西洋と東洋がボーイ・ミーツ・ガール!!!!
西方のミンダルシアと極東地域の間にある、アトルガン皇国も
*トルコ・イスタンブール市内
トルコがモデルか!?
他にキリスト教徒の隠れ里であり、地下都市が存在する「カッパドキア」も気になるところ!
国土は日本の2倍!人口は7000万人!世界遺産豊富!(遺跡は800あるとか)
そして安い!!(*他のヨーロッパ諸国に比べると)
これは行ってみるっきゃないぜ!!
飛行機は本当に勘弁して欲しいけどな!!
成田からトルコのイスタンブールまでは、直行便で12時間。 しかし直行便を使ったものは高いので、乗り継ぎ便にしよう!そうしよう!
トルコ・日本航空の直行便は無理だったが、ルフトハンザとかスイスエアとかそんな感じでヨーロッパ経由で行くのかな。
ん?
---------------------------------------------------
「ウズベキスタン航空」・・・・・・・・・??
落ち着いて日程表を見ると、
トルコのイスタンブールに着く前に、ウズベキスタンのタシケントという謎エリアで乗り継ぎをするらしい。
あ!こんなところにMapがあったよ!!
どこだろう・・・。
デュークが必要だ・・・('-')
飛行機の恐怖に加え、今回はなんだかよく分からない国への不安もオプションで追加され、「ウズベキスタン 事故」のキーワードでゴートゥーGoogleな日々をしばらく過ごす。
今回の内藤 in the skyの同行者である「ビッグマン」は、医術と武術の両方を取得し日本では向かうところ敵なしな感じの漢であるが、出発当日、「家族には『ウズベキスタン航空』ということを言わずに出てきた。」 というステキ対策。
戦時下の情報収集(Google博士)と緘口令(家族にだけは秘密)と三井住友生命保険により、我々の旅の準備は万全なものとなった。
-------------------------------------------------
*暗い・・・。
そんなわけで某日朝5時、地元を出発。
高速バスに乗ってしばらくすると、激しい雨で視界がホワイトアウト。
不安だ・・・(;;´д`) (*上空の気流が)
成田に到着。
ウズベキスタン航空の搭乗口は、第1ターミナルの一番隅っこにあり、
成田にいるけど外様な空気を漂わせていました。
飛行機はよくあるボーイング767だ!よかった!ツポレフじゃなくて本当によかった!!
これでウズベキスタンにでもタジキスタンでもトルクメニスタンにでも
どこにでも行けそうだぜ!!
- そんなわけで離陸 -
アーーーーーッ!!
- 1時間後 -
*関空
なぜまだ日本!!(;;´д`)
ウズベキスタン航空は関空経由という、大変ありがたい配慮をされているので離着陸が1回多いのです・・・。
- そんなわけでまた離陸 -
アーーーーーッ!!
錯乱した状態で「俺が飛行機で手汗をかく率を教えてやろうか?100%だ」とかなんとか心を落ち着けるために言っていたところ、脈を測られました('-')
「お前、軽く運動したくらいに脈拍が上がってるぞ」と 医学的にも飛行機がダメであることが立証されました('-')
キャビンアテンダントは昭和を彷彿とさせる制服だったが、 国営航空なのでしょうがない。スマイルとかを期待してはいけない。どちらかというと表情がない。
とりあえず飲み物と、ファニー兄弟(?)が描かれたおつまみが出てくる。
*ファニー兄弟。前を見て操縦して下さい。
機内ではとりあえず日本語アナウンスもあるのだが、後は全てロシア語で機内の表記もロシア語と英語でした。 文中に書かれている「д」が、顔文字に見えて見えてしょうがなかったことを付け加えておきます。
どうせ寝れないので、映画でも見て過ごすことに。
イヤホンを差し込む。
聞こえない。
チャンネル間違ったか。
聞こえない。
あれ?1チャンネルから3チャンネルが映画だよな。
聞こえない。
ハハハ、音量が低かったか。
聞こえない。
聞こえない?
まさかな・・・!
イヤホン端子を座席に甘挿し(*微妙に挿す)してみたところ、
出た!音が!!!
片耳だけ・・・!
微妙に位置をずらすと、今度は両耳から音が出る。 しかしこれまた微妙な位置で全然聞こえなくなる。
片イヤホーンを耳に入れ、片手で接触を一生懸命微調整している姿は競馬中継を聞いているおっさんのようであり、もうなんかめんどくさいので片耳だけ出りゃいいや・・・(´―`)と悟りの境地に達することが出来た。
映画1本目:ミート・ザ・ペアレンツ(2000年)
ちょっと古そうだなまぁいいか。最後まで見た。
2本目:トゥームレーダー(2001年)
ちょっと古いなまぁいいか。アンジェリナージョリーEROSー。
3本目:インディジョーンズ レイダース/失われた聖櫃 (1981年)
オイイイイイイイイイイイイィィッ!?
1か!しかも1かッ!!
さぁ次はなにかなー。
4本目:ピーターパン (1953年)
パーーーーーーーン!!(ノ∀`)
こんなところでネバーランドとは思わなかったよ・・・。
最後まで見てちょっと感動しちゃったじゃないかよ・・・。
-------------------------------------------------
*ウズベキスタン・タシケント空港(撮ると怒られるかもしれないのでお勧めできない。)
着陸はソ連仕込みのダイナミックランディングで肝が冷えたが、着けばいいんだ着けば。そういうことにする。
そんなこんなでタシケント国際空港に到着。しかし、そこには罠があった!!!
(*ウズベキスタンはソ連から独立した国の1つです)
(*危険なのは国境地帯だけで、都市部は安全らしい。むしろ中央アジア中では進んでる国らしい?)
さぁて降りるか。
タラップで。
周りはソ連軍あがりっぽい、モワモワ帽子の軍人さんみたいな人が周りを固めている。正直、撮影は精神的にもお勧めできない。
(*空港のセキュリティ関係や軍事施設で撮ると最悪、身柄拘束みたいです。おっさんが撮っている所を生暖かく見てたので、この場所はOKだったみたいですが)
バスで移動すること数分。現地時間19時に到着したのにもかかわらず、空港のメインぽい建物は既に真っ暗。 ヨドバシカメラより閉まるのが早いのに驚いたが、 乗り継ぎ待合室みたいなところへ通される。
おい・・・この部屋の天井・・・!!
*穴。
なんか穴があいているぜ・・・!!
国際空港だけど穴とかあいてて大丈夫なんだろうか・・・。
天井の壊れ具合を眺めながら、ビッグマンと話していたところ、
『ピチョ!』
ん、頭に??
「ペロ・・・・・・これは!」
水漏れとるわアッ!
ビッグマン:「お前の足元、カビてるぞ。」
ノワァ!!絨毯がカビている!!
