■2秒でわかる「はじめてのFF14環境」

【PC SSD編】なぜか重いという人はこれを読め!!



■2014/3/1 更新
新生FF14に対応したPS4&PS3&PCでのSSD、SSHD、HDD比較を掲載しましたので
合わせてご覧ください。








最高のCPU!





最高のグラフィック!








でもなぜか重く感じる・・・。






そんな時は・・・






これ(SSD)!

・・・がいいかもしれない。






(1)SSDとはなんでござるか

SSDとは一言で言うと「スーパー早いハードディスク」のことです。

普通のハードディスクはこんな中身をしています。




上の白い円盤のところにデータが入っています。例えば青い部分にFF14のデータがあるとします。(本当はもっと分散しています)




ハードディスクの白い円盤は常に高速で回転しています。(1秒間におよそ120回転)
FF14のデータを読みに行く時、上で赤く囲ったピザの切れ端みたいなものを動かして、
FF14のデータがある方向に位置を合わせてデータを読みに行きます。




感覚的には、高速道路を走っているFF14の荷物をもったトラックから、
陸橋にいる人に荷物を投げる・・・みたいなイメージ
でしょうか。
ジャッキーです。ダイハードです。

ただしこの方式だと
・来るトラックに対して、人が位置を合わせなければいけない。
・FF14の荷物を乗せたトラックがやってくるまで待たなければいけない。

の2つに時間がかかってしまいます。(シークタイムという)





一方でSSDの中身はこんな感じです。円盤もピザもなく、黒いチップがいくつか載っています。
これはメモリのチップで、この中にデータが入っています。

FF14のデータを読みに行く時は、データがある場所に対して、電気的にアクセスしにいくだけでOKなので
いろいろ待たなければいけないハードディスクよりも時間がかかりません。





(2)ハードディスクよりも早いと何がいいのか




快適な環境を目指すのであれば、CPU、グラフィックボードを高性能にするのが第1ですが、
データ読出しが遅いと足を引っ張ってしまいます。




ハードディスクより早いSSDにすると、高性能なCPU、グラフィックボードにいち早くデータを引き渡すことができて
より早くFF14の映像を映し出すことができる
ようになります。




(3)でもお高いのでございましょう?


SSDはハードディスクよりも高いです。


例えば(2011年1月現在)


日立 HGST 3.5インチ ハードディスク



1TB(1,000GB)で5,000円


■Crucial RealSSD C300 シリーズ



64GB で12,000円


と、かなり高い・・・。


早いとは言うものの、実際どれくらいなのか体感できなければ手を出しづらい・・・。






(4-1)ということで試してみました(静止画編)

上記のSSDを導入して実測してみました。

環境は下記の通り
<OS> Windows7 Professional 64bit
<CPU> Intel Core i7 930(2.8 Ghz)
<MEM> PC3-8500 2GB×3
<GPU> SAPPHIRE Radeon HD 5850 1024MB (Catalyst 10.12)

※1回目と2回目の意味について
1回目:OS起動後に実行
2回目:1回目のテスト実行後に再度テストを実行


■ショートカットダブルクリックから初期画面表示まで



1回目 2回目
ハードディスク 7.2 4.1
SSD 4.1 4.0
(単位:秒)


■プレイからタイトル表示まで



1回目 2回目
ハードディスク 11.3 6.2
SSD 6.7 5.0
(単位:秒)


■タイトルからキャラ表示画面まで



1回目 2回目
ハードディスク 13.8 15.7
SSD 14.9 15.9
(単位:秒)


■キャラ選択暗転からサーバーログインまで



1回目 2回目
ハードディスク 43.2 20.1
SSD 19.6 20.7
(単位:秒)


■テレポ選択後の暗転から復帰まで



1回目 2回目
ハードディスク 15.1 -
SSD 13.8 -
(単位:秒) ウルダハ→キャンプドライボーン


■街からリテイナー街への移動



1回目 2回目
ハードディスク 15.1 11.4
SSD 11.8 11.3
(単位:秒) 



■キャラ選択からアイテム表示まで



1回目 2回目
ハードディスク 2.9 2.9
SSD 3.1 1.9
(単位:秒) 


■隣の区に移動

1回目 2回目
ハードディスク 4.0 4.3
SSD 4.1 3.9
(単位:秒) 


■リテイナー街から街への移動

1回目 2回目
ハードディスク 13.6 15.3
SSD 12.7 12.2
(単位:秒) 


■アイテム購入選択からアイテム表示まで



1回目 2回目
ハードディスク 3.6 2.5
SSD 3.1 2.5
(単位:秒) 


■ログアウトからキャラ選択画面まで



1回目 2回目
ハードディスク 20.7 20.0
SSD 20.8 20.7
(単位:秒) 





(4-2)ということで試してみました(動画編)


※回線が細い方は右クリックで保存してから見てください。

■街を歩いてみた



1回目 2回目
ハードディスク 引っかかりが多くカクカク スムーズ
SSD 引っかかりはほとんどない スムーズ


■リテイナー街を歩いてみた



1回目のみ
ハードディスク 引っかかりが多くカクカク
SSD 引っかかりはほとんどない




(5)結論


・SSDはFF14の起動、キャラクター表示でかなり効果がある。

・ログアウト、ショップ・リテイナーなどのアイテム表示には効果なし。






また、2回目のテストがハードディスクとSSDでほとんど差がないのは、一度データを読み込むと
ある程度のデータはメモリ上に残るため、ハードディスクを使用しなくても済むためです。
そのため、ハードディスクでもSSDでもメモリからデータを読み込むようになるため、差がなくなります。

ただし、FF14起動後初めて表示するキャラや装備、フィールドなどの情報はハードディスクから読み込む必要があります。
また、裏で他のソフトを使ったり、Windowsを再起動するとメモリ上からデータがなくなってしまうため、
再度ハードディスクから読み込む羽目になり、1回目のテストと同じ状態になります。



また、今回はFF14だけを取り上げましたが、Windowsやアプリケーションの起動もかなり早くなるので
ストレスを感じていた人は試してみてはいかがでしょうか。


※SSDを導入される際はこちらの記事などを見ることをお勧めします。
耐久性が気になる方は実験記事がありますので、そちらを参考にしてみてはいかがでしょう。




■SSD

Crucial SSD m4 64GB 128GB
Intel SSD 40GB 80GB 120GB




おわり