■FF11ワールドワイド版 -マイケルの幻影-

『FINAL FANTASY XI 欧州版 スターターパック』




◆FF11 日・英・独・仏 比較編 「ステータス周りを検分せよ!!」





そんなわけで「ジョブ」の違い。

■「ジョブ」の表示
日本語版
英語版
 
フランス語版
ドイツ語版
*「戦士」。仏は「アルタナの神兵」仏版のタイトルにも使われている
「Guerrier」。独はそれをちょっと変えた感じです。
*「モンク」は元々「修行僧」という意味なので、各国ともそのような
意味を持つ単語になっています。
*「魔道士」は英・仏でつづりが同じ。独は「Magier」です。英・独では
前に「白」の単語。仏では後に持ってきています。独のMagieは「マギ」
という読み。
*「黒魔道士も」同様です。独で「黒」は「Schewarz」。長いので後半は
略されてます。
*次は「赤魔道士」。仏の「Rouge」は「口紅」という意味も。
*「シーフ」。各国で違いがあります。
*「ナイト」。なんと日以外は全て「Paladin」です!通じるんですね・・・。
*「暗黒騎士」。仏では「騎士」の意味の「Chevalier」と「黒」の「Noir」。
独では「暗黒」の意味の「Dunkel」と「騎士」の「Ritter」を合わせて。
ちなみに「Chevalier」も「Ritter」も英で「騎士」として通じるようで。
独の読みは「ドゥンケルリッター」。
*仏の「Dresseur」は「調教師」の意味。独の後半略されている部分は
「Bestienbaendiger」で「野獣を手懐ける人」の意。
*「吟遊詩人」は語尾にeが付くことを除くと英と同じです。
独の読み方は「バルデ」。
*「狩人」。独は「イェーガー」と読むそうです。なんかそんな彗星
ありましたね。
*「侍」。仏だけ「Samourai」に!
*「忍者」は万国共通ってかそりゃ当然か。
*「竜騎士」もほぼ各国共通。仏だけ「騎士」+「ドラゴン」です。
*「召喚士」は前ページの「召喚」でやりました。
*「青魔道士」。青は仏では「Bleu」。独は「Blau」です。
*「コルセア」。そもそも英語でもなんじゃいという感じですが、
「アフリカ北岸の海賊」のことを指すそうです。カリブじゃないんですね。
仏でも同じような感じ。というか仏から伝わった?
*「からくり士」。英では「パペット」。仏では「マリオネット」。独は
英と似てますが語尾は「マイスター」です。







次は白魔法とか黒魔法だよ!!!!