タシケント・・・早く直しといた方がいいぜ・・・!水周りとかな・・・!
ついでに言うと、トイレも水浸しで足が濡れたぜ!
ビッグマン:「おい!コイツも見てみろ!」
なんだ!
「民族の記念品」とは・・・!
間違ってはいないけども、「土産物」がどうしてここまで変わっちまうんだ・・・!
それにしてもなんて素敵なフォントなんだ・・・!!
2階へ上がる。
2階には、パスポートチェックを1人で回しているシュトロハイムの姿が。奇妙な冒険が始まろうとしていた。
200人が一斉に並ぶ長いチェックが終わり、セキュリティチェックへ。セキュリティチェックは全員靴脱ぎが標準仕様で、うっかりベルトを外し忘れた(管)が「ピー」と鳴ってしまった。「アハハこりゃいかんわい」とベルトを外そうと戻りかけたところ、ムンズと捕捉された瞬間に携帯型金属探知機で全身をチェックされ、ボディーチェックも実行。この間、数秒。
「行ってよし」の指令。
側には昨日まで陸軍にいたとおぼしき男性係官と、 どうみても悪役にしか見えない女性係官がいる。無論そこにスマイルなど存在しない。完全に無表情である。
出発ロビーも国際空港というより、むしろ草津バスターミナルといった雰囲気で、搭乗口の方へ向かうと、やはりそこの天井にも穴があいていた。薄暗い通路を歩き、どう見ても人の家のお勝手口のような引き戸の出口から外に出され、バスで飛行機まで移動。
この空港を少しずつ愛し始めている自分がいた。
------------------------------------------------
次の便もボーイング767だったが、運悪く(良く?)さらに古い感じになった。リクライニングボタンを押してないのに、体重をかけると下がる謎の座席。そうか!オートリクライニングシートとはやるな!
成田からここまで14時間。残念ながら、まだ6時間半あるのだ。戦いはこれからだ・・・!
日本時間27時に夜食が出る。かつて見たことがない莫大な量の機内食。もはや誰も完食できず。やっぱりピロシキは出た。
周りの人はほとんど戦闘不能。自分は眠れない。しかたないので、ウズベキスタン航空機内誌を読むとそこには・・・
*旧ソ連製 TU-154
あぁ噂のツポレフ154!!
こ、これは・・・!
*双発プロペラ機 IL-114
イリューシン!
いずれも国内線では現役の模様。
あぁよかった!!国際線で本当によかった!!!(ノ∀`)
どうしても乗りたい人はロシアか近隣諸国にでも行けばいい!俺は絶対にいやだ!!!
------------------------------------------------
そんなこんなで激しく疲労しつつ、イスタンブール到着。 時刻は現地時間24時(日本時間で朝の7時)。 現地ガイドのジェンキが出迎えてくれた。
それにしてもやたら車が多い。それも8割方は黄色いタクシー。物凄い渋滞。24時なのに・・・?(゜Д゜)
話を聞くと「金曜の夜は若者が街に繰り出すので渋滞が激しい」とのこと。車社会のトルコで、東京より多い1500万人が住むイスタンブールは渋滞が深刻な問題になっているらしい。
それにしても、かなりのスピードで飛ばしてる上に、タクシーの強引な割り込み幅寄せあり、クラクションが鳴り響いて大変なことになってますが大丈夫すか。
ジェンキ:
「ウチの観光会社には運転がヘタな人はいませーン。」
ほう、それは安心。
ジェンキ:
「運転がヘタな人はみんな事故で死にまシタ。」
オイイイイイイイイイイッッ!?
ブラックだぜ・・・!ブラックだぜジェンキ・・・・・・!!
強烈なネタに突っ込むスキもなく、ホテルで倒れるようにして寝たのは25時(日本時間 朝8時:家から27時間経過)のことでした。
第1日はイスタンブールからとりあえずチャナッカレあたりまで行く。
---------------------------------------------------
前日寝たのが26時にもかかわらず、翌日また5時半! しかしテンションが高まっているので爽やかに起床。
イスタンブールを出た時はあまり天気がよくなかったが
だんだん晴れてきて
まったりした風景に。エーゲ海沿いで、海の向こうをちょいと行くとそこはもうギリシャだそうで。たしかにギリシャっぽい感じ。
ここらへんの家は裕福なマネー持ちのセカンドハウス(別荘)であり、夏の間はここに住むらしい。夏休みは3ヶ月もあるんだとさ!!
貧富の差がかなり激しいので、田舎の方とはえらい違いだそうな。それはこれから目にする。
トロイへ行くためには海を渡らなきゃならん。途中でバスはカーフェリーへ。
な、なんか風が強すぎるぜ!!しかも寒い!!なんか氷点下っぽいぞ!!
ん?なんかアンモニア臭えなぁ・・・トイレの方から?まぁいいか。とりあえず温かいものを・・・。
*1.5トルコリラ(120円) チャイはどこでも1リラ(90円)くらい。
というわけでチャイをゲット。どこへ行ってもこのような感じの小さい器で出てくる。結構濃い目。
同席していた外国人のあんちゃんに「どこから来たんだ?」と英語で語りかけられる。「日本から」と答えると、あんちゃんはドイツかららしい。
ドイツは1回行ったけど良いとこだねぇ、と言ったところ 「俺は英語が喋れないんだ」と返される。当然今言ったことも通じてない。
「ドレスデンにも行ったんだぜ!!」
あんちゃん困り顔。
なぜ話しかけたアァ!(ノ∀`)
生暖かい空気が場を支配。次の手は・・・次の手はどうするんだ・・・!?
結局、3人とも視線を斜め下にそらしたまま、このトーク終了('-')
出航だ!!!
*マルマラ海
うおおおおおおお!!この荒ぶる海はどうしたことか!!
怪しげな看板もゲット。
これはアイランという、酸っぱめの飲むヨーグルト(名物)だが、どうしてこの牛は死んだような目をしているのだろう。何かいやなことでもあったのだろうか。
下に行くと別の日本人のあんちゃんが、謎のアンモニア臭の正体を教えてくれた。どうやら、揺れと船のトイレの不思議構造で 便器から水が逆流して噴出しているらしい。
当然、そんな水にひっかかるのはタシケント待合室だけで十分。
男性のみなさんは便器から離れて遠距離射撃するわけですが、激しい揺れなので、尿的なものがカップインしませんわな。そんで床に漏れますわな。逆流した水が尿を洗い流し、船の甲板が水浸しになりますわな。
↓
「なんかアンモニア臭くね・・・?」
つまり「飛び出せ小便」になっており、床は海水で薄められた尿水なわけだ。
「それにしても、外国人はあんな遠距離から堂々としたもんだよ・・・」ウーン・・・と、我ら男3人は唸った。
これが世界レベルか・・・。(いろんな意味で)
といわけでトイレのある甲板1階では注意して歩いていた。揺れは激しいが、1階もいい眺めである。
すると、遠くの方から姉さんたちがワイワイやって来た!
