute, furry bunnies. Mandraggy: “We must be checking in with Immortals.” Immortal? Does that mean if I chop off his head, I get all his knowledge of the universe? いい所だな。 俺の故郷を思い出させるな・・・・・・この暗い陰気な岩山を、草地と可愛くてフワフワしたウサギに変えればな。 マンドラ:「僕らは「不滅の人」にチェックを受けなければいけないよ。」 不滅!?そいつの頭をちょん切ったら、彼が知っている全ての宇宙の知識を 得るってことかい? ■JP 不滅隊のおっさん「むむ、公務代理店から話は聞いているが・・・。本当にやれるのか?」 トンベリキング「当たり前であろう!わしはウガレピ寺院の主、トンベリキングであるぞ!」 おれはゴブリンの中でももっともフレンドリーなファブリニクスだぞ。 マンドラゴラ「ボクは永遠の若葉マーク、さわやか系植物型モンスター、マンドラゴラです!」 不滅隊のおっさん「・・・・そのような浮かれた心構えではまず無理だと思うが、 無事に任務を完了すれば報酬を授けるぞ。」 なにがもらえるんだ。楽しみだな。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN Immortal: “I’ve already received word about you three from the Commissions Agency, and there’s no way I’m-” Tonberry King: “Ah, but maybe if you first have a look at this message from your Uncle ‘Gold Ingot.’” Could he really have an uncle named... No... Immortal: “How dare you use my family to... Very well. Give me your names and I shall enter them in the register.” Tonberry King: “I am zee lord of Uggalepih and zee konqueror of Elshimo! I am zee Tonberry Kink!” Mandraggy: “I’m being Mandraggy Mandragorian III, of Clan Mandragoriate.” “And um... I’m, uh... Senor Treant. That’s with a capital S. Oh, and don’t forget the squiggly thing over the n.” 不滅隊:「お前たち3人のことは既に代理店から聞いている。が、私は決して・・・」 トンベリキング:「おっと、でもとりあえずこの、お主の叔父「ゴールドインゴット」からのメッセージを見たとしたら。」 そんな名前の叔父がどこにいるんだ・・・ ありえない・・・ 不滅隊:「僕の家族を使うなんて・・・素晴らしい。君たちの名前と教えてくれ。登録しよう。」 トンベリキング:「ワシはウガレピの王にして、エルシモの覇者じゃ!ワシはトンベリキング!」 マンドラ:「僕はマンドラゴリアテ家のマンドラ・マンドゴリアン3世にあるぞ。」 ファブ:「・・・俺は・・・そうだな・・・あー・・・、セニョールトレントだ。大文字のSだ。nの上にくねっとしたのを忘れるなよ。」 ■JP 不滅隊のおっさん「ではあのゲートから入れ。アサルトでは、とにかく多くの敵を倒すことだ。 相手は手強いぞ。しっかりやってくれ。」 よし。じゃあ装備品を確認するぞ。かばん、コップ、きんちゃく袋・・・・ トンベリキング「包丁、王冠、ランタン・・・」 マンドラゴラは特に何も装備していなかった! −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN Immortal: “Your objectives lie beyond that gate. Defeat as many of the monsters as possible. Your reward will be based on your performance.” “Reward? Now you’re talking! Wait a minute--did you guys bring your equipment? I have my mask, my wild onions, and my tin cup...” Tonberry King: “I have my lantern, my knife, and my crown, and zat iz all I need! Well, maybe that and a pair of pants.” Mandraggy: “Um... I seem to be leaving my vermilion cloaks at home. But there is no need for worrying. I have my lucky 3-leaf mandragora bud!” Why don’t I feel any safer...? 不滅隊:「君たちの敵はこのゲートの向こうにいる。できるだけ多くのモンスターを倒してくれ。それにより報酬も決定する。」 ファブ: 「報酬?そう言ったな!ちょっと待て−−お前たち装備は持ってきたか? 