◆ 中篇



(あらすじ) 前編
FF11専門誌「ヴァナ・ディール通信」を出版している株式会社エンターブレイン に
潜入することに成功した、マイケル内藤こと(管)。
ついに編集長が登場・・・!!




◆第3部 「ヴァナ・ディール通信編集長 vs マイケル内藤」


ここで「ヴァナ・ディール通信てなんだ?('-')」な方に少し解説。
そういえばマトモな説明してなかったぜ!!




■ヴァナ・ディール通信(エンターブレイン社)
ファミ通から派生した、FF11の攻略&時事記事とネタ記事の両方を取り扱う専門誌。
数ヶ月に1回刊行されている。
ほとんどの号にプレイ動画、インタビューやイベント映像などが収録されたDVDや
小冊子が付属している。

ヴァナ・ディール通信シリーズは「プロマシア準備号」「サンドリア号」「バストゥーク号」
「サマーカーニバル号」「ウィンダス号」「アトルガン号」の順に6つが既刊で、
2006年7月20日発売予定の「アサルトだよ!全員集号!号」が最新巻。
投稿やユーザーイベントなども積極的に取り上げ、一般プレーヤーと接点が多い雑誌である。

*他にFF11専門誌として有名なのはメディアワークス社の「電撃の旅団」シリーズ。





今回、「新米マイケルのヴァナ通奇行」の取材に応じて下さった方はこちら!





■ルパン小島(小島 創)さん 
(株式会社エンターブレイン ヴァナ・ディール通信編集長・ファミ通Wave DVD副編集長)

90年代にアルバイトとしてアスキー(当時)に入り、ファミ通編集部を経て
ファミ通Wave DVD副編集長になった生え抜きの編集者。
ヴァナ・ディール通信の編集長で中心的人物。

副編集長だが脱ぎ癖があり、よく脱ぐ。 



あの・・・ところで・・・





なんですかそのTシャツ・・・?('-';;;)


ルパンさん:「いや〜昨日帰れなくてさ!適当なTシャツがこれしかなかったんだよ〜」


そ、そうですか・・・けっこう目立ちますね・・・('-';;;)


ルパンさん:「E3(米の大規模ゲーム展示会)もこれで行ったからね〜」


随分とカジュアルな・・・('-';;;)


気を取り直して本題へ!



ルパンさん:「さぁどうしようか!」

(管):「どうしましょうか('-')」




ルパンさん:「・・・・・・。」

(管):「・・・・・・。」




見学しに来たのに全く何も考えてこなかった(管)・・・('-')





■先に質問されました('-') (*敬称略)



ルパン:「じゃあまず俺から質問するよ」

(管):「ハイ('-')」


Q:サイト名を教えて下さい。

(管):
「正式名称は『A Little Goblins Adventure を応援するサイトとついでにマイケルも応援するサイト』
・・・でしたっけなぁ・・・?(´―`)」


ルパン:「え?アリトル・・・?なんだって?(笑)」


(管):
『A Little Goblins Adventure を応援するサイトとついでにマイケルも応援するサイト』です。
たしか。」
(*管理人です。)


ルパン:「一番流行ってる呼び名でお願い(笑)」


(管):『マイケルサイト』です。」


ルパン:「なんでそんなに長いの?」


(管):「極端に長くすれば、ある意味目立つだろうと思ったんですよ('-')ノ」


ルパン:「なるほどねぇ(笑)」



Q:ところで何で『(管)』なの?

(管):
「例えばですよ。『悠久のナントカ』って名乗ったとするじゃないですか。
後日、読者さんから『悠久のナントカさーん!』って呼ばれたりしたらどうですか!
死にたくなりますよ!!
だから管理人の管にしたんです。シンプルに」


ルパン:「イメージとぜんぜん違うじゃん!てことか(笑)」


(管):「そゆことです(笑)」






■気を取り直して、こっちから質問してみよう! (*敬称略)




Q:ヴァナ・ディール通信(ヴァナ通)はどのような経緯で生まれたんですか?