あぁぁぁ!揺れが激しいから、こっちに来ちゃだm
ズシャーーッ!!
あああああぁぁぁ!!!
やっちまったアァァァッ!!!
「アター濡れちゃったーアハハー」みたいな、通常なら微笑ましい風景も、アンモニアウォーターである事実を知ってしまった我々はどうしたらいいのだろう!?
とりあえず黙っとくか!
チキンボーイ(管)と、心優しいビッグマンはそんな痛ましい事実を宣言できるはずもなく、機会は永遠に失われた。
悲しみのカーフェリーを乗り越えて、我々はトロイに着いた。 トロイといえば木馬である。三角の方かと思った奴は職員室に来なさい。
映画「トロイ」のために作られた木馬はデカくて格好良い。
---------------------------------------------------
悲しみのカーフェリーを乗り切った我々は、最初の世界遺産「トロイ」へ。
木馬は大好評「再建造中」で、まだ完成はしてなかった。 木の木馬が残ってるわけないので、観光用に作られた木馬と、映画撮影用の木馬があるわけだ。
観光用に建造中の木馬はあのその・・・まぁ・・・いっか! ショボめであった。(言った)
トロイア戦争は簡潔にまとめると
「トロイア国の王子がスパルタ国の美人王女をかっぱらったので、怒ったスパルタ王が王女ゲットバックのついでに、領土拡大を狙って連合軍でここに攻め込んだ。なんか勝てないので木馬置いといて逃げたフリしておき、「木馬を城内に入れとくと、お前らの完全勝利は確定的に明らか」というウソ予言を信じ込ませ、中に入れたらまぁ大変。あれよあれよと人が出てきて城内に火を放たれて滅亡。病院で栄養食を食べるハメになった。」となる。(いいかげんすぎだ)
*入り口部分
*カタツムリではありません。
城壁はタマネギのようにぐるぐると作られている。なぜこのような形になってるかというと、
*イメージ
このような門が所々にありまして、攻める際にはこれをブチ破らねばならんのです。
丸太の棒を数十人で持ち、エイヤーとぶつけてブチ破りますが、カーブした通路では丸い棒は入り難いのですな。
モタモタしてる間に上からこういう感じの人に
*こういう感じの人
矢で打ち抜かれてあえなく戦闘不能になるわけです。
そこで昔の人は考えた。
丸太で破れないなら
ヒュルー
ドカーン
コメットがあるじゃない!
「おまえ頭いいな!」
これにはタルタルの皆さんも大喜びです!
すいませんでした・・・真面目にやります・・・。
ともかく、改造型の破城槌などもあり、頑張って戦ってたようです。詳しくは「攻城戦」をご覧下さい。
*城壁
作られた時代により、城壁の形も違う。右の城壁はアバウトで、(管)が作るときっとこんな感じになる。古い時代のもの。左の新しい時代の城壁は整っていて、敵が登りにくいようになっている。
トロイ遺跡は紀元前3000年の第1層から、トロイア戦争の起こった紀元前1200年あたりの第7層、そしてギリシャ・ローマ時代の第9層と多層構造になっている。
こんな風に、街が年代ごとに積み重なっているのだが、実際に見るとこんな感じ。
下の方が古い街で、上は新しい街。高低差は10メートルくらいありそう。
さてこの遺跡を発掘したのはもちろん・・・
のおっ!?
*さむそう。誰アンタ。
このように現地ミスラがうろつく中で、遺跡を見学したのであった。ちなみに野良猫と遭遇した回数はかなり多く、ギリシャの比ではなかった。
えーと、この遺跡を発見したのは誰もが歴史で通過する シュリーマンなんだけども、シュリーマンは考古学者じゃなかったので(商人)歴史的建造物保護というよりも、どっちかというとトレジャーハンター的なアレだったわけです。
ほっくり返す時も爆弾でボンバイエーしちゃったりして遺跡を破壊しながら、漢の発掘をしたので失われている部分もかなり多いとか。
そこんところの説明をしているときはジェンキも多少キレ気味でした。ついでに通りがかった地元小学生軍団がワーワーやってたので、さらにキレてました('-')
しかしシュリーマンが「ここは怪しいぜ・・・!」と思わなかったら世界遺産はなかったわけで、まぁ仕方ないがシュリーマングッジョブというところでしょうか。
現在も発掘作業は進められていて、数年後にはまた違った風景になるかも。
---------------------------------------------------
トロイから南に行ったところでホテルに到着。この辺は家も何もない・・・・・・。あるのはこのホテルだけだ・・・。
建物は立派でデカいが、かなりの年代もののよう。 金田一少年の事件簿ホテルという感じ。今日中に数人やられてもおかしくない。
スーツケースを運ぼうとしたところ・・・。
アッ!!
廊下が真っ暗だ!!何も見えん!!!
ここで金田一なら女の子の悲鳴があがって、時既に遅しパターンか、なんだ変な置物かアハハ、パターンに分岐するが、
「何も見えないっすね・・・」
「そうねぇ・・・」
「ちょっと添乗員さん呼んでくるかなぁ」
「あ、そこ僕の部屋です。」
という普通パターンに入ったので、誰も死なずに済みました。
暗中模索で部屋を探し当てると、今度は鍵穴が見えない!美雪、明かりを!!!
「あ、そこ私の部屋です・・・」
間違えました('-')
幽霊ホテル&修学旅行ハプニングぽかったので面白かったんですが何も起こりませんでした。
だた、トルコで心残りだったことの1つがここで発生。
コイツに乗り忘れたぜ・・・。
あぁ1日目から・・・。
---------------------------------------------------
飲めないのになぜ飲んでるかというと、お通じを良くするためである。 つまり、うん子を出したいのだ。(台無し)
前日、(管)はうん子が出なかった。食事は不規則だわ高度1万メートルだわ トイレは水没しているわで出るわけがないのだ。
うん子って大事。特に旅行中は。腸に滞在されると困る。 腹は張るし、食欲も減る。それになんか気持ち悪い。せっかく旅行に来ているのにうん子一つで台無しになりかねない。本当に重要なんだうん子は。キミが好きなあの子だって、1年に1回もうん子しないような 顔してるけど、実際は2日に1回はしてるわけだよ。むしろ1日2回という可能性も捨てきれない。ついでに言うと放屁も定期的に行うんだよ。だから何だってんだ。アイドルは妖精だから黄門なんかないよという議論よりも、むしろ俺はうん子ごと愛してやるぜという心意気、 人間性を育む教育をだね・・・!あれなんか話がおかしい。
つまり、うん子が出ないで悩んでいたんだけども、ついにこの日の早朝、ホテルのトイレにて元気なその人が生まれた。
ランニングから帰ってきた(なぜこんな何もないところでランニング?)ビッグマンに「ついにうん子が出たぞ、やった」という報告をすると(どんな会話)「あぁ、俺もさっきしてきたよ」とのこと。
あれま、俺が寝ている間にトイレに行ったのか。
いつの間にと思っていたところ。
「ランニング中にどうしても我慢できなくなってな。」
なるほどねぇ。
・・・・・・。
それって野グ○じゃねぇかッ!!!