■主要白魔法34種
日本語版
英語版
 
フランス語版
ドイツ語版
*基本魔法「ケアル」からして全く違います!共に「治療」という意味です。独は「ハイレン」。
*次に「ガ」活用。英語は馴染みがあるのか「ga」そのまま。仏の「Omni」はラテン語を語源とするもので
英語で「All」を意味するようです。独は英と同じ。
*「レイズ」。仏の「Vie」は「命」という意味。独の「Wiederbeleben」は「Wieder」で「あらためて」、
「beleben」で「生かす」という意味。
*独の「Gift」は一見良い意味に見えますが、「毒・悪意」という意味なので注意しましょう('-';;)
*「ナ」系治癒魔法。英と独はそのまま「na」を付けてますが、仏では「Cura」を付けてますね。
*「ブライナ」。だいたい「目が見えない」という意味です。
*これも同様。
*仏の「Petrification」は英にもあり「石化」。ペトロクラウドとかありましたね。タクティクスオウガに('-')
独で「石」は「Stein」。
*「Virus」はラテン語で「毒」を表す意味だそうです。
*仏の「Malefice」は「呪詛」。ディズニーキャラに「Maleficent(マレフィセント)」というのがいますが、
「有害な・悪事を行う」という意味。独も「Fluch」で「呪詛」。
*待ってました「ホーリー」!。仏では「Miracle」!ミラクル!奇跡ですよ奇跡!独は「Heilig」で「聖なる」という意。
*だいたい「ディア」って何の意味だよという感じですが、英では「横切って・隔てて」という意味の語頭に付ける
語句。しかし仏の「Lumen」を見ると「光る」という意味。独でも「Dia」なので、ちょっと分からない。
独の「Dia」には「スライド」という意味もあります。
*「バニシュ」というと「バニシュ+デス」の印象が強すぎて「消える」かなぁ?と思いがち(自分だけ?)ですが、
「遠ざける・追放する」という意味。独の「Verbannen」には「消し去る」という意味も。
*仏の「Bouclier」は前にも出てきましたが「盾」という意味。独の「Schutz」は「援護・守備」という意味。
*英と仏はなんとなく分かります。独はプロテスの後に「Schirm」を付け加えています。
「Schutzschirm」で「防護膜」。プロが男性名詞でシェルは女性名詞らしい。
*「ブリンク」。仏の「Faux」は前にも出ましたが「鎌」の他に「偽の」という意味が。それに加え「Semblant」は
「装う」という意味。「分身」ということですね。独は「Spiegel」で「ミラー」、「Schimmer」で「光」という意味。
*仏の「Cuirasse」は「鎧」。なんちゃらキュイラスとかありますが、それかと。独の「Stein」は「石」ってのは
やりましたね。「Haut」で「皮膚」という意味。
*「アクアベール」。独の「Wasser」は「水」、「Scheleier」で「ベール」です。
*「スロウ」。仏の「Lenteur」は「緩慢」。独の「Gemach」も「ノンビリ」といった感じの意味。
*「ヘイスト」ってこう書くんですね。もちろん「急ぎ」の意味。仏では「Hate」になってますが、
英の意味ではお馴染みの「ヘイト」になるので注意。上のアクサン付いてないと分からない。
*これはもうそのまんまですね。
*これも。
*英では「Bar」です。「遮断」という意味。仏では「アンチウイルス」に!先生ーー!独の「Riegel」も
「Bar」と同様です。
*「ファイア」に付いては後述の黒魔法で。独だけ単語ではなく「+」で表現してます。
*そもそも「ファランクス」とはなんぞや。古代ギリシャの密集部隊のことを「ファランクス」といったんだそうです。
へぇー。
*「リジェネ」。リジェネーションの略ですがだいたい同じような感じ。
*「リフレシュ」も同様。
*「フラッシュ」は英と仏で同じ。独の「Blitz」は英にもありますが「電撃・急襲」という意味。「Licht」はまたもや
「光」という意味。
*これはまぁそのままですね。
*独が長い!基本的にどれも「レイズ」に「Re」を付け加えてますが、独だけ「Auferstehen」と「再生」という意味の
言葉をつなげてます。
*これまた独が長い。「Unsichtbarkeit」は「sichtbar」で「見える」なので「見えないこと」。
*仏の「Furtivite」は「探査されにくさ」という意味?独の「schleichen」は「抜き足差し足で歩く」。
*仏の「Inodore」は「無臭の」。独は「Parfum」で英にも「Perfume」がありますが「芳香」という意味。
*「イレース」は仏の「Gomme」で「ゴム・消しゴム」。独の「Entfernen」は「取り除く」という意味。





