時代はまさにゴールデンウィーク!!
どこか行きてぇなぁ・・・宇宙とか・・・
そんな(管)に好機到来!!
行ける・・・この日からなら遠い「西欧のかの地」に行ける・・・!!
さぁ申し込みは完了したし、あとは待つだけだ!!!
だが時代は、そんな甘い計画をスルーしてくれるはずもなかった。
アイスランド火山噴火・・・!!
まぁでもアイスランド行くわけじゃないからなぁ(´∀`)
なんて余裕こいていたのもつかの間
まき散らされる火山灰
閉鎖される空港
飛ばぬ飛行機
正常化は当面困難
出発まであと1週間・・・・・・もうだめか・・・・・・
さぁ家でFFでもやるか・・・・・
しかし神は見捨てなかった・・・!!!
かくして我々は新幹線に乗り、さらに謎の南海特急「ラピートβ(βながら有料)」に乗り
関西空港にたどりついたのであった・・・!!
降り立つと今回の同行者「脳筋」が何かを発見。
こ、これは・・・世界の名画じゃないか。モナリザとかあるし、もうここは外国なんだなぁ。
・・・ん??「切符 de アート」だと・・・!!?
なんかこの絵、よーく見るとドット絵のような・・・・・・
なんと全て本当に切符でできていた!!明るいところが切符の表側になっている。
ラピートβといい、南海電鉄おそるべしである。ラピートβ、名前だけでなく変な形してるなぁとかあなどってはいけなかった。
※かつて見たことないような形。
そんなこんなで本日は前泊。
特にやることもないのでゴロゴロしていたところ、部屋に聖書があった。
さすが空港近接のホテルだ。
とりあえず飛行機に乗ることだし、僕はサムソン・アンダルシア教(適当)だけどもキリスト教にも触れておこうと思い、パッと開いたページには
なんかやけに気になるフレーズが書かれていた。
翌日。
飛行機が出るまで時間があるので、スーツケースを預けてブラブラしましょうか。
脳筋:「おい内藤。」
(管):「うむ」
脳筋:
「同じようなスーツケースが多いだろうから、目印となるシールでも貼っておくとよい。お前はなんの準備もしていなそうだから持ってきてやったぞ。」
(管):「ほう、それはかたじけない。頂こう」
ペタリ
なんだこのアホそうな物体は!!!
(管):「お、俺の新品のかっこいいスーツケースがアアァァッ!!?」
脳筋:「お前にはうってつけだ('-')」
(管):「ところで「ちゃーびらさい」って何?」
脳筋:「知らぬ。」
('-')・・・・・・・。
かくしてスーツケース「ちゃーびらさい」は一足先に飛行機に乗り込んだのである。
※後に「ちゃーびらさい」は「ごめんください」の意味と知る。このコアラ??はこんなデカいちんすこうを持ってお邪魔するのか。
そうこうしている間に・・・
あぁ・・・ボーイング747先生の雄姿が!!これなら飛行機嫌いの拙者でもきっと・・・・・・(エンジンが4つ付いているのでやや安心した)
だが既に手汗でジットリである。(まだ乗ってもいない)
今回利用する「キャセイパシフィック航空」は香港を拠点とする航空会社で、比較的サービスのいい航空会社だという。そして何よりwikiのこの一文が決定打となった。
搭乗までソワソワしながら待っていたところ・・・
脳筋:「おい・・・!!あのアテンダントを見ろ!!」
ど、どうしたんのん?!
※イメージ画像
※イメージ画像
スリット・・・だと・・・!!?
さすが中国。大胆かつ繊細なその衣装デザインは中国四千年の歴史を体現しているようで、広大な国土へのロマンを描き切った最高のスカートとして、若き獅子たちを虜にしたといわれる。うーむ偉大なり三国志・・・!!(なんのこっちゃ)
思わず脳内に最近見た、FF11合コン必勝本の一説がよみがえる。
あぁ僕は専門ではないにもかかわらず感じた、この胸のトキメキを先生に伝えたい。ありったけの夢もかき集めたい。
ちなみに肝心のアテンダントの写真がないのは、我々にほんの少しの勇気もなかったためである。若い娘を一眼で(合法的に)ハントすることを生業とする脳筋ですら、無力化されていた。
さよならスリット・・・さよなら日本・・・・・・
あの地平線
輝くのは
どこかに脚を
隠しているから
飛行機は飛んでゆく。
(裏で「ヒヤアァァアアアゥーーー離陸勘弁してくれエエェエエエ!!!」という声にならぬ叫びを乗せ。)
香港に。
キャセイパシフィック航空はデキるといわざるを得ない。
ここでトルコ編で利用した愛すべきウズベキスタン航空と比較してみたい。
(1)キャビンアテンダントに笑顔がある
これは初歩中の初歩だが、見落としがちである。
ウズベキスタン航空は(管)の3倍はあろうかという母ちゃんアテンダントには笑顔があったが、超絶ロシア美人アテンダントには笑顔のEの字もなかった。なぜか。
対してキャセイはアジアンビューティーと、日本人客室乗務員がほほ笑みの国化している。
(2)椅子がオートリクライニング仕様ではない
ウズベキスタン航空は、西側諸国で使い古された払い下げ機を使っている(らしい)関係上、機体の整備はしっかりしているが、中身はあまり重要ではないらしく、ボタンを押してもいないのに勝手にリクライニングして、後ろの人にやや気まずい思いをする罠椅子がところどころに配備されている。
対してキャセイはリクライニングしても座席が倒れることなくスライドする特別仕様の椅子のおかげで、快適かつ後ろの人にも迷惑かけないという驚異の椅子を配備している。魔法としか考えられない。
(3)イヤホンが両耳から聞こえる
これも忘れられがちだが、長時間のフライトではやはり両耳から聞こえてきてほしい。
(4)それどころか個人用シアターシステム(!)が全席配備
驚いたことにキャセイは個人用シアターシステムが配備されている。
ウズベキスタン航空は色のおかしい共用14型テレビを遠方から眺めるスタイルが一般的。
(5)シアターシステムがデキすぎる
キャセイは最新の映画アバターはもちろんのこと、数10種類の映画、世界各国の音楽アルバム、ゲーム、インフォメーションに至るまで、日本語を含めた10ヶ国語くらいで提供!
一方ウズベキスタン航空の最新映画は2007年当時で、6年前のトゥームレイダー(2001年)であり最終的にピーターパン(1953年)を上映するという、乗客に古き良きアメリカを思い出してもらう心温まる構成となっている。
(6)ピーナッツのデザインがシック
キャセイは飲み物と一緒に出されるピーナッツのデザインが普通である。大人の味わいである。
一方ウズベキスタン航空はファニー兄弟(仮名)が描かれている。 気になるが誰もつっこめない。
(7)機内食は普通
※チキン
※魚
キャセイでは両方とも中華風あんかけな機内食でまぁまぁ。
※ウズベキスタン航空の機内食(参考)
対してウズベキスタン航空は美味いのだが、量がやたら多く、深夜のフライトでは胃もたれ必至。
そのほか、空港の天井に穴が開いていないとか、元ロシア軍人?にセキュリティチェックされないなど細かい違いはあるが
総評
ウズベキスタン航空は結構ブッ飛んでたのだ。
それにくらべキャセイはなんと快適なんだろう。でも個人的には是非ともウズベキスタン航空に乗ってほしい。あの謎の魅力は一度体験すると忘れられない。
脳筋がプレイしていた、どことなく味わい深いグラフィックのマージャンゲームを横目で眺めること4時間。
※現地時間 21:00(日本時間 22:00)
香港国際空港へ到着。
飛行機の揺れを「内藤式腰浮かせ免震法」(※)で回避したものの、疲労の色は隠せない。しかしせっかくだからうろついてみよう。
(※)椅子から腰を浮かせ自分を両腕と両足だけで支えることにより、その苦しさから相対的に揺れを感じなかったことにする高度技術。
あ、こんなところに無印が。売っている商品も日本のラベルがそのままついている。
あれ、こんなところにも無印
おや・・・・・・?
よーく見ると「コショウ豚肉」という、某所ではいままで展開されてこなかった類の謎食料品が たくさん扱われている。
大変惜しい。
そうかここは、無印ではなく「優の良品 アジイチバン」であったな。 ハハハ、危うく間違うところだった!
この勢いのまま本屋に行ってみる。
するとこんな本を発見。
G-ZONE
どうやら香港のゲーム誌のようだ。しかも週刊の。90ページ弱で13香港ドル(150円程度)。
FF11にも、日本語クライアントしかなかった時代から参戦していた アツい香港プレーヤーたちがいたが、この雑誌を見てなんか納得。
表紙にProject K(龍がごとくのスピンオフ作品)など最新作が取り上げられており、 日本とのタイムラグをほとんど感じさせない。 (2010年4月28日に購入)
また「The Last StoryがFF12に激似とのウワサ」など、ネットでの最新動向なども取り上げている。
その上・・・・・・
のわッ!!?
「脱邪神像 新COS-MOSの美しいフィギュアが4000香港ドルで登場」
なんとあの邪神像ネタまでも・・・・・・
さらには
「4月20日 寧々さん(ゲーム LOVE PLUSの登場キャラ)の誕生日に各地で大々的にお祝い」
HIEEEEEE!!!日本の闇パートが!!!