お、お前紙とかはどうしたんだ・・・。
「紙を持ってなくてな。近くに良い葉っぱがあったんだよ。」
良い葉っぱも悪い葉っぱもあるかアァァッ!!!
「いや、かぶれる葉っぱとかあるからさ。」
もういい・・・・・・・。
---------------------------------------------------
ひと悶着あって、バスは出発。
ここら辺のアイワルクというところは本当に何もない。野でいたしても大自然に還るし、まぁいいのかなぁ・・・・・・。
ジェンキ:
「この辺りに見える池は塩湖で、かなりの量の塩を生産しているンですヨー」
ちらりとビッグマンを見る。
お前コノヤロー・・・・・・。
---------------------------------------------------
塩湖を抜けると、オリーブと、桜と桃の木地帯に出る。桜と桃の木は花が咲いている。
*晴れているんですよ。
都会イズミルを抜ける。都会は排ガスで、田舎は乾燥して埃っぽいので、あまり空気がいいとは言えない。その分道路はかなり整備されていて、高速道路にはETCまである。
*エフェスへ
*ギリシャでも見たような風景
このエフェス遺跡は紀元前100年辺りに最も栄えた都市跡。 紀元前11世紀にギリシャからやってきたイオニア人がこの辺に住み、 紀元前4世紀にこの場所に移り、重要な交易都市として栄えた。 黄金時代には人口が50万人を超えたが、港が土砂で埋まっちゃってから だんだん怪しくなり、西暦300年頃には他勢力からの攻撃を受け、 14世紀頃には完全に廃墟になっちゃったんだとさ。
さて中に・・・。
*アルカディアン通り 向こうの方は海だったそうな
デカー!!(゜Д゜)
長さが500メートルもあるこの大理石の道は、商店が並び、馬車も通れる大通りだった。道の両サイドには街の偉大な権力者の像が並び、緑の丘には高級住宅街が上の方まで立ち並んでいたんだとか。
*この先も高級住宅街。
昔は街灯や、木製の屋根などもあったらしい。立派な噴水などもあり、昔のセレブたちは海の見える家に住み何時にトラヤヌスの噴水前ね!とかやったのであろうか。
表面は総大理石だったのだが、一部失われているのは近所の人が大理石の部分だけをかっぱらって、自宅の壁とかにしちゃったからである。
*下まで行くと、入り口は遥か向こうに霞んでる。
*ケルスス図書館
通りを下りきると、そこには2階建ての図書館が。2階建てといってもデカい。どれくらいデカいかというと・・・
2階建ての意味を間違ったんじゃないかと言うほどデカい。 中は意外と狭い。
図書館の脇に入ると・・・
図書館の横には柱が林立する地帯。ここは市場だったようだ。 もうなんかマナの聖域ですな。(病気)
*マーブル通り
市場の上の道。図書館から大劇場へ続く。左は娼婦の館が立ち並んでおり、海の男はここでミスラとにゃんにゃn・・・していたわけだ。もちろん地元のおっさんも使っていたようで、おっかさんに「オラ図書館に行ってくるだ」といいつつ実は娼婦の館に行ってたとか。
ジェンキ:
「奥サンには『図書館で勉強してくる』と言いながら、ここで『人生の勉強』をしてたワケですネー。ハッハー!」
うれしそうだな('-';;)
あ・・・あれは・・・!?(゜Д゜)
この先にあるのは・・・?
---------------------------------------------------
こいつは・・・
大劇場であった。2万4千人ほど収容できたらしい。
*劇場の下
離れてみるとそのデカさが分かる。
あ、またも地元ミスラ。
地元ミスラが行く先、この道の端には昔、港があったそうな。 今は海が4キロ向こうになってしまったので、見ることはできない。
この遺跡は、ギリシャのデルフィやコリントスより状態が良く かなりオススメ。
---------------------------------------------------
*アルテミス神殿跡(127本あった中、あの1本しか残ってない)
グエッ グエッ グエー
なんかアヒル?がいっぱいいますね・・・('-';;)
バスを降りた瞬間に、ものすごい勢いで土産物を売りつけられそうになる。全く脈なしと見るや、おっさんはビニールシートの上でピクニックしているらしき家族の元に戻り、赤ん坊を高い高いしていた。まったり日曜日。
1ドルくらい買ってもよかったかなぁ。
ちなみにアヒルを見た感想は
(管):「かわいい」
ビッグマン:「うまそう」
でした。
---------------------------------------------------
土産物屋へ寄ると・・・
*ホジャはトルコの一休さんにあたる人。
「ナスレッディン ホジャ 小話集」が!!これを買わなかったのが、この旅最大の失策であった。この手塚治虫ライクな表紙・・・ステキじゃないか・・・!しかも小話集とは・・・!
どうせイスタンブールでも買えるだろうと思い放置してたところ、 イスタンブールでは見かけないという悲劇・・・。これは今でも後悔している。10ドルくらいなので、行く人は見かけたらすぐ買うといい・・・ッ!!そして、くれ!!(近年メルカリで売っているの発見して買いました)
いろいろ見ていたら、店のあんちゃんに「オー!ジャパニーズサムラーイ!」と声をかけられた。
「アイアムジャパニーズサムライ!」と本当は内藤にもかかわらず そういうことを言うと、なんかニヤニヤしながら
「グランドファーザー!グランドファーザー!」
と言いつつ、絵葉書コーナーの一角を指差した。
なんですかィー?
どうしよう・・・・・・。
このバスター砲を装備した彫像は娼館から発掘された「ベス神」という、ありがたい彫像だそうで。
「ありがたい彫像」だそうで。
あんちゃんは「どうだい!?ご先祖さまだぜ!」ということを言ってたのだ。た、たしかに間違ってはいないけども・・・!!
「オーオーオー・・・!ハッハー!
“マイ グランドファーザー” イズ ノット ソー ビ・・・・・」
まで言ってツアーの女の子たちが近くにいたのに気づいた。最後まで言ってたら、僕はきっとエーゲ海に身投げしていただろう。
スープがうまい!!
