おしらせ:今回は発展途上の技術を使用しているため、現在さまざまな問題が議論されていて、今後どのように扱っていくか検討の段階にある認識です。そのため、これは個人的な実験ということでご承知おきください。
絵が描けたらなぁ・・・・・・
絵の描き方がよくわからず、美術はとにかく苦手な教科だった。
そのため、夏休みの課題「写生」は本当に困っていた。全く気が乗らない。。。
モヤモヤしていたところ、見かねた親父が手伝ってくれた。
だが、いつの間にか親父がノリノリで描いており、気づけばほぼ全て親父が描いた絵になっていたのである。
そのまま提出したところ学年で上位になってしまい、職員室の前に1年間飾られるという 「栄誉あるさらし首」状態になり、しばらく職員室の前を通るときに苦しんだという思い出がある。
もう二度と絵は描くまい・・・!(描いてない)と筆を折り、細々と暮らしていたのだが
なぜか再び公然の場にさらされることとなったのが、あの「ヴァナ・ディール通信」であった。
「エレメンタルを萌え絵にしてほしい」という、一見良さそうな企画だったが、それを自分に頼むのは大いに間違っている依頼。
表紙を描かれているようなプロフェッショナル絵師さまからすると朝飯前、なのかもしれないが、自分にとっては朝飯後ですらなく、200年後の夕飯後くらいの難解さであった。
結果生まれたものがコレで・・・
当時の自分としては100点満点中250点は叩き出していたが、目標は二科展入選だったので あと少しだけ実力が足りなかった。
あれから・・・14年・・・!!
襲来する新たなる脅威?兵器?
「描画AI」
※今回は二次イラストに強いことで有名になった「NovelAI」を使用。
いまさら説明するまでもないが、ある文字を入力すれば、なんだかエッチな絵が自動生成され、ある文字を入力すれば決して泳がないセフィロスやらラーメン手づかみやら、いかがわしい七色の盆栽の絵やらが生まれる時代である。
文字(この界隈では『呪文』という)から絵を生成するだけでない。
原画となるイラストを投入し、その絵の特徴を文字入力すると、原画をベースとして補正された絵が生成される「img2img」という方法もあるらしい。
今回の記事は、この「img2img」を活用し、二科展入選直前までいったはずのレジェンダリーナイトでも「何か」が生み出せないものかと思案したものである!!
1時間目:(素人魔導士)「エレメンタル萌え化計画・アゲイン」
2時間目:(初級魔導士)「FF11ヒロインズはimg2img可能か」
3時間目:(中級魔導士)「AIアシステッドオススメ同人誌制作は可能か」
1時間目:(素人魔導士)「エレメンタル萌え化計画・アゲイン」
生み出されたエレメンタルは、どれも(管)の壮大な脳内からイメージされたが、いかんせん最後の仕上げで時間が無かったんだよなー、あと5分時間があればなーというものばかりである。
これをimg2imgで本来の脳内イメージに近い形に補正してみようじゃないか。
まずは「炎」のエレメンタルから。
■炎のエレメンタル
1人目から厄介である。これいったいどういうコンセプト?で描いたのか、何も覚えていない。
良い絵を生成するための呪文はコツがいるのだが、まだ初級魔法使いなのでとりあえず「ファイアI」くらいからはじめてみよう。
img2imgの基本的な流れはこんな感じらしい。まず原画をアップロードして、呪文を入力する。生成を押すと画像が生成される。非常にシンプルである。
いざ召喚!!