■主要黒魔法37種
日本語版
英語版
 
フランス語版
ドイツ語版
*さて黒魔法。「ファイア」は仏・独とも何となく近いですが、いきなり言われたら分かりませんね・・・。
独の読みは「フォイアー」。
*英では「吹雪」ですが、仏と独では「氷」です。ちょっと威力弱め。独はアイスっぽいですね。
*「エアロ」は英では「空気」ですが、仏と独は「風」です。独の読みは「ヴィント」。
*「ストーン」。英と仏では「石」です。独の石は「Stein」でしたが、ここでは「土・世界」という意味の「Erde」です。
*「サンダー」。各国「雷」ですが、かなり違います。
*「ウォーター」。これも「水」ですが英と独はやや似ています。独の読みは「ヴァッサー」。
*「ガ」活用は白魔法と同じですね。英・独は「ga」を語尾に。仏は「All」という意味の「Omni」を先頭につけます。
*「フレア」は英で「ぎらぎら輝く・燃え上がる」という意味です。仏の「Brazier」には「火鉢」という意味も。
独の「Flimmern」は「明滅する・ちらつく」という意味。
*「フリーズ」。仏の「Gel」は「凍結・霜」という意味。英でも「Gel(ゲル)」がありますが、ゲルはやや柔らかいか。
*「トルネド」は各国ほぼ同じ。
*「クエイク」。各国「地震・揺れ」という意味。
*「バースト」は英では「爆発・破裂」ですが、仏の「Eclair」は「稲妻・閃光」。独の
「Einschlag」はeinschlagen「ぶち壊す」の名詞形。
*「フラッド」。いずれも「洪水」という海です。英と独がやや近い。
*「グラビデ」。いずれも「重力」という意味。
*「ポイズン」。英と仏は同じ。独は前も出ましたが「Gift」と書いて「毒・悪意」という意味((((゜Д゜;))))
*「バイオ」。「Bio-」で「生命」という意味ですが、仏の「Bacterie」は英の「バクテリア」ですね。「細菌」。
*「バーン」。いずれも「焼付く」という意味です。
*「フロスト」。いずれも「霜」という意味です。英と独は同じ。
*だいたい「Chock」ってなんだという話(何度目?)ですが、英では「窒息させる・枯らす」という意味です。
独の「Drossel」も「絞る」「抑制する」という意味。鳥の「鶫(つぐみ)」という意味もあります。
*だいたい「ラスプ」ってなんだよ。ラスクかよ。という感じですが、「やすりをかける」とか「やすりをかける音」という
意味だそうです。「いらいらさせる」という意味も。仏の綴りは英ではアレですが「下し金」です。独も英と同じ。
ラスプはつまり音波攻撃ですな。
*「ショック」。各国共に「衝撃」という意味合いです。似てます。
*「ドラウン」。英では「おぼれさせる」。仏も「沈める」など同じような意味です。独の「Ertrinken」は「溺死」。
*「ドレイン」。いずれも「奪い取る・吸い取る」という意味です。
*「アスピル」。英では「Aspir」となっているが、「Aspiration(吸出す)」の略だと思われる。仏でも同じ。
独の「Osmose」はちょっと分からないが「Osmosis」で「浸透・影響」という意味がある。
*「スパイク系」。「Blaze」は「火炎」。「Spike」は「棘」ですな。仏の「Pointe」は「刃先」。独はなんか長いですが
「燃える」という意味の「Flammen」と「尖らす」という意味の「Spitzen」が一つになった単語です。
*「アイススパイク」。これも同じ。
*「ショックスパイク」。仏の「Foudre」は「雷」。「ショック」ではなく「サンダー」の方です。独では「ショック」です。
*「Dread」は「恐れる・心配する」という意味。「ドレッドドラゴン」で「恐ろしいドラゴン('-')」。仏の「Effroi」と
独の「Furcht」も同様の意味。
*「スタン」。「気絶させる・喜ばせる」という意味。仏の「Etourdissement」には「陶然とさせる」という意味も。
独の「Betaubung」は「麻痺させる」。
*「スリプル」。各国とも「眠る・眠気」という意味。それにしても独のSchで始まる単語の多いこと。
*「ブライン」。これは白魔法でも出ましたね。
*「バインド」。各国とも「拘束する」という意味です。
*そもそも「ディスペル」って「デ・スペル」かいな、という感じですが「散らす・消える」という意味。
仏の「Dissipation」も同じ。英でも通じます。独の「Entzaubern」はZauber「魔法」から「解放する」。
ent-がつくと「取り外し」の意になる
*「デジョン」。日のは「ディメンジョン」の略のような気もしますが、英と独は単純に「Warp」です('-')
仏の「Rapatriement」は「帰還」という意味。
*「エスケプ」。「逃げる」です。なんか全然違う。
*「トラクタ」。独の「Schlepper」で「タグボート」な意味もあります。
*「アブゾースト」。これは英・仏・独共に同じです。




■ところでマクロ使う時どーするの?






マクロを使う時は「その言語版での単語」を使います。
<me>とかは固定ですが、魔法はちゃんとその言語版に対応した文句でないと
発動しません。この場合、ドイツ語なので「ケアル」でも「Cure」でも「Soin」でもなく
「Heilen」と入れると・・・・・・。



*隣の人の頭部が光っているのは仕様です。

回復魔法「Heilen」が発動しました。
これでOK。

システムで使うような単語(モンスターの名前など)は英語で統一されています。





■ちなみにこの企画 世界初かと思いきや・・・



こんなマゾ企画は世界初に違いないと思ってましたが・・・・・・

北米のプレミアサイト「FFXIclopedia」「自動翻訳(TAB変換)」という項でやっていた!orz
しかしまぁいろいろとやったのでよしとしましょう・・・(?)。
FFXIclopediaにもちょっと解説が付いているのですが、向こうの視点なのでなかなか面白い。
例えば・・・・・・


■「ちょっといいですか?」は「ちょっとくれませんか?」という意味ではない。「ちょっと時間ありますか?」という意味である。

■「Good evening!」は「こんばんは」に対応するが、お別れの時に言う言葉ではなく「挨拶」である。

■「Nice to meet you.」は「初めまして」になる。「Nice to met you.」ではなく、「初めて会った時」に使う。

■「Take care.」は「気を付けて下さい」となり、日本語では「注意」を喚起する意味が強い。独では「Mach's gut!」になるが
レベル上げPTが解散する時の「Good bye!」に近い。