俺はマスクに、ワイルドオニオンに、ゴブリンカップ・・・」 トンベリキング:「ワシはランタンに、包丁に、王冠じゃ。これがワシの全てじゃ!そうじゃ、あとはパンツが1組じゃな。」 マンドラ: 「えーと・・・どうやら僕はバーミリオクロークを家に置いてきちゃったようだね。でも心配ないよ。 僕には幸運のマンドラゴラの三つ葉があるからね!」 どう安心すればいいんだい・・? ■JP お、ここがアサルトエリアか。広そうなダンジョンだな。ここで誰にも邪魔されずにバトルできるなのか。面白そうだな。 トンベリキング「皇国のお墨付きじゃからな。」 向こうになにか赤い水が見えるな。マンドラゴラ、飲んでみたらどうだ。 マンドラゴラ「おいしそう!栄養満点っぽい色をしてるよね!いただきまーす!」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN “Alright, we’re in a cave. Hold on, guys. I don’t know how much more excitement I can take in a day.” Tonberry King: “Qviet, fool! Zis iz just zee beginnink. Countless challenges avait us deep vithin this eldritch grotto!” “Ah, and there’s the first one over yonder! ‘Challenge of the Red Water.’ Sprout, go over and taste some of that bubbling brew and see if you’ve got what it takes!” Mandraggy: “Whatever you be saying, boss!” ファブ:「よし、洞窟に入ったぞ。ちょっと待ってくれ。ここからどう盛り上がればいいのか分からないんだけど。」 トンベリキング: 「バカモノ、静かに!まだ始まったばかりじゃぞ。 この気味の悪い洞窟の奥には、数え切れない試練が待ち構えているのじゃぞ。」 ファブ: 「あそこに最初の試練があるぞ!「赤き水の試練」だ。スプラウト、行ってあのボコボコいってる水を飲んできて 何か能力を取得したか確かめるんだ!」 マンドラ:「ボス、仰せのままに!」 ■JP マンドラゴラ「ギャァーッ!!アチチーッ!!」 マンドラゴラは倒れた。 予想通りだな。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN Mandraggy: “Aieeeeeeeee! Hot! Hot! Hot!” Mandraggy falls to the ground. I guess he didn’t have what it takes. マンドラ:「アチチチチチチチ!アッツイ!アッツイ!アッツイ!」 マンドラゴラは倒れた。 たぶん、何も得られなかったな。 ■JP トンベリキング「むむむ、向こうの方にたくさんモンスターがたむろしておるぞ」 どうするんだ?行くのか? トンベリキング「ふん、きゃつらはわしの顔を見れば恐れおののいて戦わずとも負けたことにしてくれるはずじゃ。ちょっと話してくるわい」 そうか。さすがだな。じゃあ任せたぞ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN Tonberry King: “Shhh! Look over zere! Monsters!” “Um, those guys look awfully muscular. Hey, you’re a king. Why don’t you use your royale presence to get us a free pass to the treasure chamber?” Tonberry King: “Vell, vell, vell. For vonce you say somethink zat iz not zee stupid. Vait here.” トンベリキング:「シイイイ!あそこを見てみろ!モンスターだ!」 ファブ: 「う、ヤツらものすごいマッスルだな。ヘイ、キング。 ヤツらに王の威厳とやらを見せつけて、宝物庫へ案内させてはいかがかな?」 トンベリキング:「わかった、わかった、わかった。確かにその通りじゃ。待っておれ。」 ■JP ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN ”Maybe I can sneak by while they’re eating him...” ファブ:「ヤツらがキングを食べている間は、気づかれないはずだ・・・。」 ■JP どうだった? トンベリキング「問題ナシじゃ。先へ進むぞ。」 ちょっと見直したぞ。カエルとか言ってごめんな。トノサマガエルだな。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN “How did it go? You didn’t threaten to kidnap their puppies or anything, did you?” Tonberry King: “Now, vhy vould I do somethink like zat? Come. Let us continue our journey.” Wow, maybe I was wrong about this frog...I mean, king frog. ファブ:「どうやって通った?ヤツらの子犬とか何とかを誘拐したと言って、脅したんじゃないだろうな?」 