わあ、とんでもなくエッチなのが出てきてしまったのだー(棒読み)
たたたしかに、よく見ると元絵のコンセプト(?)に近いものだなあー、うん、間違いないよこりゃ。元々こうなる予定だったんだよ。ええ、間違いない。
しかしながら、似ているのは想いだけ(?)で、髪型などは元の絵からは遠い部分もある。
ここで必要となってくるパラメータが「Strength」である。
上げると元絵から離れていき、下げると元絵に近い形の結果を生成してくれる。
今回はさらにエッチな絵を生成してPixivを混乱の渦に巻き込むことが目的ではないので、なるべく自分の絵に近いものを生成することとしたい。そのためStrengthを下げてみる。
結果・・・
お!これはなかなかいいんではないの。元絵にも近い感じだし。 幸先のいいスタートである。
ちなみにこれを召喚した呪文はどんな感じかというとこれである。
ひどい内容である。こんなものを夜な夜な入力しているだなんて、とてもお子様には見せられない。ただ、マイケルサイトなんて元からたいしたこと考えてないので、諦めてほしい。
この描画AIの特徴として、元画像、呪文、Strengthが同じであったとしても、同じ絵が毎回生成されるわけではないことは注意が必要である。そのため目的のイラストを生成するには何回か試行が必要になる。
デフォルトの0.7にすると元絵からかなり離れてるので、以降は0.5前後に設定をしておく。(0.4以下にすると、ほとんど元絵と変わらなくなる)
■光のエレメンタル
光はとにかく光ってるんだろいうコンセプトで生み出されたものである。ゆえに誰がどう見てもこれは光のエレメンタルであろう。設定として書いたテキストも何を言っているのかわからない。どうせ修正されるだろうと思って適当に書いたものがそのまま載っている。コレほんとに自分で書いたの???
ええい!召喚だ!!!!
お!こんな曖昧な感じでもそれっぽく出してくれるじゃないですか!
いいですね!ヴィダルサスーンですね!(?)
(呪文はメモするのを忘れてしまった)
■土のエレメンタル
土のエレメンタルは確固たるイメージがあった。森に暮らしているロリっ子である。自然を愛しすぎるがゆえにちょっと街の生活からズレて野暮ったい。そんな感じである。
いでよ!!!!
おおお!!すげぇ!!元絵からこんなに・・・!!
他のエレメントは何度も召喚しましたが、こちらは一発でした!
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■電(?)のエレメンタル
次は「電のエレメンタル」である。うっかり「雷」を書き間違えたがゆえに生み出された気の毒なエレメンタルである。顔が隠れている上に尻尾が電源ケーブルという無駄に凝った感じにしたがゆえに、AIも混乱をきたし、辛うじて生み出されたのが下記のとおりである。
これはAIも健闘したのではないだろうか。なにせ描いた本人もよくわかってないのだから。
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■風のエレメンタル
このあたりからネタに困り始め、少々ふざけ始めているのがよくわかる。では「これまでのエレメンタルは真面目だったのか」と言われるのも困る。風をまとう感じで・・・こう・・・なんとかならないかなあ!!
そんな無茶な要求でもなんとかしてくれるところがありがたい。どことなく最近の英語の教科書っぽいね!!
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■水のエレメンタル
水のエレメンタルは結構な自信作である。エロが出過ぎないように微妙な調整を施し、精霊らしさを残したまあその・・・そんな感じだよ!バスタブに入りながらシャワーを浴びているという難しそうな状況に対応できるのか・・・!?
これも結構頑張っているじゃないか!手と足が怪しいことになっているが、元絵より遥かにマシであるので目をつぶって頂きたい。
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■闇のエレメンタル
ここからは悪ふざけの賜物である。描いたものをそのまま掲載するのだから、ヴァナ通は本当に自由なムックであった。そういえば・・・まさかこれって、メーカーチェックとかしたのだろうか・・・そんなことはない・・・このページに限ってはそんなことはしないはず・・・・・・。
しかも、AIはこれどうするんだろう・・・下履いてない設定だし・・・
(※マイケルサイトは良い子のためのサイトなのでエロ出力はありません)
出でよ!闇の精霊!!
やったーーー!!!!乗り越えたーーー!!!
やはり闇のエレメンタルだからこんな感じだよね!変なアーケード入口も再現されてるね!
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■氷のエレメンタル
さて最後に氷のエレメンタルだが、、、これは何だろうか、、、、ついに力尽きたのだろうか・・・?
デザイナーさんが素敵な額縁風の縁を付けてくれたことに対して申し訳なくなる。
余計なものが一杯あるためAIも混迷を極めた。なんとか出来上がったのがこちらである。
これはなんとかギリギリ・・・といったところか。机二つあるし。素人魔導士の限界であろう。
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さて、ここまでは呪文の練習ということでいろいろ出してみたが、お気づきになった点がいくつかあると思う。
・手足が正しく出ないことがある
・周辺に余計なものがあると上手く出ない
・絵の統一感が無い・・・など
次のページではさらに上位魔法を目指していこう。