ルパン:
「ヴァナ通はプロマシア準備号からなんだけども、その当時FF11の本ていったら
攻略本が主体だったのね。でもこれって既にプレイしているコアユーザーだけのものだったのよ。
俺はもっとオンラインゲームをやったことない人たちにも、オンゲーの楽しみを
分かってもらいたいなぁ〜と思って、ヴァナ通サンドリア号の企画をしたのよ。」




Q:今コレ↓初めて見たんですけど、よく通りましたねー!思わず吹きましたよ!



*ヴァナ通サンドリア号の付録 「ヴァナ・ディール入学案内」
遊ぶ環境を整えるところから書かれている新規参加者向けの本。

ルパン:
「コレいいでしょ〜?これが一番作りたかったのよ。かなりお気に入り。」





*エエェェェッ!!?

驚愕の1ページ目。ノリのいいTプロ。




ルパン:
「あとコレもかなり良い出来だと思ってるよ」




*バストゥーク号付録でゆうか先生監修の「ヴァナ英語 I 」。中身も本物(?)ソックリ!



ルパン:
「今はそうだね、どちらかというと今プレイしている人向けに作ってるね。」




Q:ヴァナ通の企画から完成までの流れを教えてください。

ルパン:
「だいたいこんな流れかな。ページ数や内容によっても違ってくるけど。



*台割りとは

DVDをまず最初に作る。それと平行して紙面もやるよ。ネタ出しに一番時間をかけるね。
ヴァナ通は中心となって動いているのが6〜8人くらいだね。後はアルバイトのプレーヤー。
ファミPとかのは(*)また別に人がいるよ。」

(*)ヴァナ・ディール通信の出張版は、
ファミ通・ファミ通PS2・ファミ通XBOX360・ファミ通Wave DVD・ログインでも掲載されている。
各誌内容が異なる。






*最新号に掲載予定の「パパは戦士75」の原稿。絵の爽やかさがとても怖い。



*下部に編集者のチェック欄がある。これは104ページ目になるようだ。



*最新号に付けられるDVDのレーベル。皆川さんのイラスト。
こ、これはまさかタイトル通りの・・・!!?




*マップが記載された原稿。




*マップに色々と書き込みが。

ルパン:
「マップとかは専門のデザイナーがいて、まず描いてもらう。それで俺たちがチェックして
書き足してからまたデザイナーに戻して入稿だね。
デザイナーの仕事量は結構あるよ。」


ルパン:
「この前俺が脱いだ時修正前の写真がデザイナーに渡ったわけだけど
かなり嫌がられたな(笑)」

(*)取材日の2週間前のファミ通で脱いでました。全裸。


(管):「そ、それはそうですよ・・・(;;;´―`)」




Q:制作で大変な部分ってあります?

ルパン:
「やっぱり一番キツいのは、個人サイトのデータとかは使えないから全部自分たちで
検証していかなきゃいけないところだね。俺も遊び用・仕事用で3サーバーにキャラがいて
毎日入るようにしてるけど、平行して育てるのは大変だね。皆の力を借りないと無理。
他の奴らにも言ってるんだけど、とりあえず友達は作れ!と」



Q:絆、ですか?(´∀`)

ルパン:
「絆ってほどカッコいいものじゃないけど、分からない事があれば人に聞こうって
繋がりは重要だと思うんだよね。こっちも何かあったら手貸せるわけだしね」



Q:ちょっと本題から外れるんですけど、コミュニティとして活発なのは個人サイトだけ
ではなく2chなどの掲示板もあるわけじゃないですか。そこら辺はどう思います?



