前回の朗読劇からもう1年経った?!嘘でしょ!

「異聞のウタイビト」から1年。 今回は場所を「ところざわサクラタウン」から「横浜」に変え、前回唯一の難点だった「BFまでの距離が遠い」を克服した!

会場の「横浜市教育会館ホール」は桜木町からほど近い好立地。多くの人が「横浜といえばアレ」と思う「みなとみらい」に隣接しており、
どこで適当に写真を撮っても絵になる場所です。
思わずIKEA港北店もIKEA横浜店に名前を変えるくらいの素敵なリージョンです。お前は港北だろう・・・!?

さて、まずはBFまでチョコボで向かうも、既に駐鳥場(?)は既に満車!開場までまだ3時間あるというのに・・・!!
先頭にいらっしゃった、いつものプロフェッショナル(どんなイベントでも必ずいらっしゃる)の方に伺ったところ、既に8時半には現地にいたという抜かり無い動き。
おまけに来場者限定でプレゼントされた「「FFXI」技連携てぬぐい」も当選するという強運(およそ1%前後の当選率)の持ち主。
やはりアルタナ神は早起きの方に祝福をもたらすのである。


なんとか近隣に停めるところを見つけ、会場に向かうと既に数十名が物販に並んでいる。

やはり今回のお目当ては会場限定の「うぇぽんすきる連携指南書 湯呑み」であろう。
皆川史生先生がある時に心眼を開かれ、その境地に至った際に書に記したという謂れの(適当な解釈)、
耳なし芳一のようなこの達筆な湯呑みは不思議な魅力がある。これで緑茶とガリを嗜むとさぞよかろう。

素晴らしいデキ。きっとデーモン属とかを退ける能力などもある。
来る人来る人ほぼ全員買うものだから、あっという間に在庫が尽き、昼公演の開場30分前には売り切れる始末。

まさかの作者はもとより、入場待機列の最後尾になぜか普通にいらっしゃった松井Pも普通に買えなかったという、大アクシデントをもたらしたため、一刻も早い増産が叫ばれる。
また、「カオスブリンガー」は「失せ物が出るお守り」として買おうと思う、って話をしていたら前の人も買ってました。

開場前にはこの入口が人で埋め尽くされ長い列ができた。
第1部は当日券も売り切れたらしく、大入りの模様。

いざ突入・・・!!

