新米ゴブリンのヴァナ・ディール紀行 NO.3
[日本語原文]よう。また会ったな。ファブリニクス(Fablinix)だ。 こないだ会ったでっかい木のオバケは、トレント(Treant)っていうおじいさんだ。 トレント「まず、ジュノに行くことじゃ。そこに行けば、この世界に詳しいいろんな連中がおる」
[English原文]Oh, you still there? It's me, Fablinix. You remember that huge tree we met last time, right? He says his name is Treant, and that by the count of his rings, he'll be two hundred and seven next spring. Anyway, he must be pretty lonely because we just can't get the old guy to go home. For a guy with a mouth that big, Mr. Treant sure doesn't talk much. But, he did stop to tell us that if we wanted to learn more about Vana'diel we should travel to "the place where all roads lead." I thought he was talking about the local MaatDonalds, but Thickshell told me he meant Jeuno.
[意訳]おぅお前まだいたのか?オレだよFablinixだよ。オレらが最後にデカイ木に会ったのは覚えてるよな? やつが言うに、名前はTrent:トレントだそうだ。年輪を数えたら来年の春で207歳になるみたいだ。 とにかく、ぜんぜん帰らないところをみると、爺さん孤独なんだろうな。 デカイ口をもってるがあまり喋らない。 トレント爺が言うに
トレント:「もし君らがヴァナディールの姿をもっと知りたいのだったら すべての道が通じるところ(ジュノ)へ行きなさい」
オレは近所のMaatDonalds(マートドナルド → マ〇ドナルド!?)の事を言ってるのかと思ったが カニによると、それはジュノのことを言ってるらしい。
(注 :the place where all roads lead...:「すべての道が通じるところ」 だそうです)
(注 :we just can't ~:家に帰らせる事が出来ない→家に帰ってくれない→帰らない)
[日本語原文]ジュノってなんだ? シックシェル「ねえ、そこはここから遠いの?ねえファブ、案内してもらおうよ」 トレント「構わんよ。ここから歩いて行ける距離じゃ。」
[English原文]"What's a Jeuno?" I asked him. Thickshell: "Beats me, Fabmeister." What an idiot... So I asked Mr. Treant if he could show us the way. Mr. Treant: "No problemo, senor Fabmeister." Somebody remind me to smack Thickshell upside his thick shell for giving me that nickname.
[意訳]ゴブ :「ジュノって何だ?」
カニ君:「わからんすねえ、ファブの旦那」
バカか・・・ そーゆうわけで、オレらはトレント爺に案内してくれないか聞いてみた。トレント:「なーんも心配はいらんよ。セニョール・ファブの旦那」
こんなあだ名をつけやがったシックシェルの甲羅を、後でブン殴ってやるという事を覚えててくれ・・・[日本語原文]おれたちは、トレントに連れられて歩きはじめた。 シックシェルはおどおどしながら一番後ろをついてきてるな。トレントがいるから大丈夫だと思うぞ。
[English原文] So we're off to Jeuno. For some reason our buddy Thickshell has this look on his face like he's put on his crab apron too tight. I don't know what he's so afraid of. It's not like Mr. Treant is going to eat us or anything.
[意訳] そうしてオレらはジュノへ旅立った。 シックシェルといえば「陸ガニのふんどし」をキツく締めすぎたような顔をしていた。 オレには何がそんなに怖いのかわからないな。 トレント爺がオレらを取って食ったりなんかするようには見えないし。
[日本語原文]途中で、バタリアというところに入った。 白い骨のようなものが見えるな。 トレント:「あれはな、わしにもよく分からんのじゃが、世界のいたるところにあるようじゃぞ」
[English原文]Now we're in Batallia Downs. You see that bone-like wall on my right? Mr. Treant says walls like that are found all over Vana'diel. I asked him how he knew all this stuff and he replied, "I just know, senor." Good answer, log-brain.
[意訳]いまオレらはバタリアにいる。骨の壁みたいなのが右側に見えるだろう? トレント爺によると世界中にあるらしい。 オレはなんで知ってるのか聞いた、すると
トレント:「ワシはとにかく知ってるのじゃよ、セニョール」
いー答えだ、この木の頭め。[日本語原文]たくさん歩いて夜になったので、焚き火のそばで 朝まで休むぞ。トレントは燃えるのがこわいからちょっと離れてるな。 なんだか眠くなってきたな・・・・
[English原文]It started getting dark, so I asked Thickshell to go get us some firewood for our camp. Mr. Treant wasn't very happy to have a crab chopping off pieces of his butt, but I don't hear him complaining now that he's in front of the warm fire. Yeah, the nice warm fire... You know, I'm starting to get a little sleepy...
[意訳]暗くなってきたな。オレはシックシェルに、焚き木になるような木を探してきてくれと頼んだ。 トレント爺は、カニのハサミで自分が切り刻まれていくのをとても嫌がったが、 暖かい火を前にして文句はいわなかった。 あーよく燃えてるなぁ・・・ だんだん眠くなってきたぞ・・・
[日本語原文]なんだ?サンドリアに来ちゃったな。
[English原文]Whoa! I know where we are. This is San d'Oria!
[意訳]うわっ!ここ知ってるぞ。 サンドリアだ!
[日本語原文]今度はウィンダスだな。でもなんかおかしいぞ。
[English原文]Hey, and this is Windurst. Something's wrong, though. I have a bad feeling about...
[意訳]こんどはウィンダスか。でも何かおかしい。気味が悪いな・・・
[日本語原文]夢か。なんか、世界が暗くなってて、こわかったな。 シックシェル:「ファブ、夢を見たの?」 トレント:「ほう。その夢、ゴブリンのマックビクス(Muckvix)なら何を意味しとるのか分かるかも知れんぞい。」
[English原文]Oh! It was all just a dream. I probably shouldn't have eaten that last Galkan sausage. But man, that was scary. The world all covered in darkness, the bone-chilling cold, the maniac with the hockey mask... Well, maybe there wasn't any maniac, but there could've been! Thickshell: "One too many Galkan sausages, huh, Fabmeister?" Mr. Treant: "So you've seen a scary dream, eh, senor? You should probably tell this to Muckvix. He might know if it means something, or if you're just going loco."
[意訳]うお!なんだ夢か・・・。やっぱ最後のガルカンソーセージは食うべきじゃなかったな。 でもよ、怖かったな。世界が闇に覆われていて、身も凍るようで、 狂った奴がホッケーマスクを被っていて・・・ うーんそんな狂った奴はいなかった・・・いや、いたかもしれない!(注:自分のこと)
カニ君:「Hahaha、ファブの旦那はガルカンソーセージを食べ過ぎたんじゃないですか?」
トレント:「セニョールは恐ろしい夢を見たんのか?Muckvixに言ったほうがいい。 彼ならそれが何を意味するか分かるかもしれない。もしくはセニョールの頭がイカれてきたのかもしれんのう」
[日本語原文]そのゴブリン、ジュノの下層というところでジャンク屋をやってるらしい。 ジュノに行くんだし、ついでに会ってみるぞ。 また、会おうな。 つづく
[English原文]Mr. Treant tells me that Muckvix is an old Gobbie that runs a shop in Jeuno. Finally, someone normal to talk to! Remind me to lose these two before we get there. Talk to you later! To be continued...whether you like it or not!
[意訳]トレント爺は、Muckvix爺さんはジュノで店を開いていると教えてくれた。 やっと話の分かるやつのお出ましか!着く前に途中でコイツらをまく事、忘れないよう後で言ってくれよな。 そんじゃ、また! つづく・・・・・・あんたが望もうが望まなくてもな!