2011 夏休みタンブラー自由研究 (2011/8) 「本格派!タンブラーでクリスタルを錬金しよう!」 今までは自由研究のような、そうでないようなサムシングだったが今度は違う!! 正真正銘の自由研究に違いない!! ところで、「ファイナルファンタジー」といえば、クリスタルである。 このような物があるのをご存じだろうか。 「マジカル・クリスタルキット」!!! なんとこれは自宅にいながらにして、クリスタルを合成することができるという代物!! 箱の側面を見ると・・・ なぜ左右別の言葉にしたのかわからないが、これは怪しい!! 確かめてみるしかないぜ!!! ---------------------------------------------- ■実験に必要なもの ・マジカルクリスタルキット(1,000円くらい) ・スチール空缶(パイナップル缶とかトマト缶がよい) ・空き紙パック ・湯せん用の鍋 ・割り箸等の混ぜる棒 ・ファイナルファンタジー14 特製タンブラー(非売品) ---------------------------------------------- ■実験の方法 ※「クリスタル」と言ってもFFで出てくるような巨大単結晶風味のものを短期間で 作るのは難しいため、マジカルクリスタルキットを使用しました。 本格的にやりたい方は「ミョウバンの結晶 密度拡散法」で検索! (1)マジカルクリスタルキットを開封する マジカルクリスタルキットを開封すると、取説の他に、白い粉が入った大きな袋と 青色の塊が入った小さな袋が入っている。 白い袋はミョウバンの粉で、青い方は結晶の着色用のものらしい。 (2)白い粉を熱湯に入れる 見るからに怪しいが、空き缶に熱湯を注ぎ、白い粉を入れる。 (3)空き缶を湯せんして白い粉を完全に溶かす 空き缶を湯せんして中の白い粉を完全に溶かす。真夏のクソ暑いときにやったので、 もうもうと上がる蒸気の中、ミョウバンの臭いが立ち込める台所は地獄絵図である。 おまけに缶はものすごく熱くなるので十分注意すること。 これでミョウバンの水溶液を作るのである。 〜 ここで一息 〜 ミョウバンはお湯にものすごく溶ける。 *湯の温度が100度近いなら、水と同量以上のミョウバンが溶ける。 しかし、湯の温度が下がっていくと、ミョウバンが溶けきれずに水中に結晶として析出してくる。 さらに水分が蒸発していくと、溶けることのできる量がさらに減少するため、結晶がさらに大きくなってゆく。 この現象を利用してミョウバンクリスタルを作ろうというのがマジカルクリスタルキットなのである。 (ミョウバンの種結晶から作った人もいると思うが、大きくきれいな結晶にするのはなかなか手間がかかる) (4)溶液をタンブラーと紙パックに流し込む できあがった溶液をタンブラーと紙パックの両方に流し込む。 本当は紙パックに全部流すのが正しいやり方だが、ここではFF14特製タンブラーも使用する。 指定外の物品(タンブラー)を使っているので、どうなるかが全く読めない・・・!! (5)色つきの塊を軽く溶かす 色つきの塊を中に投入して軽く溶かす。きれいな青色の溶液になった。 マジカルクリスタルキットの種類によっては緑、赤、白もあるらしい。 強力な着色料なので、手に付かないように注意する。 (水で流したくらいでは落ちない) (6)振動のない場所で放置する ※水溶液と子ミネソターズのみなさん あとはただ放置!!振動がない場所で放置するのみ!!!実に楽だぜ!!! ■実験の結果 --------------------- そして3日後・・・ ---------------------- 紙パックには壁面に青い結晶がべったりと付いている。これは予定通り。 そしてFF14特製タンブラーの方は・・・・・・何かの進化を遂げている!? 取説外の使用法なのでサッパリ状況がわからん!! 取説には「1週間くらい放置すること」とあったので、このまま放置してみよう。 --------------------- そして1週間・・・ ---------------------- 終了!!! あれ・・・何か予想外の異形の生物・・・?が・・・・・・とりあえずタンブラーの方は無視しよう・・・。 紙パックの方(取説通り)は何かそれっぽい・・・ものができてるような・・・? とりあえず水を出してみよう。 お・・・これは・・・?! カッターで周りを切って結晶をそっと取り出す。壊れやすいので扱いには注意を。 これが完成品だ!!! 液量が半分だった割にはかなり綺麗な結晶が!やるじゃないかマジカルクリスタルキット!!! 一方その頃タンブラーの方は・・・・・・ あれ・・・?結晶はできているものの、大きさが小さい・・・? 無数の棘が底面に刺さっているように見える。 側面に謎のサンゴ礁が!!! これは取説にはなかった謎の状態!!怖い!! 失敗か・・・・・・?もうだめか・・・・・・? しかし、男たちは諦めなかった・・・・・・!! 余った溶液をブッこんじゃえばデカいのができるんじゃね!? というわけで、溶液を約2倍にして実験再開!! 数日後には巨大結晶が・・・!!! しかし、これが新たな悲劇を生むことに!! 「なぜ外側に結晶ができていたのか?」 その意味を考えていなかったために!!! 真の自由研究が今ここに!!! ----------------------- まさかの翌日 ----------------------- 約24時間後、結晶の様子を見に行くと・・・・・・ えっ・・・・・・。 ピギャアアアアアアア!!!! クリスタルが暴走しているゥウウ!!! ■クリスタル暴走による被害 机の上から浸食したクリスタルが、机から落ち、畳を浸食。おまけに青い色付きで。 ミニディスプレイおよび棚に甚大な被害。平日の真夜中2時にぬるま湯で削り取り、 掃除機をかける羽目になる。 ■なぜクリスタルは暴走したのか■ カオスでも皇帝でもくらやみのくもでもなくゼロムスでもエクスデスのせいでも、 FF14特製タンブラーが欠陥で水漏れしたわけでもなく、原因は下記のとおりである。 (1)溶液が冷えて結晶になり始めた ↓ (2)なぜかはわからないが、金属のせいか、タンブラーの側面には結晶ができやすく、 結晶が側面および、側面の結晶を伝ってタンブラー上部を浸食し始めた。 ↓ (3)中の水溶液が結晶に吸い上げられ、上部を伝い、さらに外部を浸食し始めた。 そのため、結晶が徐々に外にでき始めていたのである。 そこに気づかなかったため・・・ (4)さらに調子に乗って溶液を2倍に増量した。 これが死を招いた。 (5)ここぞとばかりに大量の溶液が結晶を伝って外部に流れ出し、 1日にして クリスタルが大暴走した。 こうして自由研究を通じて、僕たちはまたひとつ大人になった。 そして気づく。 畳に色がつくと・・・なかなか落ちないということに・・・。 戻る |
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