もう一つの日本の闇パートでアレなゲームとしてワゴンに送られようとしている「DOAパラダイス(PSP)」のレビューは2点・・・。
(個人的には0点とも書いてある。なぜPSPで出した!とのこと。)
ちなみにNierは7点でした。
日本のゲーム業界人Twitterアカウントの紹介もある。
スクエニの和田社長が、鋼の錬金術師のオリバーに激萌えであることも語られている。
田中PもFF11とFF14の開発として掲載。
そのほか
乙女ゲー専門のページや
美少女ゲー専門のページなど、薄いながら一通りコンテンツが揃っているという、この充実具合!
香港恐るべしである・・・・・・!
その他にも、意味が正確にはわからずとも、見ているだけで面白いページもあるのでお立ち寄りの際はぜひ購入してみるとよい。(ある程度読める漢字なので雰囲気は掴める)
※なんか怖い。
魅惑の香港を離れ、再び機上の人に。
さてここまで4時間も乗ってきたことだし、残りはあと・・・8時間くらいかな。それならなんとか耐えられ・・・はしないが、なんとかなるだろう・・・・・・。
だが、神は非情であった。
次の目的地 ドイツ-フランクフルト空港まで
残り9800キロ
11時間30分のフライトであった・・・・・・
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邪神モッコスに支配された香港をあとにした我々。時刻は24時(日本時間 25時)。残り11時間半・・・長い旅が始まった。
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さぁお待ちかね!!!
機内
※魚
食・・・・・・
食える・・・か・・・こんな時間(日本時間27時)に・・・
半分手をつけたところでダウン。
あと・・・隣のドイツ人?のおっさんが汗臭い。これはつらい。
(管):「隣のおっさんがナイスな香りなのだが・・・・・・」
脳筋:「それはつらいな・・・・・・」
(管):「ただでさえ寝れぬのに、隣のおっさんが・・・・・・このスメリストが・・・・・・」
脳筋:「シッ!バレるだろ!日本語でおk。」
そうして脳筋は寝てしまった・・・・・・憎い・・・憎い・・・ぜ・・・。
だんだん意識がはっきりせぬまま、何度か強く揺れ、手汗をかき、またまどろみそうになったところでさらに揺れ、意識が遠ざかったり手汗かいたり、腰を浮かせたり、意識の境界があいまいになる。
※もはやこれだけが楽しみ
そうして、ほとんど寝れぬまま朝?を迎えた・・・・・・(日本時間35時)。
だが乗り切った・・・!!やっと着いたぞ!!!
遠のく意識、ドイツ・フランクフルト空港で待っていたものは
HARIBOの体に悪そうなカラーリングした怪しい飛行機であった。
空港でちょっと寄り道。ドイツのオヤジが鼻歌混じりに売ってたプレッツェル。
※パンチのある岩塩がしっかりかかってて食い応えがある。
これを若干のどに詰まらせつつ集合場所へ。
さ・・・さあこれから・・・かの地へ・・・・・・その前にホテルでひとやすみ・・・・
ではなく
※1日風呂入っていないので油ぎった皆様。
ドイツ観光がそのままスタート。
(現地時間 朝7時 → 日本時間 39時)
こうして9日間の軍事演習が始まった・・・!
(現在すでに2日目)
今回の添乗員さんは、菅野美穂を小型化して表情を険しくした感じの人であった。(便宜的に以降では「菅野教官」と呼ぶ)
添乗員というのは、疲労困憊の我々20数名の戦士達に、ありとあらゆるヨーロッパの危険と、とにかくホテルでは湯が出ない、ことを強調しなければならない難儀な商売である。
意識を失いつつあった我々が次に見たものは、三途の川・・・・・・ではなく、ライン川であった。
ここは・・・・・・第1のファイナルファンタジックな街・・・
リューデスハイムであった。
まだ朝早く店も開いていなかったが、小さい路地には雑貨屋やホテル、バーなどが軒を連ねていた
これはファイナルファンタジック!ここにいれば絵はがき製造工場でもできそうだ!!(妄想)
なんだかかっこいいポスト。ここならセーブもできそうだ。
それにしても天気がいい。人もいないので静かだ。
雑貨屋には妖精フィギュア・・・じゃなくて、庭に置けるような人形などが売っていた。ファンタジックだが多少ロットの差があるのは否めない。
うわぁ、腹が下っているような表情だぜ・・・!売れるのか・・・??
うんk・・・もとい、焼き芋が燃えていると思ったら、タバコの販売機だった。
こじんまりとしているがノンビリできそうな街。
ひさびさに外国に来たぜ・・・!!という実感が高まってくるも、やはり眠い!!!
そしてここ、リューデスハイムから次の目的地へは・・・
船で移動。俗に言う(?)ライン川下りである。
最近乗った船(クルーザーのはずが単なる釣り船)が切なかっただけに、期待は否応なく高まる。ましてここはドイツである。
この先には何が待ち構えているのだろう・・・!
サブウェイ!!!
いやまぁそれはどうでもいいのだが、さすがドイツ。船なのにサブウェイである。
そんなこんなで船上の人となった我々。
菅野教官の「降りるところを間違えると(実質的に)死にます」という意味合いの注意をさわやかに聞き流しながら船は出発した・・・!
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ファンタジックな街「リューデスハイム」を後にした我々は船上の人となった。いま最も感じていることは「眠い」であった。
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いま我々がいるところは、フランクフルトから60キロくらい離れたところにある街「リューデスハイム」。
リューデスハイムはライン川下りの名所と呼ばれるルートのスタート地点らしい。ここからサンクト・ゴアまで1時間半、およそ30キロくらい下ってゆく。
天気も良く、暖かい。
前のフランクフルト老人会みたいなデカいおっちゃんとおばちゃんは、まだ船も出ていないのにビールだワインだなんだと既に飲み会が開始されている。
※フランクフルト老人会
さぁ船が出た。
いままで狭いところで、スメリストの親父と、泣き叫ぶ赤ん坊(デルタアタック)に挟まれて11時間頑張ってきたので、この解放感は天国すぎて逆に死ぬ。
船が出ると風が強くなってやや寒いのだが、フランクフルト老人会の巨大なおばちゃんのミート風避けで寒さをしのぐことに成功。
川沿いを電車が走る。
そしてライン川下りの醍醐味は・・・・・・
城!!
田園風景の中に突然城が!
聞くところによると、これからの道中は城まつり状態であるという。
我々が直観的に思ったのは「崖からは攻めにくい」。
世に言う「タクティクスオウガ病」である。
脳筋もハイトがどうのこうの言ってるところをみると、姉妹病の「FFタクティクス病」であろう。
※エーレンフェルス城跡。1221年頃に関所として使われ、1356年頃に戦いに使われた。1689年爆破され以後そのまま廃墟に。
城を見たことで我々のテンションが有頂天に・・・といったところで
さっそく次の城である。心の準備をする暇もない。
※ラインシュタイン城 1200年頃には裁判所として使われ、1572年以降250年くらいナチュラルにほっておかれた。
これも攻めにくい城だ・・・!!というよりもう住みたい。住んでいいですか。
さて一息・・・と思ったら
またもや次の城である。
もはや城の万国博覧会、城無双である。
※ライヒェンシュタイン城 13世紀までシーフたちが川下りの船を襲う拠点となっていたが、ライン川都市同盟によって解放。シーフたちはアワレにもみな斬首となった。現在は古城ホテルらしい。
さてここで一休みを
城である。
※これもシーフが以下略
城!
城!!!
城!!!!!
城!!!!!!!!
※シェーン・ブルク城 17世紀から19世紀にかけて廃墟だったが現在は古城ホテル。
もう城無双どころか城のエレクトリカルパレードである。昔の人は城を建てればモテると思ったのだろう。この他にもまだまだ城や教会などが点在していた。恐るべき地域である。
ものすごいもったいない話なのだが、あまりに快適すぎて、いままでの疲れが噴出してきて激しく眠くなってきた・・・。いかん・・・なにかもっと違うものを探さないと・・・。
フランクフルト老人会の婆ちゃんの日傘。うわぁ・・・なんて浮かれた日傘なんだぜ・・・。
脳筋:「お、おい内藤・・・!!」
な、なんだどうした!!!
※一押しゲームBraidより
脳筋:「似てる・・・・・・」
人んとこのオヤジ捕まえて似てる・・・はねーよ!
・・・似てるな。
脳筋:「踏めばいい音がするに違いない」
踏むな・・・・・・。
そうこうしているうちに景色が変わってきた。この先にはローレライの岩山があるらしい。
なんでもここローレライは川幅が狭く、船の難所らしく、多くの船が沈没したそうな。
で、昔の人はローレライにある岩山が美しい女性に見えて、船頭の気がとられ前方不注意でドッカン沈没・・・してしまうのだというローレライ伝説を作り上げたらしい。
へぇ岩山が女性に見えたって、そこまで船頭は深刻な女日照りだったのだなぁとひそかに同情していたら、脳筋が
「岩山が女に見えるわけねーだろ。正しくは岩山に美しい女性がいたんで見とれたのだ。」
ともっともなことを言った。
こうして伝説は正しい形で守られた。
※ローレライの岩山
船を降り、昼飯はこの岩の前。
(管)はもちろん飲めないので、シュペッツィーというコーラとファンタを混ぜたものを飲んでみました。コーラとファンタを混ぜたような味がしました。
ロールキャベツ。ロールキャベツの下にかなりの量のジャガイモが!!! さすがドイツ、ロールキャベツのポテトローレライ盛りといったところか。
昼飯を食って見事に意識を失った我々は、天国のようなところをいくらか通過し・・・
※ドイツは風力発電が盛ん
サービスエリアのトイレに立ってやっと目覚めた。
ヨーロッパのトイレはチップ制が多いが、ここではトイレ自販機(?)に0.7ユーロ払ったらこんなものが出てきた。
0.5ユーロの金券・・・・・・なんじゃそりゃ??と思っていたら、どうやら売店で使えるらしい。
つまり、トイレで0.7ユーロもぎ取られるのだが、そのうち0.5ユーロは金券としてキャッシュバックされるのだ。もったいないなぁと思う人は、売店でHARIBOやらチップスやらを買い、この金券を使う。すると、売店としてはお金を落としてくれてウレシイというステキシステムになっているとのこと。
おまけにこんな自販機がドカンと置いていた。あかるい家族計画どころの騒ぎではない。
しかもデザインが物凄い美女が描かれているか、マグナムがどうのこうのというものばかりである。
多少クラクラしたところで、他の日本人観光客と目が合い
(・・・ちょまマグナムとかちょっと・・・)
的な苦笑いとともに謎の空間が生まれた。
気を取り直して向かった先は・・・?