ルパン:
「あのね、俺の意見だけど2chは昔の方が面白かったと思うんだよ。昔の2chって
ラジオの葉書職人みたいな感じのネタ師が多く書き込んでて、
中にはコレ商品化できるんじゃないか?って思うようなのもあったよ」


(管):「なるほど。今はどうです?」


ルパン:
「流行を作り出す力は凄いと思うけど、今は晒しとか、批判が増えすぎちゃってダメかな。
面白くない。普通の人が増えすぎちゃったんだよね。
この前、外でメシ食ってたら後ろにいた女の子が『この前ぇ〜アタシ2chで晒されちゃってぇ〜』
とか晒されたことでちょっと有名人気取りになっちゃってて、なんだよそりゃ!と思ったよ(笑)」


(管):
「確かに目立つことすると晒され易くなるリスクもありますね・・・(笑)」
(そういやHBC(*)とか面白かったなぁ。今はどうなんだろう。)

(*)ハイパーバトルサイボーグ参照


ルパン:
「うん、だからね俺が言いたいのは『2chを恐れないでほしい』。
晒しを気にしてたら良いものとか面白いことはできないよ。
自分のやってることに自信を持ってほしい、と言いたい」


ルパン:
「俺も『ヴァナ通はルパンの○○○○(*)だ!』ってスレが立ったことがあったのよ(笑)」

(*)思春期に始まる自家発電。青春セルフバーニングのこと。


(管):「えぇっ!?MAJIですか!」


ルパン:
「俺が面白いと思ったことをやってるんだから、その通りだ!(笑)」


(管):「ウチもそのようなものかもしれないです(笑)」


ルパン:
「むしろ今はYoutube(*)が面白いね!」

(*)投稿型の動画配信サイト(海外)


(管):『スプー』(*1音有)とか『final count down』(*2音有)ですか?(笑)」

(*1)NHK「お母さんといっしょ」で歌のおねえさんが描いた異形の・・・
(*2)空中分解していくアマチュアバンド


ルパン:
「俺がいいと思った動画はねぇ、でっかいワニの腹を割いてみたら、胃の中から
腕とか足とk」







ギャアアアアアアアアアァァァァ!!!!




Q:(脱線したので戻す・・・)逆に製作してて楽しい部分は?

ルパン:
「やっぱネタ出しは一番楽しいよ。スクウェア・エニックスさんからの制限も、
ミッションとかネタバレに関してのものくらいで、後はかなり自由にやらせてくれるのよ。
だからノリ的にはWeb作ってるのと同じ感覚じゃないかなぁ。サイトもネタ考えて
お客さん楽しませるわけでしょ。それと同じ。
ヴァナ通は昔のゲーム雑誌のような感覚でやれるから、作ってて楽しいよ」


(管):
「サイトもネタ出して盛り上げていってるわけですしねぇ」



ルパン:
「ヴァナ通はどれくらいFFが好きかをアピールする場なのよ。
俺は出版社だから一歩リードしてるぞ!(笑)」



Q:今後はどんな感じでやっていきますか?

ルパン:
「理想は月刊ヴァナ通かなぁ。あともっとバカなネタをやっていきたいね!
バカなネタ大好きだから(笑)。他にもいろいろと・・・・・・」







■というわけでバカが好きなマイケルサイトも、ネタを出してみた。






ルパン:「(あるネタを指差して)やっぱりコレ面白いんじゃないかなぁ。やろうよ!」

(管):「本当にやりましょうよ!」

ルパン:「飛行機で沖縄とか行ったりしてね!」

(管):「いいすなー!沖縄!」(*本題からズレ始める)


ルパン:「あと、こういうこととかどうのこうの」

(管):「えぇ、ウチも新しいことやりたいなーと思ってたんでどうのこうの」

(管):「それにネタ師も多いと思いますよ。結構。」

ルパン:「そうかそうかー。んじゃちょっとそれで・・・・・・」


ルパン:「最近面白いと思ってるのが・・・」


と・・・1時間半近くあぁだこうだ語ってましたが、
果たしてここから新しいネタが生まれるでしょうか!?




後編:居酒屋ヴァナ通へ続く・・・