---------------------------------------------------
トルコはテレビっ子が多いのかどうか分からないけど、馬小屋のような家でもBSアンテナが立ってたりする。
歌番組を見てみると・・・
おおなんかアラビアーン。
キャーー石油王ーーー!!!
やはり東洋なのだな・・・!
テレビを見ていたら、外に出ていたビッグマン(医者的なひと)が ため息をつきながら戻ってきた。どうしたんだい?と聞くと、ツアーの女の子の1人が具合が悪くなったそうな。
「この状況じゃあんまりちゃんとしたこと言えないしなぁ・・・はぁ・・・ こんな時無力なんだよなぁ・・・酒でも飲むか・・・」と凹み始めたので、 「おじさんも付き合ったげるから、鬱酒はおよしよ(*´Д`*)」と言ったところ「勝手に『鬱酒』とか名付けるな」とおこられた。
飲んだら22時頃に即行で寝ました('-')
---------------------------------------------------
今日はパムッカレからスタート。
バスは山を登る。すると・・・・・・
雪山か!?
いやこれは石灰棚だ!
温泉が湧き出している。
石灰棚は山の上部から石灰成分を含んだ湯が流れてくるので、 山の上の方が真っ白になってるのだな。(世界遺産)
石灰棚は一部入れる場所があります。裸足で入らないといけませんが。
というわけで入ってみました。うほーあったけー・・・いや・・・ぬるいな・・・?
下の方に降りてみる。誰もいない・・・なぜかというと・・・。
*冷水。
ほんぎゃアアァァァァッ!!!!
冷てえぇっぇェエェェェェェェェッ!!!
外気温、推定5度。
下に行けば行くほど、キンキンに冷やされた石灰棚と、その上を流れている内にキンキンに冷やされた冷水が、流しソーメンのように上から流れてくる。
寒さで足裏に激痛が走り、しかも足元がデコボコなのでオート青竹踏み効果も加わり、お小水を漏らしてしまいそうなほどの苦行に。
8割は最初の冷水溜りで行軍を断念し
*全部おたま
おたまじゃくし大群生地帯でほとんどの人が断念。
千切れt・・・を踏み越え、我々は進む。
*上から温水の滝が
下の方まで頑張っていくと
こんな感じの景色を楽しめます。しかし、つるっといったら石灰棚に激突&水浸しorおたま浸し。コースアウトしたら隣は崖なので、何かが1機減ります。
*石灰棚に湯が流れ込んでいる。
しっかし湯が流れている部分は本当に綺麗です。ウルガラン山脈かコノヤローと思ってしまいます。(病気)
*(参考)ウルガラン山脈
*都市の遺跡 ヒエラポリス
後ろを見ると、どっかの印象派が描いて壁に貼ったような風景が広がっています。やはり温泉が出るところは重要拠点なのですね。
ここで信玄の秘湯について語りだしたりすると、きっと嫌がられます。
------------------------------------------------
内陸部に入っていくと、地中海性気候から大陸性気候に変わるので、植物が少なくなり、どんどん寂しげな土地になっていきます。 さらに東へ進むと
交差点に出ます。
アレェ!?
*よく混ぜます。左はザクロジュース。
ここで食べた「ヨーグルト&ハチミツ&ケシの実」を混ぜた奴は、 トルコアイスのように粘度と濃度が濃く本当に美味かった。これがトルコで一番輸出したかった・・・がナマモノなので不可能(´д`)
*羊。
いよいよ何もなくなってきた。これからどこへ行くのか!?
*古い店では旧表示も残っている。
3年前は超絶インフレでチョコバーが100万トルコリラしたが、 デノミで6桁削られたので、今は1新トルコリラに。価値的には90円。
---------------------------------------------------
ここはもうカッパドキアみたい。カッパドキアは地方の名前で、何もないわけではなくいくつかの町がこの地方にはにある。
カッパドキアは火山灰と溶岩が作り出した不思議岩石地帯で、 4世紀頃からキリスト教徒の隠れ里になってました。世界遺産に指定されてますが、今でも岩の中に住んでいる人がいます。
というわけでお宅訪問。
婆ちゃんの嫁入りトルコ絨毯が壁にかかっています。昔は絨毯を織れないとヨメに行けなかったそうで。
普通に電気も通っている。上は「TV部屋」。
朝早いのでこの人は寝てます。
*鳩の谷
こ、こいつぁ・・・!パズーのラッパ等が聞こえてきそうだ・・・(゜Д゜) (病)
*ラクダ岩周辺
なんだここは・・・(゜Д゜)
広大だなぁおい・・・(゜Д゜)
トカゲを発見!
倒すとワンダの握力が増えます。(何の話?)
---------------------------------------------------
ちょっと一休みして、当局に絨毯即売会に連行されます。
実際に織る様子や、繭から糸を紡ぎ出す作業を見られて そこそこ楽しいのですが
*湯だった。
アァッ!!繭の中の人がッ!!!
次の部屋へ向かいます。
ガチャン!
ゆうしゃたちはとじこめられた!
そ、そうか!!絨毯即売会だったこと忘れてたぜッ!!!
ど、どうする・・・!!
よし、トイレに逃げるか!!
*トルコ・コーヒー
うまかった・・・(´¬`)
コーヒーを振舞われている間に、いつの間にか絨毯の歴史や構造などの説明が続いている!紳士だが、やり手みたいだぜ・・・!!
*これが20万
*細工が細かくなると、これが30万
アーッハッハッハ!!!
誰がこんな高いもの即決で買えるんだ!!
確かに価格は日本の3分の1かもしれない!
確かにとっても綺麗だ!!ウチで飾りたいくらいだ!!
だがウチは狭いし金もない!!
そしてこの旅行本体価格が「?万円」であることを
考えたまえ!!!
orz
これはいよいよトイレか・・・と思ったその時、突然拍手が!!
ご成約!これは間違いなく誰かがご成約!!
次々と挙がる拍手・・・ッ!!?
これは・・・ッ!!?
後に参加者の1人はこう語っている。
そろそろ油田でも掘るか・・・。
*カッパドキア・ギョレメ野外博物館
教会跡や住居跡などが残されている。洞窟内に絵を描いて教会風に仕上げていた。
---------------------------------------------------
絨毯屋で決死の絶対回避をした後
次はトルコ石かアッッ!!
男性陣は早々に撤収して外に出るが、女性陣はなかなか帰ってこない。
「それにしても帰ってこないすね・・・」
「まぁ、そんなもんすよね・・・」
「貴金属すからね・・・」
と若者同士で疲れたオッサンのような会話。
(*本当のオッサンたちは奥さんに拘束されているので、まだ中に)
通りに出てみるも、ド田舎なので何もなく
むしろ隣の陶磁器屋のオヤジに
「セラミック!!セラミック!!」
と客引きしてるんだか、キレてるんだか分からないような呼びかけで、 陶器を売りつけられそうになったので、駐車場まで避難。
そこに!