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古城無双を体感した我々は、昼飯後の強烈な睡魔に襲われ意識を失った。気づくとそこは塀に囲まれた街ローテンブルク・・・・・・。寝ている間に300キロも移動していた。
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かなり高い塀・・・・・・。「街を囲う高い塀」と聞いただけで高まるファンタジック野郎である。
※マルクト広場
ローテンブルクはおよそ1200年~1600年にかけて栄えた自由都市で、詳しくはここを見てほしいが中世の街並みが残る、ファンタジックな街である。
今日はかなり暖かくオープンカフェで一服している人も多い。店員さんもステキ衣装でお出迎え。
最近行った秋葉原の某メイドカフェでは、キツい(押し売りが)・汚い(店が)・危険(スカートの短さが)の3Kを如何なく発揮していたがため、いろんな意味で疲れ切った我々には一服の清涼剤となった。
(メイド)カフェとはこうあるべき。
0.9ユーロの割にはてんこ盛りなアイス。ベリーとシトロン。
いやいや、アイスをノンビリ食っている暇はない。せっかくだから俺たちは塀を登るぜ!!
いやはやここはサンドリアか、デモンズソウルか。バカと煙と高所恐怖症は意外と高いところに登りたがる。
※時計塔の下が見える
そして登って見て意外と高いことに気づき、リトル後悔する。
しかし悪いことばかりではない。
この奥行き感!サンドリアでありデモンズソウルでありアサシンクリード2である。サンドリアではナイト取得クエストが始まり、デモンズソウルでは青目の騎士にしばかれ、アサクリ2では外へジャンプして逃げることだろう。
周りを見渡すと赤レンガの家に囲まれている。う~んこれはFF9のアレクサンドリアの街のようでもあるなぁ・・・(´¬`)とゲーム脳妄想にふけっていたところ
脳筋:「おい・・・現実を見ちまったぜ・・・・・・」
俺たちは深い悲しみに包まれた・・・。
おい赤ければいいってもんじゃないぜ!!
「おふくろの味」とか、いいから!!
謎の日本コラボ「おふくろの味」を後にした我々は、修道院へ向けてさまよい
修道院へ続く、ジュノっぽい道を通り抜け
やっとのことで修道院へたどり着くと
5分前に閉館したことを知らされ
そのチョココルネ状のドアノブを甘触りしている間に
半ばヤケになった脳筋は、「試飲」の文字が躍る、みやげ物屋に吸い込まれていった。
以下、会話ログ
店員(日本人):「いらっしゃいませー。ワインの試飲いかがですか」
脳筋:「頂こう」
(管):「あの・・・ボク飲めな・・・」
店員:「ちょっとですから大丈夫ですよ!これが甘口で」
(管):「・・・・・・そうですねぇ・・・甘いような感じですねぇ・・・」
脳筋:「甘い酒は好まぬ」
店員:「ではこれが辛口で」
(管):「・・・・・・そうですねぇ・・・辛いような感じですねぇ・・・」
脳筋:「ほう・・・・・・。」
店員:「ではこれが赤で・・・白・・・ロゼ・・・」
(管):「(律義に全て飲み)・・・ゴフッ・・・いろいろあるんすねぇ・・・ところでいかほど・・・」
店員:「赤・白2本で120ユーロになりますが、どうされま」
脳筋:「店主、このワインジャム(小瓶)を5つ貰おう。」
店員:「・・・・・・・20ユーロになります。」
(管):「助かった・・・・・・。」
脳筋:「礼には及ばん。ところでお前なにふらふらしてるんだ。」
(管):「(肝臓の)力を使いすぎたらしい・・・・・・」
すきっ腹に致命的な酒量(ワイングラス半分)を流し込んだ(管)は、もはやひのきの棒以下の価値もなかった。
カリオストロの城に出てきそうな分かれ道を過ぎると
壁から変なおっさんがさよならの挨拶を。
名残惜しかったがローテンブルクを後にした。
そしてさらに250キロ移動する超強行軍を乗り切った我々は、最初の宿泊地フュッセンにやっと辿り着いた。
タオルと薄い毛布と備え付けのオールインワンソープ(手・体・頭に使えます)以外はほぼ何もないというツアーにしてはやけに漢気あふれるホテルだが、もはや寝れればどうでもよい。
シャワールームが狭すぎて、シャワーカーテンがこれでもかと張り付いてくる。
いつ整備したのかわからない謎のエレベーターは、開けるボタンも閉めるボタンもない。つけ忘れたのだろうか?
挟まったが最後、体が真っ二つにグッバイするのではという恐怖を感じる。
ホテルのロビーにはなぜか草津温泉のポスターや、よくわからない日本の置物が飾ってある。カオス、カオスである。
- 夕食 -
同席した新婚さんの嫁さんの目が死んでいる。
不機嫌を通り越して死んでいる。
それもそうだろう、この強行軍。ふつう新婚旅行と言ったらベニスやワイハでキャッキャッウフフだが、飛行機15時間、朝7時からそのまま観光、今日だけで600キロバスの旅。
ここが成田だったらそのまま離婚もやむなしである。ドイツでよかった。 新婚旅行にこれは正気の沙汰ではない。
お調子もの系の旦那さんがアレコレと興味をひかせようとしているのだが、姫の心には届いていないようである。
がんばれ・・・・・・。
さて食事もそろそろ終わり・・・という時になって、ツアー客こと運命共同体たちの間にヒソヒソと何かがささやかれ始めた。
「なんか遠くのテーブルに 『ごはん』 らしきものがある・・・」
脳筋:「そういえば・・・菅野教官が『ごはんがある』ということを言っていたな・・・」
(管):「だがなぜあんな遠くに放置されているんだ・・・・・・?そもそもあれは『ごはん』なのか・・・?」
脳筋:「・・・やむをえまい、私が聞こう・・・!」
(管):「気をつけろよ・・・!」
・・・・・・・
脳筋:「あのデカい姉ちゃんに聞いたら『あれはお前たちのだ』ということだそうだ・・・」
(管):「そ、そうか・・・・・・ではなぜあんな遠くに・・・」
「全軍、ごはんは食べて良し」の号令を聞き、動き出す運命共同体。
脳筋:「なぜか隣に『カレー』と『生卵』があったぞ・・・卵かけご飯でもやれ、ということか・・・?」
(管):「カレーはまだしも、卵はデンジャラスすぎる!!!やめておけ!!!」
運命共同体は生卵を回避しカレーに。
脳筋:「じゃあカレーを・・・・・・んんんん?なんだこりゃ??すっぱいぞ・・・??」
(管):「カレーがすっぱいわけあるか。・・・・・・・・・すっぱいねこれ。なんで?」
ドイツのカレーはすっぱかった。
しかしなぜすっぱいのかは誰にもわからなかった。
とにかく運命共同体は、もう寝られればいいやということで共通していたようであった。
(第2日目終了 → 第3日目につづく)
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FF9で言えばアレクサンドリア的な街ローテンブルクを過ぎ、1日で600キロ移動するというトリッキーな2日目が終わった。なんとなくキュウリくさいバスルームと、謎のすっぱいカレーが出るホテルから抜け出し いよいよドイツのハイライトを迎えようとしていた・・・。
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さわやかな1日の始まりと、さわやかでない(管)と体に悪そうな謎のチップス。このチップス、数時間後にバスの運ちゃんがゴミと間違え未開封のまま廃棄したため味は不明に終わった。チップス最期の姿である。
ここら辺はなんとなく軽井沢のペンション街っぽい雰囲気がある。 軽井沢のペンション街なんて行ったことないんだけども。多分そんな感じだろうきっと。
心温まる看板「NOT」。誰もが踏みたくなくなる「そっと」。(ヒップホッパー内藤)
今日の目的地はバスで15分くらい走ったところにある・・・・・・「城」。
土産物屋の店頭に左腕がたいへん痛ましい姿の鎧が置いてある。 ちなみに脱臼するとあんな感じになります('-')
そこから見上げた先には・・・
山の上になにやら巨大な城が・・・!!ここから見るとあまりにウソくさい感じだが、決して東名高速とかにある愛の城とかそういった類のものではあるまい。
だがある意味では愛の城だったのだ。
※山の上へのバス
男は度胸!なんでも行ってみるものさ。
さて、バスで10分くらい山を登ったところで、添乗員こと菅野教官が兵隊たちに指令を出した。
「この先、すぐのところに見晴らしがいいところがあります!ただし、10分で帰ってきて下さい!帰ってこないと次に間に合わずに死にます。(的なことを言った)」
さらに徒歩で登ること数分。はたして10分でなんとかなるのだろうか。
先頭を行く菅野教官の勇ましいロマサガ立ちの向こうには不安定そう?な橋が!