トンベリキング:「なぜワシがそんなことをする必要がある?来い。先へ進むぞ。」 ワオ、カエルと呼んだのは間違ってたな・・・・・・王様カエルだな。 ■JP またモンスターがいっぱいいるな。 トンベリキング「わしに任せておけ。」 さすがだな。心なしか後ろ姿も頼もしくなってきてるな。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN “What’s with all the monsters? What does the Commissions Agency want us to do, fight or something?” Tonberry King: “Leave zis to me.” “They’re all yours.” ファブ:「いったいどうなってるんだ?代理店のヤツは、戦えとか言ってなかったか?」 トンベリキング:「ワシに任せておけ。」 ファブ:「そうかい、任せたよ。」 ■JP こうして、おれたちはトンベリキングの顔パスのおかげでかなり奥まで進んできたぞ。 トンベリキング「おお、あの一隊の先頭にいるのが親玉じゃな。」 強そうだな・・・。あとはあいつと話をつければ大手柄だな。モブリナもきっとおれのことを見直して戻ってきてくれるぞ。じゃ、頼んだぞ。 トンベリキング「う、うーむ。ファブよ、まずうぬから歩を進めてみてはどうじゃ・・・」 ん?話をつけるのはおまえじゃないのか? トンベリキング「い、いや、えーと・・・・大丈夫だから行け!」 ファブリニクスはトンベリキングに背中を押された。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN And after repeating this process about 37 times, we finally made it to the lead beast guarding the loot. Tonberry King: “Zat big one over zere! He iz their so-called boss.” “Alright. Do your thing, King. Once past him and we’re in the money!” Heh heh, and I wonder what Moblina will think when she hears that I single-handedly completed an Assault mission! Tonberry King: “Uh... Vhy don’t you try speaking vith the leader zis time, Fablinix?” “Me talk? But I never have anything to say.” Tonberry King: “Oh, don’t vorry. Zese guyz are pushoverz!” The Tonberry King gives Fablinix a shove in the back. 同じことを37回繰り返した後、俺たちは遂に親玉がいるところまでやってきた。 トンベリキング:「このデカイのじゃ!ヤツはボスと呼ばれておる。」 ファブ:「分かったよ、キング頼んだ。これさえ過ぎれば俺たちは賞金がもらえる!」 ハッハ、俺が一人でアサルトをクリアしたと聞いたらモブリナはどう思うだろうな。 トンベリキング:「む・・・ファブリニクス、リーダーと話してみてはどうかの?」 ファブ:「俺が?でも何も言うことないぜ。」 トンベリキング:「心配はいらんぞ。とにかく行くんじゃ!」 ファブリニクスはトンベリキングに背中を押された。 ■JP よぅ。トンベリキングと一緒に来たファブだぞ。その帽子イカしてるな。今日は特別に負けてくれるって聞いてるぞ。ありがとう。 トロール親分「フゴー・・・フゴー・・・ほお、お前らか・・・・」 もう話は聞いてくれてるんだよな。じゃ、とっとと「我々は勇敢なファブリニクスの一人パーティに負けました」って署名を この紙に・・・・ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN “Hey, nice hat...I mean, head, I mean...whatever. Name’s Fab. Perhaps you’ve read my column. What? You say you’re not much of a reader, huh?” Troll Boss: “So you’re the ones my men were speaking of.” “Um, yeah. We’re the ones. Now, if you’ll lead us to that treasure chamber of yours, we’ll be in and out before you can say ‘Challenge of the Red Water.’ I’ll even leave you a complimentary copy of my diary!” ファブ: 「ヘイ、良い帽子・・・あ、頭のこと言ったんだけど・・・まぁ何でもいいや、俺の名前はファブ。 たぶんコラム読んでくれてると思うけど。なに?読者じゃないって?」 トロール親分:「ほお、さっき言ってたのはお前らのことか」 ファブ: 「あー・・・そうだ。俺たちだ。もし宝物庫に案内してくれるんなら、お前らが「赤き水の試練」と呼んでるアレに 出たり入ったりしてやるよ。俺の日記の贈呈本もついでにあげるぞ!」 ■JP トロール親分「フゴー・・・何の話だ?