今回はライブ配信はなく、中の模様も撮れないので、実際の様子は後ほどファミ通などを見て頂くとして 雰囲気はこんな感じ。
入場にやや時間がかかったため、今回の企画者であるファミ通オポネ菊池さんと電撃のおしょうさんが前説で登壇。
劇中で入る効果音は、公式から提供してもらうらしいですが、本当に素材そのものが提供されており、
藤戸さんからも、例えば「この音の100フレーム後にこの音が鳴ることになってまして」と大変テクニカルな案内で
面食らったとのこと。
また、技連携の効果音は独自に入れているらしく、タイミングも重要なので意識して入れていると
こだわりポイントを解説されてました。
30分弱ほど押し気味で開演。2時間ほどの昼公演に引き続いて、夜公演も連続して鑑賞しました。
※台本は下記で販売されていましたが、現状は終了となってます。もしかしたら追加あるかも?
■これから台本読む方はネタバレ含みますのでご注意ください■----------------------------------
■心の院 最高機密
作:高橋玖さん
星の神子:加藤英美里さん
ズババ:浅川悠さん
フォイムイ:河西健吾さん
カイルパイル:ランズベリー・アーサーさん
★昼公演のみ
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公式ではカラハバルハとロベルアクベルの関係性はハッキリとした形では示されないが、今作ではかなり踏み込んだ形で
直接的に星の神子がその事実を知り涙します。
「お菓子のレシピ」という一見縁遠そうなところから、そのことを徐々に理解していく様を加藤さんが情感たっぷりに語られ、
見ている方もたまらんわけですね!!
この話は企画者も肝いりで、加藤さんも髪型を星の神子をイメージしてセットされたとのこともあり、見た目からもより訴えかけてきます。昼から入場していて良かったと思える作品でした。まんまとやられましたね・・・!
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■冥路の少女
作:高橋玖さん
アフマウ:加藤英美里さん
ミリ・アリアポー:浅川悠さん
アウゼン:河西健吾さん
コルセア(ルザフ):ランズベリー・アーサーさん
★夜公演のみ
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ちょっとした気晴らしのお出かけがとんでもない遠距離(アラパゴ暗礁域)になるわけですが、
浅川さんのミリ・アリアポーはこう、以前のケットシーの時も思いましたが、ネコ科が非常に素晴らしいわけです。
ちょっと小ずるい感じなど、まだ聞いたことない方は何かの機会に是非聞いていただきたい・・・!
生まれもエルヴァーンそのものなんじゃないかと思われる、ランズベリー・アーサーさんが演じられる「なぞのコルセア」も
イメージによく合っています。
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■ブルーメイジ・ブルー
作:はせがわみやびさん
マリア(ヒューム青魔導士):浅川悠さん
エミリュー(タルタル白魔導士):加藤英美里さん
カスミ(ヒューム忍者):河西健吾さん
レン(エルヴァーン狩人):ランズベリー・アーサーさん
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企画者からして「はせがわみやびさんの無駄遣い」と言わしめるほどに、数十作にわたるFF11のノベライズに
携わられてきた、はせがわさんですが、今回も準公式FF11転生モノの2作目を!
今回は浅川さんが巻き込まれてしまうわけですが、初演の昼公演では様々な位置に仕込まれているネタに加え、
浅川さんの感情のジェットコースターもあり、会場は大いに沸いていました。
また、今回全く出ないと思われていたザイドが(なぜかグッズだけ・・・?)、突然出てきて、すまねぇZeidこの船4人乗りなんだ!の
流れは反則でしたね!
魔物の魂から青魔法の取得に至るまでの説明は、少々複雑な部分だと思うのですが、
話の流れと浅川さんの演技により自然に内容が入ってきて、後半に繋がってきているのが素晴らしいなと思いました。
夜公演では実はエミリューも同時に転生している、ということが途中で挿入されているのですが 「(ホームポイントに戻るときって)死にそうなほど痛いんだからね!」という部分は、1作目で加藤さんが転生した際の セリフでもあるので、鋭い方は昼公演の時点で気づいた方もいたのではないでしょうか。
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多頭蛇追想記 ー英雄立ちの記憶ー
作:高橋玖さん
プトリトゥリ:加藤英美里さん
ミュゼルワール:河西健吾さん
キリッチ:ランズベリー・アーサーさん
ルー・マカラッカ:浅川悠さん
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まあーーとにかく全員カッコいい!!痺れました・・・!
河西さんのミュゼルワールはサンドリアの猛者としての性格がストレートに伝わってきて、赤狼騎士隊に入隊したくなるレベル。今回の話だけでなくもっと過去の活躍を聞きたくなります。
加藤さんの青年タルタル♂も、昼公演の星の神子を直前で見ているだけにその変貌に驚かせられます。また、細かいですが
手紙の語り手とクロスオーバーすることによって情景に引き込まれていく演出はよくありますが、実際に聞くとより没入感が感じられて面白かったです。
技を各々が宣言する場面は何度聞いても迫力がありますね!ランズベリー・アーサーさんの「ナイツオブラウンド」も重厚でした。
またアンサンブルメンバーの方々も、前回は「魔物の叫び声がほとんどだったのですが(笑)」と挨拶されていましたが、今回は人語(一部人語を使う武器)を使う役も多く、凛とした隊士たちが絶望に打ちひしがれ気が触れていく様、圧倒的な力で迫る「おおきいの担当」の闇の王など、総力戦で非常に聞きごたえがありました。
終演時に一言挨拶がありました。
河西さんは「装備を借りパクしたまま返してないかも!?」で笑いを誘い、ランズベリー・アーサーさんはお母さまが来場していたらしく、
当時FF11に相当ハマってて心配をかけたことが今日返せたのではないかと、またプレイ中では未達に終わったエクスカリバーを使うことができてよかったと語っておられました。
浅川さんは自分が熱心に遊んでいたゲームを演じることができる喜びと、まだまだこの先の展開を願って、30周年も40周年(!)もお互い健康でいましょうと伝えられました(ホントそう)。
最後に加藤さんが演じられた役についての想いを語られ、朗読劇が続けられたことに感謝しつつ、さらなる展開を願い終演となりました。

外に出るともう真っ暗!時間は20時を回っていました。
前回は公演時間が長く(それはそれで有難いのですが)、場所も試される大地だったので、相当なパワーがかかったのですが、
今回は2回目ということで様々なバランスが調整されて良くなっていました。
(来場者の過半数を超えるくらいの人が昼公演からのぶっ通しのようでした!)
延べ4時間座っていたので、尻と腰はアレで、紅葉坂で足も戦闘不能になった方も多いかもしれません。 お互いの健康のため頑張りましょう・・・!!
「時空を超えた愛と再会の物語」を酒の肴に、
桜木町の各所の飲み屋でオフ会が開かれたのではないでしょうか。リアルイベントはこれも含めて楽しいです。
まだまだ様々な方が期待するネタがあると思いますので、やり切ったと言わずぜひ次回も期待したいですね!!
(個人的にイブノイルをだしてくれ・・・!!!)
(おわり)
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余談

結局23時前まで桜木町にいたのですが、再び坂を登り(本日2回目)車を取りに行ったところ、
駐車場の入口で「愛の物語」が始まろうとしているアベック(死語)と鉢合わせてしまったので、
「オッ、最大料金1,500円かかっちゃったなー!でもまぁ桜木町なら安いか・・・!」
と
別に言わなくてもいいようなことを/sayし、いまそれ以上は物語が進まないでほしいなァー!とお知らせしながら、早々に立ち去ったのでした。