いいからこのまま行けという。
いやだ!!お断りだ!!
しかしここまできたのである、決死の覚悟で進む。するとトンでもないものを見た・・・!!
(;゜д゜)・・・・・・。
(;゜д゜)アッ・・ファゥ・・・(なんか出た)
ノイシュバンシュタイン城
“狂王”バイエルン王 ルートヴィヒ2世が1886年に建てた城。中世の騎士道に憧れた男色の王が、ワーグナーの戯曲に感動し、彼と彼の作品のために建てた城。築城のため国費を湯水のように浪費したため失脚し、未完成のまま謎の死を遂げる。通称BL城。(勝手につけました)
ディズニーランドの城もこの城をモデルにしているらしいが、それよりも思ったのが
(管)・脳筋:「タ・・・・・・タ・・・・!!」
(管)・脳筋:「タイクーン城・・・!!」
背景と相まって、見れば見るほど今まさに飛竜が飛び立たんばかりである。まずは風の神殿に行かなければ・・・!そう思えるほどに我々のファイファルファンタジック度はもはや対オメガの二刀流乱れうちサンダガ剣をも凌駕しかけていた。(?)
ありとあらゆるデスクトップの壁紙にしたいようなこの風景は、CGかなにかじゃあるまいか・・・??
本当に目の前にあるのだろうかこれは・・・。
女の子:「キャァ!下がこわいーー!!」
ぬ??
※高さ91メートル
アレ?なにこれGoogle Earth?
(管):「イヤァアアアアァツーー!!!!」
砕け散る腰に叱咤激励し、ビッグブリッジ(正しくはマリエン橋)を離れる。
麓の方にはルートヴィヒ2世のオヤジが再建したホーエンシュヴァンガウ城がある。
城過ぎて困るくらいに城しちゃってる城である。でもどちらかというと、今まで見てきた城と比べるとある意味で乙女ティックな雰囲気があるような気がする。
シンデレラ城の元ネタには男たちの禁断のラヴが隠されていたのだなぁ。ただし、ルートヴィヒ2世からワーグナーへの一方通行なラヴだったそうだが。
愛ゆえに「城建てちゃいました」とはなんと無謀な。「甘栗むいちゃいました」とはわけが違う。
先に進もう
いやあこの表現力、やはりPlayStation3は凄いなぁ。(現実)
さ、さぁアレクサンダーの中へ・・・。
城の中へは個人がフラッと適当な時間に入れるわけではなく、入城時間帯を決めてチケットを購入し、他の人たちとまとめて中に入らなければならないらしい。ディズニーランドファストパス的な方式である。 (しかもチケットは麓でしか売っていない。)
いざ中に・・・!!!
※ドイツ風 宮崎監督の姿をお楽しみください。
※城内からの風景
城内はワーグナーの楽劇をイメージした絵に取り囲まれ、城というよりは、全体がまるで舞台セットのような雰囲気。
何よりも他の城と違っているのが「人口の鍾乳洞」がある、というところだ。
城には墓や聖堂が必要なのだが、それを後回しにしてでも先に鍾乳洞を作るといった具合で、「本当の城」というよりは、ヘタに金がある人が「俺のファンタジー」をつぎ込んで作っちゃった、「劇場」なのである。
当時の人からすると「トンでもない王様だ頭おかしい」ってことになるが、100年も経つとドイツ有数の観光地になっているのだから皮肉なものである。残念ながら志半ばで失脚してしまったがために、城の多くの部分は未完成となっている。
※先ほどのマリエン橋はこんな恐ろしいところにかかっている。誰だあんなところに橋かけようって言った奴は。
それにしても外観は見事すぎる。未完成なのがもったいない。
一方では・・・
おま・・・このデキで10ユーロは高いだろう・・・。原材料その辺に落ちてるし・・・。ルートヴィヒ2世にあやまれ。
麓から城までの白樺に囲まれた道は、バスだけでなく馬車も出ている。
下りは3ユーロだが、登りは馬がしんどいらしく6ユーロ。
ファンタジーに生き、ファンタジーに暗殺(?)された王の夢の跡・・・・・・。皆さんも3000億円くらいお持ちなら、ゲームデザイナーのパトロンになってみるのはいかがだろう。
ノイシュバンシュタイン城を離れ、次の目的地へ。ここらへんはロマンチック街道の最後の方らしい。黄色い花畑と、赤い屋根の家と、放牧された牛が見える、のどかな田舎である。
こっち見んな!!
おんやなんだアレ。
どうやら小さな飛行場のようだ。草原に小さな飛行機、なんと絵になることか。
まぁ僕は死んでも乗りたくはありませんが。
そうこうしている間にいつの間にかドイツを抜けてオーストリアへ! 前回は半日しかいなかったけども、今回は・・・!!
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壁紙すぎる城「ノイシュバンシュタイン城」を後にした我々は、オーストリアへと達した。
前回はものの半日で通り過ぎたので、2回目ともなる今回は否が応にも期待が高まる・・・!!
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※前回
前回の東欧編では半日しかいなかったオーストリア。
オーストリアと言えばなんといっても音楽の都である。ウィーンよ私は帰ってきた!!
オーストリアに入ってしばらくすると、国境付近にやたらバラック??がある。こんなところに??うーんわからない。なんでこんなに家がいっぱいあるんだ?キャンプ場・・・??
ん??
国境??
菅野教官:「それではオーストリアは一瞬でしたが、スイスに入っていきます」
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オーストリアをさわやかに30分で通過した我々は次の国「スイス」へと向かった。
その脇でひっそりとスルーされつつある別の国があった。
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あれ??高速道路の脇に王城のようなものが見えるぞ??
菅野教官:「あれはリヒテンシュタイン公国です。スイスに隣接している小国です。」
ほう、なんか聞いたことあるような・・・・・・。
菅野教官:「人口も3万人程度です。あのあたりがリヒテンシュタインの首都になります。」
あのあたりが首都とは・・・・・・。
あれはリヒテンシュタイン村では・・・?
3分後。
菅野教官:「はい、通り過ぎました。」
短けッス!!!
いつの間にかバスはスイスらしいところを通過している。
見るからにアルプスの少女なにがし、といった風景である。
このようなところでハイジにペーター、ユキちゃん、トムソン、バルガス隊長は生まれ育ったのであろう。
もう嘘のような風景である。これがCGではなくてなんなのだろう?(現実)
おまけに、「押すなよコント」したら2度と浮かびあがっては来なそうな絶壁にまで、家を建ててしまうのがスイス人である。崖の上がカッコいいから建てたのではない。スイスはほとんどが山なのであんなところに建てるしかなかったのである。(たぶん)
そんなこんなで休憩ポイントに到着すると、この景色である。たかが運ちゃんの気まぐれで止まったにすぎない休憩ポイントなのにこの有様。このカッコイイ丘は前日から準備してたんですか?
わたし、風邪になる。
もとい、風になる。
かもしれない。いやなれる絶対。飛べる間違いなく。
否応なく高まるテンション。
しかし、既に高まっているところがあった!!
粉ひき機とかに連動していない、素の回転扉をグルグル回す大人が3人!
もうなんか楽しくなってダメになっちゃったようである。
追加で1人!
人を変えてもう1回!
チクショウなんか楽しそうだな、じゃあ俺も!・・・いやでも不審がられたらどうしよう死にたい。
そうこうしている内に、なぞの女子発電活動は成功に終わった。 世にいうキャッキャウフフである。
・・・・・・。
おとなのおっさんはつらい。
(管)はクールに去ったのであった。
その夜はチーズフォンデュならぬ、「ミートフォンデュ」という謎のメシだったのだが、比較的ションボリな感じだったので、みな細々と食っていたが
ワーァ、へんなおっさん来ちゃったーァ
スイスマッスルのパフォーマンス・・・というか俺スゲェパフォーマンスが食事のあいだ続き、一方でメシは全然イケてない、という致命的なカオス空間が我々のあいだに沈殿し始めたころ、スイスマッスルが若い女性ツアー客だけに何かを配りだした。
ちょっと見せてもらったらどうやらポストカードのようである。スイスのきれいな風景をおさめた絵葉書かしら。
おっさんのポストカードだった。
~
私はそのとき、若い関西娘がつぶやいた言葉が、旅のあいだ忘れられなかった。
「おっさん、どんだけ自分好きやねん・・・」と・・・・・・。
デュライ内藤 記
~
気を取り直して夜の街に繰り出す我々。
何はなくとも、とりあえず異文化交流できそうな本屋に向かう。
うぉ・・・とてつもないプレイボーイ的なエロ雑誌の横に、とてつもない勢いのゲイ雑誌が・・・!
エロ雑誌は日本でもそこらへんに転がっているので珍しくはないが、ゲイ雑誌はなかなか表には出てないので、これはたまげた・・・。
それにしても(一見)なんて爽やかな表紙なのだろう・・・。
「森の妖精さん」といっても過言ではないのかもしれない。どこかの爽やかな庭で、爽やかなマッスルが爽やかに昼寝をしているところを隠し撮りしちゃいました的な・・・。
でも、爽やかなバスター砲がハミ出てるんだけどね・・・(ノー`)
なんとなく、お土産エロ雑誌も、お土産ホモ雑誌も(誰にあげるんだ)買う気分にはなれず、この日は特大ケバブを食するにとどめた。
ケバブだけは安心できる味がした。
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翌日。
今日は登山列車を乗り継いで、ヨーロッパの最も高いところにある駅「ユングフラウヨッホ」まで行くことに!