あのカエルはあちこちで私の手下に 『ここのモンスター仲間に入りたいからボスに会わせてくれ』と頼み込んでいたらしいが・・・?フゴー・・・」 なんだと。あいつめ、うそつきじゃないか。フゴーフゴーって気になるな。 トロール親分「フゴー・・・しかも奴は交渉ごとに手下全員に1万ギル配っていたうえ、フゴー・・・私には持参金10万ギルを贈与し、さらにかわいいゴブリンの女の子を紹介すると約束フゴー・・・した、と聞いていたが・・・・?」 なんと情けないやつだ。ゴブリンの女の子はまずおれに紹介するのがスジだろ。 おいカエル、どうなってるんだ。フゴーフゴーってなんなんだ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN Troll Boss: “Hm? Now why would I let my new slave into our treasure chamber?” New slave? Why, that good-for-nothing newt! Troll Boss: “Now let me see if I have the conditions straight: one obedient slave, 10,000 gil for each of my men, 100,000 for me, plus the linkshell number of a sweet little beastie named Moblina...in exchange for the frog king’s access to my treasure vault.” “Hey! Frog king, that’s not fair! Why didn’t you tell me you had Moblina’s number?” トロール親分:「アァン?なんで新しい奴隷に宝物庫を案内してやらにゃーいかんのだ?」 新しい奴隷?話が違うじゃないか、あの役立たずのトカゲめ! トロール親分: 「条件を確認させてくれぃ。1人の従順な奴隷を付け、手下1人に付き1万ギル、ワシに10万ギル、 そしてモブリナという、小さくて可愛い娘のリンクシェルナンバーを教える代わりに、カエルの王を 宝物庫に通す約束をしたんじゃが?」 ファブ:「ヘイ!カエルの王様。汚いぜ!なんで俺にモブリナのナンバーを教えてくれない?」 ■JP トロール部下「おやびん!こいつ、仲間を放り出して逃げ出そうとしてやしたぜ」 トンベリキング「だって、だって、こわかったんだよぅ〜〜〜!!」 どうしようもないな。仕方ない、本当に10万ギル払って見逃してもらうぞ。ゴブリンの女の子のことは・・・うまくごまかそう。 トンベリキング「そ、それが、もう持ち合わせがなくて・・・」 トロール親分「フフフ・・・ではこちらの気が済むまでここで働いてもらうぞ・・・フゴフゴフゴ」 なんということだ。あいつのせいでとんでもないことになってしまったな。こんなときにアレだが、なぜか一句浮かんでしまったぞ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN Troll Thug 1: “Boss. We founds this frog tryin’ to escape. You wants us to mess ‘im up?” Tonberry King: “Pleaze! Spare me! Here, you can have my crown! It is EX Rare! Or maybe money? I’ll give you 1,000,000 gil!” Troll Boss: “Well, I’m in a good mood today. Give me1,000,000 gil and Moblina’s linkshell number and we’ll call it even.” “Phew. That was close. Now fork over the cash, King, and let’s make like a wind elemental and blow.” Tonberry King: “Uh, Fab. Might I borrow 995,000 gil?” “...” Troll Boss: “Well, boys, it looks like we have ourselves two new slaves. To the privies!” “Great. Thanks to that sewage-for-brains king, I’m stuck on latrine duty for the next 100 crystal years...” トロールの手下1:「ボス。カエルが逃げようとしてました。ぶっ飛ばされたいか?」 トンベリキング: 「待ってくれぃ!勘弁してくれぃ!ホレ、ワシの王冠じゃ!これはEX・RAREでの!それともカネか? 100万ギルやるから!」 トロール親分:「そうか、今日のワシは気分がいい。100万ギルとモブリナのリンクシェルナンバーで手を打とう。」 ファブ:「ふぅ・・・何とかなったな。金を差し出せよキング。風のエレメンタルのひと吹きのようにさ。」 トンベリキング:「あー・・・ファブ。ワシに99万5千ギル貸してくれんかのぅ?」 ファブ:「・・・。」 トロール親分:「そうかぃ。おまえたち!新しい奴隷が2人加わったぞ。さぁ便所で働け!」 ファブ: 「サイコーだね。脳みそに汚物が詰まったキングのお陰で、 100クリスタル年は便所掃除に夢中になれるだろうね・・・」 ■JP トロール親分「フゴフゴフゴ!そんな低レベルなダジャレには愛しのラミアちゃんも全身真っ青だろうて!」 