■「That's too bad.」は「残念です」となる。我々のような英語話者は「That's too bad.」は皮肉的な意味で使うが、
日本では「残念です」は純粋にがっかりな意味で使う。(英語では「It's regrettable」が近い。)

■「Welcome back.」(おかえり)はフランス語ではほとんど使わない。

■「I'm playing solo right now.」は「今は独りで行動したいんです。」となる。「I'm playing solo right now.」では
「一人で行動している」だが、日本語では「一人で行動したい」という意味合いになるので注意。

■「I'm sorry. I'm busy now.」は「今忙しいので、後にしてください。」となる。「I'm sorry. I'm busy now.」は
「今は忙しい。」というだけの意味だが、日本語では「今は忙しいので、後で話しかけて下さい。」という意味になる。

■「Help me out!」は「助けて!!」となる。「Help me out!」のような一般的に「援助を求める」という意味合いではなく、
日本では「死にそうなので助けてほしい」という状況で使う。

■「Standing by.」は「準備ができてるので待機している。」という意味だが、ドイツ語の「Bitte warten.」は
「準備ができてないので待ってほしい」という意味である。

■「Gate Breach」(ゲートブリーチ)はバリスタ用語だが、英語話者は一般的に「Gate Breach」は
「ガルレージュ要塞の魔防門」を指し示す時に使う。

■日本では「SubJob」のことを「サポートジョブ」と誤った言い方をするが、これは公式で
「サポートジョブ」と言っているためである。ちなみに「Subjob」はまだ自動翻訳に登録されていない。

■「Power」は「力」のことではなく、日本語では「電源」のことを指し示しており、電気的な意味である。

■「Please let me join.」(PT参加的な意味合い)は日本語で「入れてください」になる。「Please put (it) in」と同様であり、
「入れてください」は文章によっては性的な意味合いを持つ。

■「Windurst Walls」は「ウィンダス石の区」。日本語には英語と同じく韻を踏むために「Distinct(区)」が付けられている。
フランス語の「Windurst-Mauern」は「石塁」という意味。

■「Windurst Waters (ウィンダス水の区)」、のフランス語「Windurst-Weiher」は「運河」という意味。

■日本ではミッションなどで「イベント(event)中」というが、これは英語で言うところの「cutscene」に相当する。

■日本では「おかえり」を冗談で「丘(hill)」とたまに言う。英語でも「(May)(Bee)」(5月と鉢で「Maybe」という単語)
ということを言ったりするが同じようなこと。

■「Meikyo Shisui (明鏡止水)」は日本の古い言葉で「nirvana(涅槃)」を意味する。

■「Mijin Gakure (微塵がくれ)」の「微塵」は「Atomic(原子)」という意味。「がくれ」は「to bring to an end(終末に導く)」
という意味。




いやーていうか、わざわざアレ作った奴凄いわ・・・ガッツあるわ・・・。
細かいところまで載ってるので、興味がある方は覗いてみて下さい。
アメリカすげぇ・・・。

どれも面白かったですが、街で叫んでる「助けて!!」は「お手伝いさん募集です」という
くらいの意味なのだというのが分かってよかったです。うんうん。



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■追加情報(亀樽さん)

ちなみに、英・仏が似た語で独だけ違うことが多いのは、語の歴史上、
英語が11世紀のノルマン・コンクエスト以降仏語の影響を強く受けてしまったせいでして、
本来独語の方に近いはずの英語が、これ以降難しい語彙を中心に仏語化しています。
(影響を受けたのは貴族中心だったため。ざっぱな説明ですみません)

■追加情報(02鯖の美少年召喚士さん)
ドイツ語は基本的に、そのままアルファベット読みでOKです。
しかし、例外もあります。
ケアルのところにある、「heilen」ですが、読みは「ハイレン」と読みます。
基本的に、「ei」は「アイ」と読みますよ。
「eu」は「ォイ」と読むことが多いです。
「er」は、語尾にきた場合、英語と同じように伸ばすことが多いですね。
また、ドイツ語の「W」は、英語の「V」で発音する傾向にあります。逆に、「V」は英語の「F」に近い感じです。
なんか、WSで「シュトルムヴィント」ってのがありますが、あれもドイツ語読みですね。直訳すると、「暴風」って意味です。


■FF11 日・英・独・仏 比較 クエスト編に続く(近日公開)




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