日本で一番高いところにある駅は、立山の「室堂駅」の2,450mが最高らしい。だがスイスは格が違った。
3,454mだった。
それほぼ「富士山9合目」じゃないすか。
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菅野教官からミッション前の訓示があったが、富士山9合目相当の高山ということで
途端に鬼の表情になり
「戦場では走ったやつからまず死ぬ」「余計なことをすると死ぬ」「お調子者も死ぬ」という説明。
つまり我々のことである。
「冗談だと思って聞いている奴も死ぬ」
・・・・・・教官はエスパーでありますか!!
すると、次の訓示
「氷河をくりぬいた洞窟とかいくけど気温は氷点下で滑るから注意しろ」
を聞いて、顔色が変わった人が2名。
この格好で来た、先の回転扉の姉さんである。
後日聞いたところによると、スイスは通過点くらいにしか思っていなかったらしく、この後のパリでショッピング☆がメインだったようである。
いそいそと装備を変え始めた我々はこのような感じに。
※教官の例
対して
※姉さん
本能的に危機を感じた左の姉さんは、ちょっとした休憩時間の隙に、
スイス国旗入りのイケてる・・・フリースを買ってきて防御力をあげていた。
おしゃれ装備台無しである。
背に腹は代えられなかったらしいが、物凄い不本意そうな顔をしていた。
一方右の姉さんはイケてるスイスフリースを頑なに拒絶し、↑の格好で氷点下の山へ挑もうとしていた。
寒さにうち震えるのは確定なのに、それでもオシャレを取る、その心意気や武士である。
様々な人間の思惑を乗せ、登山列車は走り出した。
ユングフラウは果たして僕らに何を見せてくれるのだろうか。
-------------------------------ヨーロッパで最も標高が高い(3,454m)ところにある駅ユングフラウヨッホに向かう我々。
春物装備で向かうOL2人組と、完全装備の我々、先に見えるは霧に包まれた山。車内はカオスに包まれていた。
-------------------------------
列車は途中いくつかの駅を過ぎ、どんどん登っていく。
やれハイジだ低燃費だとワイワイ賑わう車内。しかしそれもつかの間・・・!!
こ・・・これは・・・・・・。
霧がこくてあまり画面が見えない!!
しばらく五里霧中していると
救助犬のセントバーナードがお出迎えする、中間の駅に到着。
それにしても上も下も全く見えないぞ・・・!!これはヤバイぜ・・・!!
鉄道のおっちゃんの笑顔だけはまぶしすぎる。
さらに上へ。この辺りまでくると周りは全て雪である。
山をくりぬいたトンネルの中に駅がある。ここがビューポイントというものの・・・
発泡スチロールっぽい何かが見えるものの、他は全く見えず!!
そんなこんなで、標高3,454mにある駅、ユングフラウヨッホに到着した!!とりあえず外はマイナス4.9度で風速9.2m/s(5月です)であるらしい。死ぬ。
そそそそういえば・・・・・・なんか体が上手く動かない・・・・・・体が重いような気が・・・・・・(空気が薄い)
こここれが高山か・・・・・・ウルガラン山脈で鍛えたこの俺が・・・・・・
一瞬の晴れ間が!!
た、たしかに山頂っぽいものが見える・・・!!よくここまで登ってきたぜ・・・!!
(これ以降、全く晴れることはなかった。)
展望台に出てみたが何も見えない!!どこにいるのかもわからないぜ!!!
下を見ると、何気に怖いところに展望台がある。
展望台から下ってみると氷河をくりぬいた洞窟が!!
わかりやすく氷の宮殿と書いてある。
それっぽい!それっぽいぞ!!でも無茶苦茶滑るぞ!
周りが青いのは氷河だからだそうだ。
にしても、回転扉の姉さんたちはどうしただろう・・・・・・。
※後日、メシ中に「そういえば・・・あそこ行ったんですか?」と聞いたとこを、「行った。」との回答。
「でも、意外とヒールがスパイクの役目してくれたとかは」と聞いたところ「普通に滑った。」との回答を得た。
何かよくわからないものが氷漬けになっていたが、それには触れなかった。
懲りずにせっかくだから俺は外に出てみるぜ!!
ギャアアアアア!!!寒いイイイィイイ!!!!
あまりに寒すぎて、横のおばちゃんはなんか直立不動である。
脳筋:「バカヤロウ!!寒さがなんだ!!あふれ出る俺たちを表現してみろ!!」
ウオオオオオリャアアァァァッ!!!!!!
もう中入っていいっすか!!(氷点下5度)
※イメージ図
そんなこんなでユングフラウヨッホは完全敗北となってしまった。 ちなみに晴れてればこんな感じだったようである。
ちなみにここの駅には日本の郵便ポストが置かれていて、ここから投函すれば「JAPAN」と書かずとも日本に手紙が届くのだとか。
ということで一息。
飲み物メニューの中に「うどん」が入っているのが少々気になるが、 うどんは飲み物ということでイケるらしい。
完全敗北はしたが、それらしい雰囲気(と息苦しさ)は感じることができた。
ところ変わってスイスのローザンヌ駅。
ここからフランスの新幹線TGVに乗ってパリまで直行するのである。(でも4時間かかる)
先頭車両はどことなくベイダー卿のような顔をしている。この湧き上がる、新幹線スゲェカッコイイサイコー早く乗りたい欲を尻目に
現地のアベックは別れを惜しみつつ、チュッチュッチュしているのである。
濃厚すぎて目も当てられない。奴らにとっては新幹線の速さなどどうでもいいのだ。
新幹線・・・速いのに・・・・・・。
中は日本の新幹線よりかなり狭い感じ。どちらかというと飛行機に近い。内装は赤がメインでシックである。
それにしてもこの新幹線、やたら速い。営業速度が320キロ(東海道新幹線は270キロ)ということで日本の新幹線よりもかなり速く感じる。
列車内には、ザックアイランドから抜け出してきたような、あんちゃんが営業する食堂車もある。
全部冷凍だけど、メニューもそこそこあるようだ。
さて、日も暮れたしそろそろ寝るか・・・と思ったら、後ろのお母ちゃんの所から抜け出してきた現地タルタルズに絡まれる。
ホホホ、カワイラシイワ。
タルタルズのお姉ちゃんの方がこっちを、じーっと見てきたので、内藤家秘伝のジャパニーズ眼鏡ずらしの術(下記参照)をしたところ、そこそこ驚いたようだ。
後ろのお母ちゃんの所に戻り、ムッシュがジュテームしてセボンしたとかなんとかお母ちゃんに報告をしていたが、お母さんは「あっそ!」的な反応で、むごい結果となった。
(※耳の後ろのメガネの「つる」の部分だけを手で上下させ、前から見るとひとりでにメガネが上下しているように見える高等技術。対象年齢5歳まで。)
さて今度こそそろそろ寝るか・・・・・と思ったら、アツい鼻息を感じる・・・・・・。
どうやらタルタルズの小さい方がこちらをじーっと見ているようだ・・・・・・。
しかしここで負けてはいけない。もうジャパニーズ眼鏡ずらしの術もやったことだし、とりあえず寝た振りを・・・・・・
アデデデ!
なんということか、タルが寝た振りしていた僕の指をつかみ、曲げてはいけない方向に無理やり曲げようとしている!!
やめてーーーーー!!!!
やめてあげてーーーー!!
たび重なるタルタルズの猛攻に耐え(何故(管)だけを狙うのか)、フランスのリヨン駅にたどり着いた時にはもう真っ暗。
いよいよ最大にして最終目的地のアレも近づいてきた。
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赤ん坊の指逆ひねり攻撃に耐えながら、パリに着いた我々はいよいよ「アレ」を目指す。
何気なくテレビをつけるとフランスの子供たちに人気らしき、謎のアニメをやっていた。
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なんだこれは・・・おっさんが出てきたが・・・。
お?おっさんが、なんか悪者たちから光線をあてられたぞ。
女の子:「ワ-!ハカセえぇぇぇー!!」(想像)
ヒヤアアアァアアアアアアアーッ!!!!
博士もう原型ねぇよ!!
ミュータントタートルズをしのぐミュータントっぷりに驚き、思わずチャンネルを回すと・・・
おや・・・?救助訓練か何かか?おそらくテロか何かの対策だと思うのだが・・・。
ヒヤアァアアァァァァァツーーー!!!
リアルすぎだろ!!