トロール手下「もともと真っ青ですがな!」 トロール手下たちは親分に突っ込んだ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN Troll Boss: “Hah hah hah hah! So the Goblin thinks he’s a comedian. Well, can you top this?” Troll Boss: “So the other day I break up with my girlfriend, Lamia. She was so blue.” Troll Thug 1: “But she wasa already blue to begins with, boss!” Troll Thug 2: “Bada bing!” トロール親分:「ハッハッハッ!ゴブリンは自分をコメディアンだと思っているな。だが、ワシを超えられるかな?」 トロール親分:「ワシはある日、ガールフレンドのラミアちゃんと一緒にいたんじゃがの。彼女はなんだかブルーで。」 トロールの手下1:「親分!もともとブルーですって!」 トロールの手下2:「ドッカーン!」 ■JP トロール親分「ところでね、最近ダイエット始めたんです。ボクの知り合いにものすごい減量に成功した奴がいて・・・ドラウガーって奴なんですが」 トロール手下「もともとガイコツですがな!」 トロール手下たちは親分に突っ込んだ。 トロール親分「こりゃまた一本取られたワイ!」 トロール親分・トロール手下「どうも、ありがとうございましたー!」 トロールたちは拍手した! トロール親分「フゴフゴフゴ!お前たちはなかなか見込みがあるな! これからワシのために頑張って働いてもらうぞ!」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN Troll Boss: “But seriously. Did you hear about the guy, Drugar, who lost 50 ponzes overnight? He’s nothing but skin and bones.” Troll Thug 1: “But he wasa already a skeleton to begins with, boss!” Troll Thug 2: “Bada boom!” The surrounding trolls applaud. Troll Boss: “Thank you! Thank you very much. You guys have been a great audience!” トロール親分: 「でも真面目な話、ドラウガー(Drugar)が一夜で50ポンドも痩せたって話は聞いたかい? 骨と皮だけになったらしいぜ。」 トロールの手下1:「親分!もともとスケルトンですって!」 トロールの手下2:「ドッカーン!」 トロールたちは拍手した! トロール親分:「ありがとう!ありがとう。素晴らしい観客じゃわ!」 ■JP というわけで、おれたちはトロール親分のおもしろトークのネタを考えたり、 不意打ちギャグに突っ込んだりする仕事につくことになってしまったぞ。 地味な裏方仕事だから、みんながアサルトでおれに会うことはないだろうな。 でも、もし会えたら、そのときはよろしくな。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN And with that performance, the Troll Trio realized their true calling and packed up to take their show on the road. And guess who gets to be their roadies? Ah yeah. Life is a highway. この公演があって、トロールトリオは衝動にかられて仕事を辞め、路上公演することになった。 そんで、機材とかは誰が持ってってるって?ご想像の通りだ。 人生ってのはハイウェーみたいなもんさ。(*) (*)Life is a highway. これ? ■JP
注:アサルトで戦うモンスターは、上記文中のキャラクター設定とは異なります。ジョークを言ったりはしません。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ■EN
Note: The lighthearted monsters that appeared in this witty side-story are nothing like the fiends who will do everything in their power to crack open your skull and smear your spinal fluid all over the cavern walls. Happy hunting! そんなわけで、俺は行ってみたよ。またみんなと会えたらいいな。でも質問がある・・・ もしお前らがファブが望むようなカッコいいアサルトができるとしたら、トロールのショウの記事なんか 読んでくれる時間なんてあるだろうか? 俺はここを抜け出して、ファブの名誉を取り戻すぜ! 注:このウィットに富んだサイドストーリに登場する陽気なモンスターたちは、実際のものとは違い、 力任せにキミらの頭をカチ割って、中身を洞窟の壁に撒き散らすようなイカれた奴らじゃないよ。 それでは、良い狩りを! 戻る |
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