こいつがいたんです('-')
きっと陶器屋のオヤジが作ったに違いない、アバウトな犬小屋にそいつはいましたが近づくと起き、遠ざかると寝、近づくと起き、遠ざかると寝、を繰り返すだけの 磁石みたいな爺さんでした('-')
---------------------------------------------------
*ウチヒサル(たぶん)
こいつはすげぇわ・・・。よくこんな所に住んでたもんだ・・・。
テーレーレーテレテレレレー
誰も分からないのにやる('-')
この地域には洞窟ホテルがあって、泊まれるらしい。
あ!こんなところにラクダが!
さすがシルクロード地帯だけはあるな!
それにしてもこの写真、オヤジとラクダの姿勢が似すぎているのが気になる。
近づいてみる。
かわ・・・くせエエェェェエエエッ!!!
キミィ!なんか黄緑色の変な汁が口から垂れてるけどいいのかい!?
*というわけで乗った。(1人3ドル)
結構高いなアアアァァァ股が裂けるオオオオオッゥッフ!!!
オウフッ!!!オウフッ!!!
アレだ、ラクダに数分乗って思ったのは「こんなんで旅してたら遅かれ早かれ切れ痔になる」ということ。
冒険者もきっとみんな痔だぜ痔。(新解釈)
---------------------------------------------------
そんなわけでここは田舎です。かなり田舎です。そりゃニワトリも道路を普通に横断してきます。
イスタンブールからの道中、野良犬・野良猫もかなり見ました。 ニワトリはたぶん・・・野良ではないと思うけど・・・。
そのままカイマクルの地下都市へ。
*地下2階(地下8階まであるが入れるのは4階まで)
地下都市は発祥や歴史に謎が多く、様々な施設があるのは分かっているが実際どのように使われていたかよく分かっていない。 恐らく他勢力から避難するために使われていたんじゃないかなーということだが、有力な遺物がほとんど見つかっていないらしい。
*通気孔 50メートル以上の深さがある。下も上も全くの闇。
さらに奥へ。かなり狭い。所により足を抱えて歩かないと通れない場所も。
地下4階へ
何の部屋だろう?石碑みたいなのが立っている。
全ての部屋が照らされているわけではない。真っ暗な部屋も多い。
上に登る長い階段。
階段脇にもいくつもの小部屋や通路がある。
床に大穴が開いているところもかなりあり、下の階と繋がっている。 なぜこんなに穴だらけなのかはよく分からない。落ちないように鉄柵が付いているので大丈夫。部屋やわき道がかなり多く、方向指示板がないと確実に迷う。ましてや真っ暗だったら・・・・・・。
*地下都市デリンクユはシャクラミ地下迷宮のようなマップ
カッパドキアにはこのような地下都市がいくつかあって、オズコナックというところは地下19階まであるらしい。(見学できるのは3-4階まで)まさにディープダンジョン・・・。
*ズドドドドド・・・
帰りに羊の大群に遭遇。近いわッ!
*お目付け役の犬達
それぞれ帰っていきましたとさ。
バスはトルコの首都、アンカラへ。
---------------------------------------------------
アンカラは人口300万人ほどだが、トルコの首都である。イスタンブールの人口は1500万人前後らしいので、こっちが首都かと思っていたがそうではないらしい。
1920年代に、第一次世界大戦に敗北して分割されていた 元オスマン・トルコ帝国を、アンカラ政権が奪取し、今のトルコ共和国を建国した。その時に、アンカラ政権の拠点であったアンカラを首都と宣言したのであった。
アンカラ政権の指導者、アタテュルクは今でも国のヒーローであり、 イスタンブールの空港はアタテュルク国際空港という。お札も全てアタテュルクが印刷されており、いちおう「アタテュルク擁護法」という 「不敬罪」もあるので、現地であんまり変なことしないようにしましょう('-')
「アンカラが首都です。」というのは割合的に、今日から静岡が首都になりましたというイメージ。
「メーテノレ・・・ここは・・・」
「内藤・・・ここが銀河鉄道の終着駅よ・・・・・・もう後戻りはできないわ・・・」
「そうか・・・僕はついにアンドロ・・・・・・」
「そう・・・アンカラ駅よ・・・」
「内藤・・・・・・ここで機械の右肩が手に入るわ・・・・・・」
「・・・・・・。」
「内藤・・・・・・?」
「・・・・・・いやだ!!」
「・・・・・・僕は血の通ってない機械の右肩よりも、母さんからもらった、 山手線で外れたり、伸びをしていたら外れたり、寝転がっていたら外れたりする暖かいけどちょっと弱い肩がいいんだ!!」
「あ、でも肩のネジ止めだけいっすか?」
------------------------------------------------
*廊下
そんなわけで(どんな?)、アンカラとイスタンブールを結ぶ アンカラエクスプレスに乗車しました。乗車距離は東京-大阪よりもちょっと短いくらい。
一等寝台で1人あたり45トルコリラ。えーと大体4000円くらいですな(゜Д゜)実は寝台車って乗ったことがなくて、海外でいきなり初の寝台車体験でありました。しかも圧倒的に安い!!(日本で乗ると東京-名古屋でも1万円以上するとか・・・?)
中は二畳半くらいで意外と広い。イスもでかくていい感じです。 小さな水の出にくい洗面台と、あんま冷えてない冷蔵庫は付属してます。中の水と桃ジュースとチョコバーは無料でした。冷えてないけど。
ベッドは我々ダルメルズ(両方とも身長180cm)が何とか収まるくらいの長さ。それ以上デカイ方は諦めてください('-') やたら暖房が効いてたので寒くはなかったです。むしろアツい。
そんなわけで、出発!
しばらくは街の明かりが見えますが、だんだんと荒涼とした風景になり なんだか砂漠の真ん中を走っているような感覚になります。
翌日が実質の最終日。旅行の反省会をしつつ今日は早めに寝ます。なにせ9時間もかかるのですから・・・(´―`)
(*別の日程で行った子は運悪く「運休」だったらしく、(たまにあるらしい)バスで6時間かけてイスタンブールに戻ったのだとか・・・夜行バスかッ!)