フランスのTVの洗礼を受けた我々は翌日・・・
現地ガイドのおっさんの洗礼も受ける。
「あぁ・・・・あのマロニエの並木道・・・おぉ麗しのシャンゼリゼ・・・パリは・・・とても1日では語れない・・・語りつくせない・・・・・・。この私と2週間いないとわからない・・・!!数々の小説の名舞台がここに・・・!」
「パリは1日ではとても語りつくせない・・・・・・この私と2週間・・・2週間いてもわからない・・・!」
「パリは1日ではとても語りつくせない・・・・・・この私と2週間・・・2週間いてもわからない・・・!」
「パリは1日ではとても語りつくせない・・・・・・この私と2週間・・・2週間いてもわからない・・・!」
「パリは1日で・・・・・・
(※あと10回繰り返す)
「おぉ・・・ここにある馬に乗った威風堂々たる紳士・・・・・・そう・・・乃木将軍・・・・・・・ではない・・・!フォッシュ元帥・・・・・・彼こそが第一次世界大戦で活躍したフランス軍人・・・!!」
「乃木将軍が通じた・・・!もう日本では通じないかと思っていたが・・・・・・まだ通じた・・・!」
*凱旋門は工事中
すげぇ変わったおっさんだ・・・・・・(´ー`)
そうこうしている内に、ルーヴル美術館に到着。
数十万点を超える展示物があるらしいが・・・・・・正直どれほどかはわからない。
ここでスカベンジするとアレが出てくると噂の逆ピラミッドか・・・・・・!
綺麗な形してるぜ・・・見事な展示物だ・・・ってまだ入り口じゃないの??
中のマップはこんな感じ。
アレ?そんなに大したことないんじゃ・・・?おっさんは「とても1日じゃ回れない」って言っていたが・・・
よく見ると・・・
やたら細かいぞこのマップ・・・!!ちょ・・・ちょっと行ってみよう・・・!!
な、なんだここは・・・奥が見通せないぞ・・・!!しかも・・・
4階ある展示室のたったここの部分だけだというのかアアァァッーー!?
残り時間 90分
(管):「おい!!脳筋!!」
脳筋:「な、なんだ・・・?」
(管):「俺はハンムラビ法典を見る・・・ハンムラビ法典だけは見るぞ・・・!!」
脳筋:「それはいいが・・・なぜだ?」
(管):「・・・目には目を・・・歯には歯をだからだッッ!!」
脳筋:「そうか!それならばしかたない!!」
かくして、よくわからぬテンションのまま突き進む我々!急げ時間がない!!!
まずはミロのヴィーナス!!こんなオープンスペースに置かれて大丈夫なのかこの人!!!
次!!
兜・・・!!かっこいい・・・!!ファイナルファンタジー臭がするぜ・・・!!
次!!
ん・・なんだここは・・・
サモトラケのニケ・・・・・・神々しすぎる・・・・・・しかもカッコイイところに置かれやがって・・・!!
次!!!
なんだここは!!すさまじい人だ!!!遠くに小さく見えるのは・・・?
モナ・・・リザ・・・だが鉄壁が敷かれている上に、人が多すぎる!!あと意外と小さい!次!!
有名だけど名前を忘れたシリーズ!!!なまめかしい!!!
次!!!
ナポレオンの戴冠式!!!デカい!!!家に入らない!!!次!!
私のために争うのはやめて!!!次!!
やったぜ俺たち!!!!次!!
こ・・・これは・・・ッ!!
(管):「(ひそひそ)これは・・・つまりあれかい・・・?」
脳筋:「(ひそひそ)これはキューピッドだが・・・まぁ『やり逃げ』だなぁ('-')」
(管):「(ひそひそ)やり逃げだろうなぁ・・・・・・。」
おい名画にそんなこと言っていいのか。
だが前にいた日本人の女の子たちが衝撃発言。
女の子1:「ねぇ・・・これってさぁ・・・・・・(笑)」
女の子2:「・・・やり逃げだよね・・・(笑)」
女の子3:「どう見てもコレやり逃げだよね!!(笑)」
やめてあげてぇええぇぇっッーーーッ!!
ふと外を見てみるとすさまじい行列。こうしちゃいられねぇ!!時間がない!!(今日は日曜日なので普段より人が多いようだ)
残り30分
「ハハハ見ろよ兄者!あれは俺が作ったんだぜ!」 「ハハハやるな、さすが弟者!!」」
「あら、こちらも負けずにお姉さまのおちくびをつまんで差し上げるわ」 「ホホホ妹ときたら」
「ハハハハ!まったくこのお茶目さんたちめ!」
「そんなことより、あっちのルーベンスホールに行ってみようよ」 「そうしましょ!」
名画の楽しみ方を間違っているような気がする・・・・・・!
残り15分
ハンムラビ法典に向けて全速前進!!
お・・・おま・・・この絨毯、王様にあげるものとかじゃないのか・・・。
なんかお茶目な人たちがいるな・・・・・・。
ハンムラビ法典はいずこ・・・!!!アッ!!あれか!!
こ、これか・・・!!教科書で見たモノホンがここに!!
表から裏までビッシリと文字が刻まれている・・・!なんという美しいモノリス・・・!!力への意志を感じる・・・!!ハンムラビ法典かく語りき!!(?)
残り3分
だめだーーとても全部回り切れぬ!!
「お帰りはこちらですヨ」
ルーブル美術館・・・!!10分の1もまともに見れなかった!!
というわけで昼食はエスカルゴ。一見アレだが、中身はとても美味い。
昼食後は「かの地」に向けて高速道路をひた走る。ここからが長い。 なにせパリ中心部から360km離れているのだ。東京-名古屋より遠い。
道中のサービスエリアでは美味そうなパンとタルトがズラリ。
ガチャガチャ?には微妙な感じの聖闘士の姿も。
バスで走ること4時間。
そ・・・そろそろ何か見えてもいいはずでは・・・・・・
こ、これは!!「かの地」の標識!!ということは・・・
遠くに見えるあのトンガリがアレなのか!?
い、いよいよその時が・・・・・・この旅の最大の目的・・・・・・・
視界が開けて、広大な草地に羊の姿が・・・・・・ここが・・・ここが・・・
■モン・サンミシェル
フランス西海岸、サン・マロ湾上に浮かぶ小島に築かれた修道院である。カトリックの巡礼地のひとつであり
「西洋の驚異」と称され、1979年「モンサンミシェルとその湾」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録され、
1994年10月にはラムサール条約登録地となった。
さっそく潜入・・・!というわけにはいかず、とりあえずホテルへ。
今日はモン・サンミシェル周辺に前泊して、明日朝からゆっくり回るというステキ行程なのだ。(よくある日帰りツアーだと、時間が短い上に、昼からなので混雑してしまう。)
モン・ミシェルまで2kmの地点に本日は泊まる。
※このあたり。目と鼻の先。
とりあえずホテルに荷物を置こうとしたら・・・
なんだこの不吉な壁紙は・・・モン・サンミシェルが沈んでるぞ・・・・・・
それはともかく、もう待ちきれねぇぜ!!!
ホテルを飛び出た我々は、あのお姿を拝見するために北へと向かった・・・!このあたりはホテルが数件ある他は土産物屋とレストランくらいしかない。小さな町である。
あの先に・・・!!
これはすごい・・・・・・江の島とかそういうレベルではないぜ・・・・・・。 数々のファンタジーな作品が、ここをモデルにしたというのは本当かもしれない・・・・・・。
どこから撮っても壁紙になる風景だぜ・・・。
モン・サンミシェルは昔は今のように陸続きではなく、満潮になると島だけが取り残された。
現在は砂が堆積してしまったために徐々に陸地化が進んでいるらしい。昔の風景を取り戻すために、島への道路を取り壊して(?)新しい橋をかけるのだとか。
その日の夕飯はいつになくテンションが上がってしまい、普段は女性陣の中で体育座りな(管)が、やけに陽気になり、隣の女の子と「北斗無双」の話で盛り上がるという始末。
なぜこんなところにまで来て「北斗無双」だったのかは謎である。
そして夜・・・・・・。
ちょっと散歩でもしましょうか、という添乗員こと菅野教官が珍しく提案を。テンションが上がりきっている我々ツアー客ほぼ全員を連れて、夜の散歩が始まった。
空はまだ明るいのに、周りは夜の雰囲気だ。なんとも不思議な感覚。
時刻はもう20時半を回っているというのに。
ものすごい風が吹いていて、かなり寒いが先に先に進んでいく。
すると・・・
モン・サンミシェルに電灯がともり始めた!!ウボァーなんちゅうファンタジックな風景だ!!信じられない!!全員のテンションが最高潮に達した!!
(と同時に、潮が満ちてきた・・・・・・)
普段はニコリともしない菅野教官もやけにテンションが高く、 「も・・もうちょっと先まで行ってみしょうか・・・!」と言う。
我々も自然に前に前に・・・。
ついに目の前まで!!夜の9時だというのにかなり人が集まっている。 モン・サンミシェルの島内にもホテルがあるので、そこの人たちだろうか。ちょっとうらやましい。
・・・気づいたら我々はいつの間にか2キロちょい歩いたらしく、ついに島内に・・・!!
入口に少々イキなジャパニーズが書いてあるが、この際見なかったことにする。
島内にはホテルの他にレストランや土産物屋などがあるらしいが、夜なのでもちろん閉まっている。
高台から上を見上げると、島の最上層にある修道院が見える。 この雰囲気たまらん!!
菅野教官も「島まで行く気はなかったんですが・・・来ちゃいました・・・!!」というツンデレっぷり。おそるべしモンサン。モンサンは人を狂わせる。
夜の街も散策したいが・・・・・・
残念ながら時間切れ!時既に9時半!明日に備え撤収・・・!!
なにせ我々は・・・
*対岸が遠い・・・
帰りも2キロ歩かないといけないのだ・・・。
このすさまじい風と寒さの中を・・・(体感気温1ケタ)
まさかこの後、明かり一つない真っ暗で足場の悪い道を、転びながら1時間かけて戻った挙句、ホテルのシャワーから一切お湯が出ないという悲劇があるとは思いもしなかった・・・!
-----------------
(翌日・・・)
朝のモン・サンミシェル。1時間かけて歩いた道も、バスで行くと数分。
こ、ここが入口か・・・!サンドリアとかデモンズソウルを思い出すぜ・・・!
入り口そばにはパン屋がある。日本人も多く来るらしく日本語メニューが。
デカくてうまそうなパンがゴロリ。でもちょっと高い。
とても小さい島ながら、中世の雰囲気は山盛り。ファンタジー好きならハァハァすること間違いなし。
メインストリート。狭いところにいろいろな店が詰まっている。
看板も雰囲気が出ている・・・!
島はこんな形をしていて、今いる南側にホテルやレストランが集中していて、北は修道院や庭園である。おそらく江の島よりもかなり狭いが、路地が多くあって覗くのが楽しい。
メインストリートの中ほどにある「モン・サンミシェル教区教会」に運良く入ることができた。
11世紀頃に建設され、19世紀末に頂上の大修道院が廃院になると、この教会が巡礼者を受け入れた。
ゆるやかな坂を登っていくと、ついに大修道院の姿がお目見え。否応なくテンションが高まる。
何かが漏れてもおかしくはない。
いよいよあの中へ・・・!!
モン・サンミシェル大修道院への道。この先にいったい何が待ち構えているのか。
上層教会への長い階段を登る。教会だけどももうこのあたりはデモンズソウルそのものである。
この上の渡り廊下とかもうファンタジーがあふれて失禁しそうな勢いである。
やっとの思いで登り切ると・・・・・・
下は既にこんなである。
さらに進むとテラスに出た。
少し見にくいが、岩に数字が刻まれている。これは、修道院の建設に関わった労働者に背番号が振られており、 運んできた岩の数字を見て、歩合制で給料が支払われていたそうである。
周りは見渡す限りの海・・・・・・今は干潮のようだ。遠くの方に島も見える。
そして大修道院の中へ・・・・・・
中はここが島の頂上であることを忘れてしまいそうな、立派な教会・・・。不安定な土地にあったためか、幾度となく崩落、再建を繰り返し、今の姿になったのだとか。
FF13のラストダンジョンで出てきた修道院のような・・・(やった?)、荘厳さがある。周りの人も雰囲気に圧倒されたのか、感嘆の声を上げるのみで、ほとんど喋らない。
その先にはなんと中庭が!こんな崖の上に中庭があるとは想像もしてなかった。まさに空中庭園である。
この回廊を、修道士たちが瞑想しながら巡回したという。 我々も困ったときにその辺をウロウロ周回したりするが、それの神聖版といったところか。(違う)
中庭を抜けると、修道士の食堂があった。静かな部屋の隅で、老人が新聞を読んでいた。
階段を下って先に進むと、客間があった。教会に多大な寄付をした貴族階級を迎え入れたらしい。
冬場はさぞかし寒かろうが、この巨大な暖炉で部屋を暖めていたようだ。
さらに下っていくと
このような巨大な柱が林立する部屋に出た。この巨大な柱たちが上層の基盤を支えているらしい。
この静穏な雰囲気は、朝しか体験できないのかもしれない。
狭い路地を抜け、さらに下層へ。
尖塔に置かれているミカエル像のレプリカが置かれていた。 しかしこの像、剣を持つ手と鞘が同じところにあるという、何とも不思議な像。
修道院の外はこんな感じ。ファンタジック魂をくすぐる苔蒸しぐあいである。
今日からここに住みたくなるような風景である。
これは物資を運ぶための人力エレベータ跡。上の部屋で奴隷が、モルモットが回すような回転機を回し使ったもの。
さぁここからちょっと脇道に入っていこう。小さなホテルやレストラン、雑貨屋が軒を連ねている。
修道院からかなり下ってきたようだ。階段が多いのでなかなかキツい・・・。
外周に沿って歩いてみよう。
外周には所々に塔がある。
塔の下をのぞく。ここから落ちたら1機どころでは済まないだろう。
島は広いわけではないが、建物が密集していて迷路のよう。
メインストリートまで戻ってきた。そろそろ昼なので、観光客の姿も多くなってきた。やはり朝一は人が少なくて良いのだろう。
パン屋のパンのでかさに驚く。ハラ減ったなぁ・・・・・・。
そしてここでも恐るべき日本文化を発見!!
こ、これがウワサの「一番いい刀」か・・・!!
「大名」って彫ってあるし・・・!
まぁモンサンミシェルとは何ら関係がないけども・・・!
おそらく江戸時代でも、スーツの裏地に名前を入れるがごとく
刀の鞘にネームを入れるサービスとかあったに違いない。そうに違いない。(ex. 徳川)
謎の武器屋を逃げ出し、島の入り口まで向かうと、地元の小学生?がワーッと中に入ってきた。彼らにとっては我々で言うところの小田原城見学とか、そういったノリなのであろう。うらやましすぎる。
そしてモンサンミシェル名物「オムレツ」を食すことに!
この「オムレツ」は、長い巡礼の旅で疲弊した巡礼者をもてなすために、取り急ぎ出せるものを・・・として提供したものらしい。
一見うまそうにみえないが、やはり、うまくない。どちらかといえば空気である。
こんなものを出されている間に巡礼者は死んでしまうのではないだろうか。 むしろ暖かいスープとかのほうが嬉しいんだけど・・・!と思ったかどうかはわからないが 贅沢はいえぬのだろう。僕は巡礼はしたくない。
さらばモンサンミシェル!!キミとキミのオムレツのことは忘れない・・・!!
パリにもどった我々は、ハラを満たすため街に繰り出した。
立ち寄ったスーパーでは怪しげな味噌汁を売っていた。なんかTolyoとか謎のセレクション漢字が載っている。(低、道、六???) おまけに2ユーロ(230円)とやたら高い。
その横では鳥が一匹丸ごと3ユーロくらい(400円程度)で売られていた。釣り合ってないだろ・・・。
ハラが減ってきた・・・・・・。
う~~、ご飯、ご飯!
そんなこんなで僕らは近くにあったケバブ屋まで来ちゃったのだ。
本当にいいのかい?俺は空腹だったらフランス名物でなくとも構わず食っちまう男なんだぜ。
*9ユーロ(1,000円)
す、すごく・・・・・・
*下はライスが敷かれていた。
多いです・・・・・・。
*食い切れなかった。
腹を満たすどころか、激しく胃もたれした・・・。
旅終盤の疲れ切った体に、著しいダメージを与えられた我々は、パリの夕焼け(20時頃)を朦朧とした意識で見ながら、フラフラとホテルに帰った。
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モン・サンミシェルのファンタジーにあてられた我々は、実質最終日の翌日、さらなるファンタジーを求めてフランス パリをうろついていた。
-------------------------------
パリの地下鉄は東京並みに入り組んでいる。
おまけに1駅1駅の間隔が非常に短い(隣駅まで1分くらい)ので、油断するとすぐ乗り過ごしてしまいそうだ。
乗った駅の広告にフランス版「ベヨネッタ」の広告がデカデカと貼られていた。
話はちょっと変わって、現地でいくつかゲーム雑誌を買ってきた。 ちなみにこれはドイツの雑誌だが、スイスの売店で売っていた。
中身は(当たり前だが)ほとんど洋ゲーの話。その中で「Yakuza3」というゲームが・・・・・・。「龍が如く」シリーズの海外版は「Yakuza」シリーズとして売っているようだ。非常にわかりやすい。
その記事の中で日本語が書かれている部分があった。よーく見てみるとドイツ語の記事の中でローマ字を使って日本語が書かれている。現地人は日本語わからないはずだがあえて書いたのだろうか。
内容は
「どうしたん です か セガ? ヤクザ3 の ローカライズ の ため 一年 が たりない の?たぶん 「Planet 51」と いう 失敗作 を ちくじょう した ほう が いい です ね…」
というなんとも辛口コメントがローマ字で書かれていた。どうも日本でヒットした「龍が如く3」の欧州版のリリースがかなり遅れたらしく、そのことを批判しているらしい。
その一方で最新作の「Yakuza4」が大々的に取り上げられており、評価もまずまず。ドイツ語なのでよくわからないが「キリンビールと日本っぽさ満点!」のようなことが 書かれている。ビールに触れるところあたりはさすがドイツ。
しかし下の、パンツいっちょの裸のオッサンが日本ぽさだと思われたりすると、少々涙がこぼれる。
一方こちらはフランスのPS3オフィシャルマガジン。
値段は9ユーロで日本円で1,000円ちょっと。
冊子に加えてPS3ゲームの体験版が15本前後ブルーレイディスクで付属している。
(Playstationネットワークと配布しているものと同じもの?かもしれないが、日本版にはないものが多い。ちなみにPSNで海外住所のアカウントを作成すると、海外のゲームの体験版もプレイできるようになる。タイトル数的には海外版PSNの方が充実している。)
ディシディアやFF13の広告なども載っていた。
話は戻ってパリ散策。
ノートルダム大聖堂の前まで来た。
確実にあとから「う」を足したと思われる案内を横目に中に入ると・・・
oh・・・これは立派な聖堂・・・。
巨大なステンドグラスが目をひく。
絵を描きに来ている人も多かった。こちらのお嬢さん2人はなかなか上手いなぁ。
こちらの青年も写生を・・・と思ったら
なんか全然関係ない俺イラストを描いているッ!?