------------------------------------------------
イスタンブールに近づいてまいりました!左手にマルマラ海が見えます。
見慣れたモスクも。どの街にも必ず1つはあるんじゃないかと思うくらい、ポピュラーな建物です。
到着!「今日はそこそこまともに着いた」らしいです。( それでも20分遅れ('-') )
というわけで戻ってきました。
ここからはバスでイスタンブール市内を移動ですが、通勤の車で高速道路が大渋滞。電車が発達してない上に、1500万都市なので ほぼ毎日そんな感じらしいです('-';)
*イスタンブールはアジア側とヨーロッパ側に分かれている。
2時間ほどかけてアジア側からヨーロッパ側まで回り、やっと「スルタンアフメット・ジャーミィ」に到着。
またの名を「ブルー・モスク」という。
そこには・・・リアルアルザビが広がっていた。
(゜Д゜)・・・・・・。
でけぇ・・・・・・・(゜Д゜)
この巨大なモスクはイスラム教の寺院で、400年経った今でも現役である。
天井はかなり高い。天気のせいもあると思うが、内部はかなり薄暗い。
柱がまた太い!!ビッグマンを凌駕している!!同じサイズの柱が4本立っており、ドームを支えている。どっから切り出したんだろう・・・('-';;)
アラビア語で書かれたコーラン?さっぱり分かりません('-';;)
ステンドグラスとランプで照らされた寺院内は、妖しげな雰囲気を 漂わせていました。聖皇は!!聖皇はどこに!!!(病)
そしてお隣には、アヤソフィア博物館が。これまた半端ない大きさである。1500年前にギリシャ正教の総本山として建てられたが 後にモスクとして使われるようになった大聖堂であった。
現在は博物館として公開されているらしく、地下宮殿もあるそうだが この後のプランに一生懸命で入るのをスッコリ忘れていた。
トプカプ宮殿では、スルタン(皇帝)の暮らしぶりを見ることが出来る。中でも宝物殿は、デカいサファイアが腐るほど展示されておりまるでマスカットグミを適当に転がしときましたのような扱いだった。
宝剣なども溜息が漏れるほど美しく、むしろ1本くらいくれませんかというような感じであった。
*謁見の間
ここでナシュメリア2世が・・・(重病)ダブルベッド2つ分くらいはありそうだな('-';;)
中高生くらい?の地元のトルコっ子たちが団体で見学に来ており、 「コニーチワ!コニーチワ!!」と連呼していた。手を振っていたら、よりヒートアップし、さらにワーワー賑やかに。
こちらもメルハバー!メルハバー!(こんにちは)と言いながら 手を振り返していたら、だんだんロイヤルな気分になってきた。
すると、向こうからかなりの美少女がやってきた!きっと足から生まれたに違いない、モデルのようなその子は(管)の前に立つと、にっこりしながら「コニチハ!」と挨拶してきた!!
僕もにっこりと笑みを返し「やぁ元気な小鳥ちゃん。今日は太陽が顔を出していい天気だね。でもキミの笑顔の前では、太陽だって目眩を起こしてしまうだろうさ。」 と言うと、その娘は頬を染め、恥ずかしそうに下を向いた・・・・・・。
すいません妄想です('-')
だいたい、今日は雨であり、そもそも、
日常で(管)が女子高生に話しかけられる機会というのは
「あ、すいません。」(*足踏まれて)
「962円になります。」(*コンビニで)
「338円のお返しになります」(*同上)
くらいしかない上に、モデル級美少女ときたもんだ。
「ココッココンチワ・・・・・・・」
となぜか生粋の日本人の方がカタコトになり、その様子を見たトルコの小鳥ちゃんは爆笑しながら他の女の子と一緒にさっさと去ってしまった。
僕の心のイスタンブールにも雨が降り出しました。
しかし、小学生がとにかく大騒ぎだったので、またプチスルタン気分を 味わうことが出来ました。
*対比
でもキミははっちゃけすぎね('-')
タクシーで「グラン・バザール」へ移動。
---------------------------------------------------
ホテル前でタクシーを捕まえると、オッサンは英語が全く分からないぽかったが「グランド・バザール」だけは通じた・・・模様。
初乗りは1.75リラ(150円程度)で安いのだが、走っている間に日本の倍くらいの勢いでメーターが変化する。おかしい、なんでだ。こちらは早いのか?上がり幅は0.8リラ(70円)くらいで大したことはないが、それにしても市内を走っているのに早すぎる、なんで・・・
スピードメーターを見て気づいた。
一般道で100キロ出ていた・・・(゜Д゜)
いやいやいや!!
道かなり混んでるから!!!人とかも平気で飛び出してるから!! 絶対轢くって!!ワァ他のタクシーが突っ込んできた!!右に左に強引な割り込みヒィイイィイ!!!
オッサン、前の車が車間距離ちょっと空いただけでなに「チッ・・・・・・!」とか言ってるの!!!普通だから!!80キロで車間距離が車1台分くらいしかないってどういうこと!?
ワァァァァ!!何か貧乏ゆすり始めて窓とか開けちゃったよ!! いやいや!!落ち着いてください!!落ち着いてくださいッッ!!!
オッサンはバザール前で渋滞に巻き込まれ、イライラが最高潮に達してたので恐る恐るここでいいから・・・と言おうとすると、かなり怖い顔しつつトルコ語で何かを言って指差してます。あっちがバザールか、お・・・降りるかなそろそろ・・・
ソワソワしていたところ、オッサンはメーターを止めて、わざわざバザールの入り口まで移動してくれました。普通にいい人でした('-')10キロくらい乗って1000円。安い。
---------------------------------------------------
*主に貴金属を扱う通りの入り口
イスタンブールで有名なのはブルーモスクなどの建物の他にもう1つ、 バザールです。かなり巨大で入り組んでおり、店の数も4000軒くらいあると言われております。
貴金属の通りは液晶ディスプレイも下がっていて、広々としてます。
脇道を見ると様々な通りがあり。
色んなものを扱ってます。
ハッ!!これはベリーダンスの衣装・・・(ノД`*)
案内板はありますが、地図と方向感覚がないと
高い確率で迷います('-')
「オーマイフレンド!!」
「コニチワー!コニチワー!ヤスイヨ!ヤスイヨ!!」
怪しい日本語と英語で語りかけてきます。
「チョット!チョットチョット!!」
どこで覚えたんだろう・・・(´―`)
「カラスミ!カラスミカラスミ!!」
アレンジかアアァァッ!!!
(*カラスミ)
「Tシャツ!!Tシャツ!!」
ん?Tシャツかぁ。どれどれ。
ふむ。これは良いTシャツだ。
おっちゃんいくらだい?
「15$!」
イランワ(´д`)
あ、こんなところにも現地ミスラがいるよ。首輪してるから、どこかで飼われているのかな。
「900ドル!!」
(゜Д゜)!?
「900ドル!!」
売るのかアアァァッ!!!
('-')・・・・・・。
「500ドル!!」
そういうことじゃねエェェッ!!