きっと「僕の考えた三闘神」のイラストかなんかなんだろう。 パリにも中二病患者がいて安心した。
ここで時間をつぶすのもよいが・・・
何はなくともまずメシだぜ!!
美熟女をチラ見しつつ、まずはフランス的な昼メシにありつきたい。
オニオンスープと・・・あれ6ユーロ・・・高くね・・・?まぁいいか・・・あとなんかよくわからんけどパン的な何かを頼めばいいじゃないか? きっとそうだろう。昨日ケバブを食ってしまったがために、何が名物なのかわからぬ。
そうして来たオニオンスープは、弊社イメージ図よりもはるかにデカイ代物だった。たっぷりタマネギにチーズがのったパン2切れ。昨日のケバブ屋のせいで胃もたれ衰弱中なのに、思いきったことをやっちまった。
さらに来たパン的な何かは、丸の内OLのランチ2食分を凌駕せんばかりの勢いのデカさ。フハハ脳筋よ、美味そうだが(胃もたれなのに)失敗したな!
すいません、僕もです。
美味かったですが久々に死ぬかと思いました。
次の目的地は・・・・・・
アレか?凱旋門か?エッフェル塔か??
脳筋:「実は両方とも行ったことがあるのだ。」
なんだとこの、おハイソ野郎!フランスかぶれ!!パリ野郎!! 悔しいから行ったことなさそうなところに行ってやる!!
そんなわけで、とある駅に降り立つ。中央の一軒家?が次の目的地である。
中に入るといきなり地下へ続く長い階段・・・・・・街中にこんなところが・・・
その先は暗い通路・・・・・・ここにはいったい何が・・・?
カタコンブ・・・
地下墓地のこと。パリの墓地改修に伴い、処理に困った無縁仏の遺骨をここに運んだ。遺骨の数は600万体分にもなるという。
※イメージ図
いやいやまさかこれはジョークでしょう・・・。
先へと進む・・・。
ここは昔、採石場だったらしく、通行禁止になっている横穴がちらほら。地下墓地といい、雰囲気はベイグラントストーリーそのものである。ただし箱は動かさなくてもよし。
10分くらい歩いただろうか・・・。いつアレが出てくるか内心恐れながら進んでいくと「入口」のような場所が現れた・・・。
※なかなかショッキングなので小さくしてあります
な、なんかそれっぽい写真が飾ってある・・・。
こ、この先か・・・・・・やっぱやめようかな・・・。
いや!リスクブレイカーとしては行かなければ!レアモンデに行かなくては!!(?)
(;゜д゜)・・・。
地下墓地というか
天井と床以外すべて「人骨」である。(モザイク無し)
しかも、あいつらの感覚はちょっと変わっていて
「人骨で柱を作ってみた。」
「頭蓋骨でハートを作ってみた。」
などと、ニコニコ動画も真っ青なエンターテイメントぶりで、 我々としては、こんなときどんな顔すればいいのかわからない有様。
仕方がないので記念撮影してみた。
すると、遠くから笑い声が・・・ヒィ!!出た!!
・・・と思ったら、警備員のおっさんたちが、こんなところで雑談して爆笑してたのだった。無論、周りに映っているのは「誰かのどこかしらの骨」である。
あ・・・いいんだもう・・・・・・。
「どうせいつかみんなあぁなるんだしな・・・まぁいいんだよなうん・・・。」
と、いろいろな人のための言い訳をつぶやき、我々は魔都レアモンデことカタコンベを後にした・・・。
ところが出口でおっさんに止められる。
「荷物検査・・・?」
なんでこんなところで?入り口ではやらなかったのに出口で???
「はて・・・?」という顔でおっさんを見ると、おっさんは後ろの棚をクイッとチラ見した。
ヒィイイ!!こんなところに頭蓋骨!!しかも2つ!!
どうやら観光客が頭蓋骨を地下墓地からテイクアウトしてしまうようだ。バチ当たりを通り越して、アンタどこに飾るんだそれを、と思いたくなるがいっぱいあるし、1本くらい持って帰ってもバレないか!的な思考なのだろうか。
あぁなんというカオス。みなさまもインテリアにされないよう気を付けてください。
こんな街中に、全長1.7キロもの地下墓地があるとは・・・。 見るだけで1時間弱はかかった。
そんなこんなでフランス的なものが恋しくなったので、近くで見つけたチーズ屋へ。
安価なチーズを見つけ、さぁレジへ・・・と思ったが
(管):「ところでチーズはどれくらい保つのだ?」
脳筋:「そこそこ頑張れるんじゃね?」
チーズ屋に行ったがチーズに詳しくなかった・・・。
こんなときは店の人に聞くしかねぇ!!
しかしフランス語どころか、英語もままならんしなぁ・・・。
(※マイケルのゴブ紀行をやっているのにもかかわらず)
しかも店のオヤジと姉ちゃんは英語が通じないようである・・・困った・・・。
脳筋:「内藤。私に任せろ。」
なんだって!!さすが前衛!!頑張ってくれ!!
おもむろにペンと紙を取りだした脳筋。
こ、こいつぁ・・・!?
恐る恐る店の姉ちゃんに提示したところ、腹を抱えて大爆笑。
おまけに、店の中からオヤジを呼び出して、オヤジも大爆笑。
※リアル内藤 in the sky 韓国編
さすが脳筋先生だぜ!ワールドワイドで通じるランゲージをお持ちで!!
でもなにこの敗北感。
店の姉ちゃんは、チーズをビニールでラッピングしてくれた。おそらく「飛行機で匂いが拡散するのでなんとかしてほしい」という意味でとったのだろう。微妙に違う・・・微妙に違うが、我々に次の絵を描く気力は残されていなかった。
傷ついた何かが、地下鉄楽団の音色で癒されてゆく。
何か面白いものを・・・と思い、百貨店「ギャラリーラファイエット」に行く。ここなら何かありそうだ。
モード系の最先端に追従しているレジェンダリーナイトでも
※ニューヨーク - 東京 ??
このセンスや
このエビ柄のサムシングには追いつけなかった。
そんな中でイケてるポストカードを発掘。
「イャッターァ!!おっぱお!おっぱおだぜー!!イエッフゥ!!」
「残念でした!!イースターエッグでした!!」
フランスとの距離は意外と近いと思った。
さらに本屋で「弁当」の本を見つけた。最近、ジャバニーズ弁当が「bento」として海外で注目されているのだとか。(その表れか、FF11のユーザ投稿系のコンテストなどでも弁当を使った作品を目にしたことがある人も多いだろう。
「弁当 秋」
おおー見たところ美味そうな感じである。右下の緑色の何かがよくわからないが。
「親子丼 弁当」
アップルパイが同居しているところが新しい。
「焼鳥弁当」
その発想はなかった!
「かわいい!」
「タコさんウインナー」が入ってくるあたり、よくわかっているじゃないか。
さすがに疲れたので今日は百貨店で買ってきたメシを頂くことにする。
地下にあったオサレな食品街で巨大なチマキと生春巻を調達。
では・・・
ぬお!!!このチマキは・・・!!!
不味い!とても不味い・・・!そもそも、もち米ですらない!
謎のパサパサした米?を固めた奇怪な代物が、チマキだというのだ・・・!フランス人は可哀そうだ!生春巻も結論が宙に浮いた会議のような味で、複雑な気分になる!!
で、では食後のデザート・・・・・・ヤギの乳のヨーグルトを・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
食後のスナック・・・・・・・・・ヤギチーズ味のスナックを・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
※イチゴ最強
やっぱイチゴだよな!特に甘くもないけどな!!
ちなみにお土産として買った日清がフランスで出している「カップヌードル」「テリヤキ」と「ハマヤキ」と「スキヤキ」も
なかなか微妙な味をしていた。
※シャルルドゴール空港
メシは挑戦しすぎない方がいい・・・・・・。この旅で学んだ1つの教訓であった。
8日で3カ国。さすがに経由地の香港まで来たとき、皆の顔は死ぬ一歩手前の疲労に満ちた顔であった。添乗員こと菅野教官の最後のあいさつのあと、誰からともなく拍手が。このハードな旅行という名の強化合宿を共にした仲間たちからの熱いメッセージである。
関西空港に降り立ったとき、みなある意味で晴れやかな顔をしていた。僕ら以外は関西の人なのでここでお別れ。
特に新婚旅行で半ば無理やり、お調子者の旦那に引きずられて参加していた嫁さんは今まで見たことのないような輝く笑顔をしていた。
嫁さん:「終わってみれば・・・楽しかったです!」
あぁ良かった・・・けど今にも死にそうな顔してまっせ・・・!!
(管)・脳筋:「では我々も帰ります・・・!」
東京に・・・!電車で!!
嫁さん:「そ・・・そういえばそうですよね・・・(;゜д゜)」
シャルルドゴール空港 - 香港国際空港 (11時間)
香港国際空港 - 関西国際空港 (4時間)
関西国際空港駅 - 新大阪駅 (1時間)
新大阪駅 - 東京駅 (3時間)
= 移動時間 19時間超
帰りの新幹線の様子。
(おわり)
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おまけ
ゴールデンウィークとだだ被りだったため、選択肢も少なく、費用も通常時より
10万円高いというシビアな価格帯でした。
いろいろ見られたのは良かったのですが、体にきついです(ノ∀`)
時期:2010年4月
費用とか:7泊9日 35万円程度(シーズン:ゴールデンウィーク)
気候:10~15度程度。冬から春になる途中でした。