---------------------------------------------------
避難避難。
「FF12アートスタッフもトルコにロケ」というお話がありましたが、 この「グランド・バザール」はラバナスタのダウン・タウンに雰囲気が似てます。
*参考 FF12 ラバナスタ ダウンタウン
*ブレまくってすいません。
ここは「エジプシャン・バザール」。
*蜂の巣 60トルコリラ(5500円程度) 甘くてウマイ。
*ギリシャと同じく、オリーブが大量に出てくる。
生活雑貨や生鮮食料品なども扱っている、庶民的な市場。 ラバナスタの「ムスル・バザー」の「ムスル」とはトルコ語で「エジプト」を示すらしく、「エジプト・バザー」、つまりここの「エジプシャン・バザール」をそのままモデルにしてるんだなぁ。雰囲気もどことなく似ていました。
*参考 FF12 ラバナスタ ムスル・バザー
*羊の頭?とアンコウ
ヒィ!!
食材見てたら腹が減りました(´д`)
タキシム広場へ移動。
というわけで・・・
*パン付き・7.5トルコリラ(700円程度)
ケバブを・・・(´¬`)
うまかった!!
店を出たところ
*隣の店のオヤジ
*第2夕食。
チッキショオオオォォオオオ!!!!
名物の豆のスープ付きで6トルコリラ(550円程度)でした(´¬`)
ビッグマンもさっき食べたのに
*羊。
さっきよりも多くなってるじゃねぇかッ!!
全部で22トルコリラ(2000円弱)。
右のイモムシみたいなのは、「シェケールパーレ」というハチミツ漬けの焼き菓子です。頭がおかしなるほど甘いです。
*なにこれ。
こんな感じで。
それではホテルまでカーチェイスイベントをお楽しみ下さい(;;´д`)
モスクともお別れ。
---------------------------------------------------
さらばイスタンブール・・・さらばトルコ・・・。
そんな旅情を吹き飛ばしてくれるのが
あの水色の尻はやっぱり・・・(;;´д`)
ウズベキスタン航空です。
- 離陸 -
アオオオオオーーーッ!!!
機内食が出る。
あれなんだこの焼きソバは。しかも乾燥気味で固いんですけど・・・。 まさかこれは・・・焼きソバじゃなくてスパゲッティーなのか・・・。しかしフォークで巻けないくらい、乾燥して固まっている。
機内は深い悲しみに包まれた。
再びタシケント。
こんなまともな施設があるなら早く言ってくれ(;;´д`)
だが暗いのと、トイレが水浸しだったのは変わらなかった。
ドア1枚で外。いつでも亡命できそうだぜ・・・!
2時間くらいヒマなので、2人でポーカーをやる。賭けるものがないので、 半券やら名刺やらを使い、
「ここは強気に『編集長』を賭けとくぜ・・・」
「お前それでいいのか?『ウズベキスタン半券』の方がいいんじゃないか?」
「オープンだ!!」
「ワンペア!」
「こちらはツーペアだ!」
「うおおおおぉ!!編集長がアアァァツ!!」
みたいなことをやっていたところ、トランプ混ぜてくれと別のトルコツアーの2人がやってきた。
しばらく遊んでいたところ「ところでお土産とか何買ったの?」 と聞いてきた。
まぁ大体定番のものは買っていたのだが、どうしても人にあげる用の名物の酒の名前が思い出せない
「んーホレ、あの名物の酒の・・・・・・」
「あーあの水に混ぜると白くなる・・・」
「そうそう、それだ・・・。えーと匂いが強い・・・」
「ヤクだ!」
「それだ!!」
ビッグマン:「ラク(Raki)じゃね・・・?」
「ヤク」はダメ、絶対('-')
世の中、自分以外にも結構アバウトな人もいるもんだ('-')と安心しながら離陸。
タシケント - 成田 間のボーイング767は驚くほど綺麗であった。(普通だったとも言う。)それにしてもフライトアテンダントは無表情だ・・・。無表情すぎて、実は嫌々やってるんじゃないかと思うくらい無表情だ・・・。
途中でエアポケットに入り、かなり揺れる。せっかく意識不明(寝る、とはちょっと違う)になりかけていたのに、手汗が止め処もなく出てくる。
そんな時、乗客を癒してくれるのは、機内で最も愛想の良かった フライトアテンダント。
プラチナブロンドで笑顔が眩しい、ロシア美少女・・・ではなく、 おそらくウチの母ちゃんよりもやや年上のオバちゃんであったのは アエロ逸話集で想定内だったので動じませんでした。
話は本当でした。
でも帰りは心穏やかに過ごすことができたと思います。むしろ疲れすぎてそれどころではありませんでした。我々は無事日本に帰ってきました。
鞄の中で「ラク」が、締めの甘さで漏れ出しているのに気づかないまま・・・・・・。
リアル内藤 in the sky トルコ編 おわり
おまけ情報('-')ノ
【料金】
普通のツアー参加でしたが、トルコはオフシーズンで9万前後で行くことができます。(*しかし燃油サーチャージで、ヨーロッパ方面は現在プラス2万近く余分にかかります。)直行便はやや値が張るので、カタール航空とかあればそっちの方がいいみたいです。(5つ星)ウズベキスタン航空(2つ星)に乗る方は細かいことは忘れて下さい。とりあえず空を飛んでくれればいいのです。あとスマイルは有料オプションです。
【アンカラエクスプレス】
たまに運休になることがあるみたいです。ツアーではどうしようもないのでその場合バスで移動になるみたいです。6時間かけてイスタンブールまで走るそうなので覚悟した方がいいみたいです。
*いろいろなものがある(適当)。左はよく出てくるスープで、梅おかゆのような味がする。うまい。
ピザのようなピデ。
*ライスプディング。毎日食うと厳しい・・・。
*なんか揚げ物っぽいものもあるぞヽ( '-')ノ
*露天で1リラで売ってたサーレップ。ランの球根から採った飲み物で、どろどろして甘い。シナモンを大量にかけて飲む。
●後日談
トルコはヨーロッパとアジア両方が楽しめる 面白い国でした。 西は緑豊かな土地ですが
東の方は荒涼とした土地になります。
この旅行で同行したビッグマンはちょうどフラれてたらしく、酒は飲むは野グソはするわで【なだめる】が大変でした。ある意味ハイライトだったウズベキスタン航空は週に2便しかないので注意しましょう。 乗ると話のネタになるのでオススメです。店でサービスが悪くて怒り出すような人は向いてません。たとえイヤホンが片方ブッ壊れてても、それは仕様なので納得して下さい。むしろ、無事に目的地に着けたことを有難いと思って下さい。直行便よりも4万くらい安いのはウズベキスタン航空のおかげなのですから!!!
申し込む時に旅行パンフに、「関空乗継」とか書いてあった場合、間違いなくウズベキスタン航空なので大いに喜んで下さい!!メッタに乗れないぞ!!!意外と安全(国際線墜落事故0件)なので大丈夫だ!!!
時期:2007年3月
費用とか:6泊8日 9万円程度(シーズンオフ)
気候:5~15度程度でそこそこ寒かったです。